季節を感じる

この三連休は季節外れの暑い日が続きました。
今年はエルニーニョ現象が続き、冬も暖冬になるそうですね。

「今冬は暖冬傾向、エルニーニョ現象の影響で9〜2月の気温は平年より高い予想」ウェザーニューズ、2023.09.06

日本はせっかく四季があるのですから、春夏秋冬のメリハリがきっちりしている方が嬉しいのですが、気候変動の影響でしょうか、境があいまいだったり、季節外れの何かがあったり、穫れるはずのものが穫れなかったりというのはなんだか気持ち悪いなと思う今日この頃です。

さて、10月は割と出掛けることが多く、それなりに秋を楽しむことができました。

金沢・近江町市場

金沢駅近くの居酒屋でボタンエビなど

富山・雄山神社

称名滝の紅葉

そして、秋といえば、ひやおろしに新そばですよね。

季節を感じることができるのは、それだけ平和な証拠だなと、昨今の戦争や紛争のニュースを見ていて思います。人間ってなぜ殺し合い、搾取したりするんでしょうね。環境は壊すわ、勝手に増えて地球上の資源を食い荒らすわ、同じ種族で殺し合うわ。地球にとっては一番迷惑な生き物でしょう。

富山の雄山神社で修験道の行者さんたちを見かけた時、人間ってもっと謙虚に生きるべきだと思いました。

いつの時代も人間同士で争いはあったでしょうし、これから先も未来永劫、争い事はなくならないと思いますが、日本人は昔から自然を敬い、自然を崇拝し、自然と調和して生きてきたのでしょう。その文化を大切にしていきたいですし、そうすることで、日本人らしく和の心で生きていくことが少しでも出来れば御の字です。そういう意味では、キリストやイスラムなどの一神教は八百万(やおよろず)の日本人にはどうも合わない。一神教って、それこそ争いしか生まないように出来ていますよね。(あ、それぞれの宗教を否定しているわけではありませんよ)

さて、11月に入りました。
今年も残すところあと2ヶ月。昨年と今年でどう変わったでしょうか。少しは進歩したでしょうか、それとも退化したでしょうか。進歩ありきとは思っていませんが、良い意味で成熟した考えを持ち、その考えをベースに生活をデザインできればとは思っています。

あと二ヶ月、今年の集大成です。

最近の出来事を色々と

前回の更新から10日以上経過してしまいました。
ここ最近とても忙しかったのと、様々なイベントが続いていたこともあり、9月に入ったと思ったらあっという間に中旬に差し掛かっていました。びっくりです。

さて、8/26のブログで、プラットフォーム上のアルゴリズムの裏側には何があるのか、ということを書きましたが、世の中には疑うべきことと、疑うことなき明白な事実というものがあります。前者は虚像であり、後者は実績ということもできるかもしれません。

何かを成し遂げる時、その実績(=結果)の裏には数えきれないほどの努力や日々の改善の積み重ねがあるものです。近況報告がてら、最近の出来事から、「実績」について書いてみたいと思います。

先週の金曜日に、リッツ・カールトン大阪で一般社団法人コアティス代替医療協会の10周年記念チャリティパーティーが開催されました。代表理事の滝川愛梨さんは、食事と独自のメソッドによる「コアティス」で「100歳まで健康に、楽しく、美しく、共に生きよう」をテーマに活動されています。僕は彼女と15年近くの付き合いで、社団法人を立ち上げる前、個人でモデル・パーソナルトレーナーとして活動されていた時から知っているものですから、様々な努力を重ねながら、組織を大きくされてきたことに心から賛辞を送りたいですし、これだけの人を集める愛梨さんの人柄と、温かく、楽しい雰囲気の周年パーティーを開催されたことが自分ごとのように嬉しかったです。

一つひとつの積み重ねが大きな結晶となり、さらにその先の10年を照らしていく。
そんな瞬間を目の当たりにしたような気持ちでした。

人の数だけ、ドラマがある。そのドラマの裏には、生きることに対する想い、抗うことのできない世界の流れの中で、自分と向き合いながら、様々な選択をしつつ、より幸せに、より良い人生を送りたいという想いがあるものです。

