「白」と「答え」の関係

あらかじめ言っておきますが、

今日は(今日も)支離滅裂日記です。

実は、「考えさせる言葉」っていうのを、

すっと考えていたんですね。

きっかけは、昨日のマユ君のコメント。

「ここに来ると色々と考えさせられることがあるような気がして。」
嬉しい言葉です。

僕の文章うんぬんではなく、

相手に考えさせる文章っていうのは、

結局、「答えがない」文のことだと思うんです。

「きっかけ」とも言うのか・・・。

そりゃ、答えやオチがあっても考えさせられるし、

後からいろんな解釈でもって議論することさえ出来ると思うんですが、

どっちかって言ったら、それってアートの要素がないんですね。

それでは、なんとなく、面白くない。

関係ないけど、

「今日、自転車に乗って海に行きました。」

っていうのと、

「自転車を、自分で漕ぎました。海が見えました。」

っていうのとでは、明らかに後者の文の方が、

何か「考え」させられますよね。

それが何か分からなくても。

その、「なんとなく的あいまいさ」が、いいんですね。

色で言うと、「白」。

空間であれ、キャンバスであれ、

自分で答えを描いて行かないといけない。

もちろん、白のままでもそれが答え。

花を一輪活けても、答え。

思いっきり散らかしても、答え。

例えば、真っ黒の空間に音楽ガンガンかかってたら、

皆何のためらいもなく踊れると思うんですね。

でも、真っ白な空間だったら?

とりあえず、躊躇すると思うんです。

クラブのような真っ黒な空間は、いわば、

「踊りなさい」っていう、答えが与えられてる。

でも、「白い空間」は自分で答え探さなければいけないんです。

相変わらずオチはありませんが、

僕が大好きなアーティストのお宅も、白です。

ラグやカバーは茶色っぽいベージュだけど、

ソファや、キャビネットや、椅子は白。

答えを見つけなさい、坊や。

ってことなんでしょうかねぇ。

困ったものです。

いずれにしても、「答えがない」って、居心地はいいですよね。