そんなドラマに触れることができるイベントを、10/17(火)の19:00 から神戸の王子公園Soweluで開催します。

グローバリズムと資本主義経済の限界、人口減少による時代の閉塞感が充満している世の中ですが、身近なところにたくさんの幸せがあり、多くを持たなくても、地域で共生しながら幸せに生きていくことができるのではないか。脱グローバリゼーション、コミュニタリズム。地域に密着した活動を、須磨、長田、王子公園、それぞれの地域をベースに活動されているクリエイター、保育士兼起業家、コンサルティング会社の経営者の視点から語っていただきます。

神戸に移住されてきた方々がこの街でどのような活動をされているのか。最近よく耳にするDAO、自律分散型社会、ウェルビーイングといったキーワードに少しでも関心がある方は、ぜひお越しいただければと思います。

イベントページ
グローバル人事塾公式
Facebookイベントページ

そして、LoveTableのご紹介。

梅田のハービスエントに野菜が美味しいお店があるよ、と連れていっていただいたLoveTableですが、このお店、いろんな意味でコンセプチュアルで驚きました。「平和 × LOVE TABLE × 農 × 食 =いのちを生かす」をテーマに、和歌山の山奥にある農園で育てた自家栽培の野菜を梅田で提供しておられます。食に対するこだわりはぜひ、WEBサイトからご覧ください。

オーダーした、焼き野菜とオムレツ。美味しそうでしょ。

というわけで、長々と書いてしまいましたが、最後にもう一つだけ嬉しかったことを。

某学校法人の創立100周年記念ゴルフ大会が、千刈カンツリークラブで開催され、なんと準優勝してしまいました。歴史を感じる重厚で大きなコンペで賞をいただけたことが嬉しかったです。

これも積み重ねた結果の一つでしょうか。笑

今年も後半に差し掛かっています。
日々の積み重ねが、大きな実を結ぶと信じて、一日一日を過ごしていきたいと思います。

純喫茶とビストロ

ここ最近のマイブームといえば、純喫茶めぐりです。

Mac Bookを開いて仕事をするにはスタバやタリーズなどのチェーン店が便利ですが、PCから離れて気分転換したい時、本を集中して読みたい時、そして、レトロな雰囲気に浸りたい時は純喫茶が良いですね。以前までは喫茶店といえば全席喫煙のところが多かったので、煙草が気になって敬遠していたのですが、今は分煙または完全禁煙のお店が増えてきたので随分入りやすくなりました。

さて、最近神戸で仕事をすることが増えてきたのですが、神戸といえば「にしむら珈琲」に代表されるように、老舗純喫茶が多い街です。打ち合わせの合間や、会食の前など、意識して街を歩きながら探していると・・・三宮や元町のそこかしこに喫茶店があります。

最近行った喫茶店で良かったのは、コーヒーポット(名ばかり分煙)、喫茶ボントン(1F禁煙、2F喫煙)、そして、モトマチ喫茶(完全禁煙)。
こういう喫茶店のアイスコーヒーって本当に美味しいんですよね。

路地裏にひっそり佇む喫茶店。震災を乗り越えた古いビルや建物に今も残る昭和の香り。カフェチェーンに負けずに何十年も営業を続けていること自体が素晴らしいです。

日本もヨーロッパのように「古きものほど良い」という文化を、神社仏閣や歴史遺産だけでなく、こういう何気ない街の建物やお店にも浸透させるともっと良いのに、と思います。どうせ新しい建物作ったって、人口減るから埋まりませんよ。そこにお金かけても回収できないのはわかっているはずなんですけどね・・・古いものを大切にリノベしながら使って行きましょうよ。なんつって。

神戸の路地裏といえば、バーやビストロも多くあります。

いくつかお気に入りのビストロがあるのですが、先日行った「BISTRO On-y-va ビストロオニバ」は、2020年のオープンという比較的新しいお店にも関わらず、すでに人気店となっていて予約必須でした。

17時半の開店時間に合わせて予約し、明るいうちからワインを堪能。
カルパッチョには白ワイン、名物ビフカツには赤ワイン。

カウンターだけの小さなお店ですが、マスターも笑顔が素敵な方で。
お客さんが描いたであろう店の絵からも、この店が愛されていることがひしひしと伝わってきます。客との距離が近いのはいいですね。

自分も歳を取ってきたのでしょうか。
小さければ小さいほど、疎であれば疎であるほど、静かであれば静かであるほど良いように思えています。

朝の三時間で一日が決まる

人それぞれ、生活リズムというのがありますよね。

僕の場合は夜が弱い代わりに朝が強い、朝型人間です。朝の3時間で一日の仕事のほとんどをこなせてしまうくらい、朝が最も頭が働き、パフォーマンスが上がる時間です。独立して時間や場所に縛られない働き方をしているので、ゴルフやジョギングに行かない日は早朝に頭を使う仕事を終えて、日中は打ち合わせや会議などに時間を割いたり、買い物に行ったり自由に過ごしています。

管理の問題があるとはいえ、朝9時〜18時勤務のような働き方ってやっぱり非効率だよなあと改めて感じています。が、こればっかりはなかなか変えれないでしょうね。社会の仕組みがそれで回っていますものね。

そういえば、以前サンフランシスコでお会いしたヘッドハンターの方は、トライアスロンを趣味(というかほとんど仕事)にしておられて、早朝にスイムとジョギングを一式こなし、その後、10時〜16時まで仕事をし、帰ってバイクを漕ぎ、スイムをしてから食事を撮り、20時には就寝という生活をしているということでした。夜が使えないので、会食とかはすべて断っておられるとのこと。

その話を聞いた当時は、そんな短時間しか働かないでよくやって行けるな〜と感心していたのですが、今の自分も多分そんな感じの生活をしていますので、やってみないと分からないものですね。

話は変わりますが、海外を飛び回っていた前職時代と違い、自宅をベースに仕事をしていると、目線が変わっていくのを実感しています。以前は目線は高く、広く、常に上を向いて、という状態だったのが、今は半径1mを大切にしたいなと思うようになりました。外も良いけれど、庭仕事や料理など日々の暮らしの中での楽しみがたくさんあるし、自分が住んでいる地域やコミュニティを良くして行きたいと思っています。

そんなこんなであっという間に7月も半ばですね。
暑い日が続きますので、どうぞ皆さんお身体には十分お気をつけてお過ごしください。

最後に最近食べたジャンクなものを載せておきます。
あー美味しい!

旬のしごとに精を出す

「旬のしごと」ってありますよね。
日本は四季があるので、春夏秋冬それぞれの産物があり、それらを楽しむために時期特有のしごとがあります。自分もささやかながら、日々暮らしの中で旬のしごとを楽しんでいます。
 
まずは、梅しごと。
5月の終わりに庭の梅の木から収穫した梅を漬けています。
 
瓶はいくらあっても足りないし、場所を取るので、IKEAのフリーザーバックが便利。梅酢が出てきてすでに美味しそう。部屋中に梅の香りが漂っています。梅雨が開けたら干そうと思っています。

次はバラしごと。

食べるものではありませんが、5月まで花を楽しませてくれたモッコウバラの花後の剪定をようやく行いました。仕事が忙しくてなかなか手をつけれていなかったのですが、モッコウバラは、一度花をつけた枝は二度と花を咲かせないので、こうして、大胆に枝をカットしていかなくてはなりません。

生命力が強いバラなので、新しくシュート(新枝)がぴょんぴょん伸びてきて、また新芽をつけてくれます。Youtubeでプロの剪定の仕方を参考にしながら、伸びてきたシュートは紐などで誘導します。

すっきりしました!
来年もたくさん花をつけてくれることに期待です。

最後は味噌。
 
2月に参加した「健康きれい会」で仕込んだ味噌が良い感じに熟成されてきました。開けてみるとカビも生えておらず、美味しそうな味噌だまりが出来ていつでも食べれそうです。

同じ会に参加していた皆さんの中には、もう食べてますという方々も多く、もうしばらく寝かせようかなと思っていたのですが、今ストックしている味噌がなくなったら、これをいただこうと思っています。

梅干しも味噌も、スーパーに行けばいつでも買えますが、こうして手間暇かけて自分で仕込むものって絶対に美味しいですよね。季節ごとの旬のしごとも楽しいですし。

そういえば京都・大原の古民家に住み、四季折々の里山暮らしの素晴らしさを伝えておられたベニシア・スタンリー・スミスさんが亡くなられたということを昨夜ニュースで知りました。ベニシアさんの生活に密着したNHK の「猫のしっぽ、カエルの手」は大好きで良く見ていただけにとても残念です。

自然と調和した生活をすることで、多くのストレスから回避できると思うし、心身ともに健康でいれるのではないのかなと思って、今日からまた、ささやかながら旬のしごとに精を出したいと思います。

ブレイクスルーの方法

仕事柄、複雑かつ難しい課題について相談を受けることが多いです。

多くの場合そこに答えはなく、これだけの予算を投下すればこれだけの効果が得られると予測できるようなマーケティングや広告戦略は別にして、個別の経営課題や人の問題、また、そもそも市場がないところに市場を創出していくようなプロジェクトなどには、こうすれば解決しますよという魔法のテンプレートはありません。先行事例を調査し、データを分析し、ステークホルダーの声を聴き、課題を抽出して、戦略を深耕していく。自分の知識や経験値なんて高々知れているので、常に頭をリセットして考える必要があります。

リセットの方法として僕が日々やっていることは、PCや資料から離れ、ジョギングをしたり、料理をしたり、庭掃除をしたりという単純な作業にシフトすることです。黙々と手を動かしている時にふと絡まっていたスパゲティがほどけて、ブレイクスルーすることってありませんか?僕は袋小路に迷い込んだら、必ず、料理、掃除などを始めちゃうので、ボトルネックにはまればはまるほど、料理の作り置きが増え、庭がきれいになるという副産物が得られています。良いのか悪いのか別にして。笑

もうひとつ、ブレイクスルーの方法として「誰から」「何を」インプットするかもとても大切ですよね。上手に言語化できなかったことが、本の中に書いてあったり、人の話を聞いて「これか!」と気づくこともあります。

昨夜はシニア世代のウェルビーイングを考える企業コンソーシアムの会合と忘年会があり、そこで稀代の経済学者、宇沢弘文先生の長女で医師の占部まりさんをお招きしての社会的共通資本をテーマにしたセッションがありました。たくさんのお話があった中で、自分に特に刺さったのは、「金銭的授受が発生しない関係性が一番良い。大切なことは経済に乗せない」「医療にお金をかけるよりは、人とのつながりに投資していくべき。良好な人間関係を持つ人は寿命が延びる」という点を経済学と医学の観点から分析されたお話でした。

ああ、まさにそういうことだ。自分も「お金にならないことに一生懸命」「利害関係のない人間関係をいかに広げるか」をテーマに生きてきたし、それでたくさんの人間関係やサードプレイスをアセットとして得ることができています。結果として、毎日幸せに暮らすことができている。恐らく、これからもそうしていくでしょう。自分が無意識に良かれと思ってやってきたことが、実際に研究されて結果が報告されているというエビデンスを専門家のお話を通して知ると、納得感が深まり、自分の言葉として話すことができるようになります。

料理掃除もいいですが、こういうセッションでお話をお聴きし、参加者の皆さんとディスカッションすること。本当にこういう機会は貴重です。

昨夜の懇親会の一コマ

旅先での酒場探訪

旅って良いものですねえ。しみじみと。

ふらりと入ったお店で美味しい料理に出会えたり、美しい景色を眺めたり、本当に目と心とお腹を充実させてくれます。作家が旅をしながら自分に合った温泉地などを見つけ、滞在しながら小説を書くというのは、まさに心も体も落ち着かせる環境が創作活動に必要ということなのでしょう。最近はワーケーションという言葉もありますが、仕事も同じかもしれませんね。

今週は久しぶりに飛行機での出張。
眼下の島々の中に、ハート型の島を見つけましたよ。分かりますか?

コロナ以降、仕事のスタイルが変わりました。
空港にいてもホテルにいても、どこでもオンラインミーティング。隙間時間を有効活用できるようになりましたね。空港のラウンジなんて、同じようにオンラインミーティングしている人結構いますもんね。

夜はふらりと入った居酒屋さんが大正解でした。
旬の食材や地元の食材を使ったお料理が美味しいのと、みんな大好き瓶ビールが置いてあり(サッポロ赤星ですよ!)、これもまた良かった。

心身ともに本当に満たされた一週間でした。

来週から12月に入りますね。

仕事は山積、やることいっぱいですが、なんとか乗り越えて、新しい年を迎えたいと思います。がんばるぞ〜!

未来の自分に感謝されるように

この週末、女子ゴルフ金田久美子プロの11年ぶりの優勝と、オリックス・バファローズの26年ぶりの日本一のニュースに大いに刺激を受けました。両者とも長いブランクを経ての栄冠です。特にキンクミのこの言葉、

「つらい時期もあったが、あきらめなければ必ずチャンスは来る」(yahoo news)

そう信じて練習を重ねたと。
言うのは簡単だけど、本当に実行するのって難しいと思うんですよね。特に結果が出ない時は、こんなことやっていて意味があるのだろうか、このまま続けても仕方がないからやめよう、いろんなことが頭をよぎったと思うんです。でも、きっと報われると思って地道に練習や努力を重ねていく。その結果が、仮に長い時間が掛かったとしても優勝という形で実を結ぶ。別にゴルフや野球だけでなく、どんな世界でもなにかを成し遂げるためには、目に見えない努力と、それを日々継続することが求められます。続けることって難しいんですよね。でも継続は力なり、この言葉のとおりなんだと思います。

自分でも、あの時しんどかったけどがんばって良かったなと振り返ることがあります。今の自分から見て過去の自分に感謝できるのは、その時の自分が一生懸命がんばったから。だから今の自分もがんばらなければ、と思うんです。今の努力は未来への貯金。日々漫然と過ごすのではなく、なにかしらの目標を持ち、決めたことを継続して行くことで、将来思ってもみなかった素敵なことが訪れるかもしれません。待ってても成功はやってこない。自分の未来は自分で切り拓くんです。

そう思って、日々しっかり努力の貯金をしたいと思います。

話は変わりますが、今日の一枚は、兵庫県のよみうりカントリークラブのランチです。よみうりカントリーには、関西の老舗洋食レストラン「アラスカ」さんが入っていて、せっかくなのでハンバーグランチをオーダーしました。美味しかった。

金色の食器がいいですね。もちろん、金色の飲み物も。


「あなたの出会いはすべて正しい」って良い言葉ですね

コロナも落ち着き、ひやおろし、秋刀魚など秋の味覚も出始めたからでしょうか。

今週は会食、飲み会が連日連夜続きました。それぞれの場が最高に楽しく、もう飲みすぎなのか、しゃべり過ぎなのか分かりませんが、声も出しにくくなっています。この連休は喉を休めないとですね。それにしても本当に楽しく充実していました。おかげで土日は仕事を片付けるべく、ほぼ家に缶詰でPCに張り付いていましたが。

コンサルタントという仕事柄、人に相談することよりも、人から相談されることの方が圧倒的に多いのですが、心がけているのは「この人に出会って良かった」と思っていただけること。評価は相手が決めることですから「願わくば」という言葉を付け加えたいと思います。最近、本業の企業顧問やコンサルだけでなく、起業家からの事業相談や若手管理職からのキャリア相談も増えてきて、色々なご相談者の方にメンタリングをさせていただいています。ご相談者を紹介いただくエージェントやご紹介者の方から後日、「松田さんに相談して本当に良かったと、おっしゃってましたよ〜」という言葉を聞けるのが最高のご褒美です。飲み会の後に「今日おもしろかったわ!」と言っていただけるのも嬉しいですね。

自分が好きな言葉の一つに「あなたの出会いはすべて正しい」という言葉があります。日々いろんな人との出会いがありますが、それらすべて必要だった、と思えると幸せです。「我以外皆師」ですから、学ぶことばかり。そして、これからの出会いも楽しみになりますよね。

最後に、飲み会で供された銘酒の数々を貼り付けておきます。

都心で買い物ではなく、近所で完結という行動変容について

美容系店舗ビジネスを全国展開する企業のデジタルマーケティングをお手伝いさせていただいているのですが、そこで興味深い話を聞きました。平日仕事帰りのビジネスパーソンの需要を吸収し、予約でいっぱいだった都心の店舗がコロナが落ち着いてからも全く振るわず、逆に郊外の店舗の売上が伸びているようなのです。

単純に分析すると、

①在宅ワーク、リモートワークがコロナ後も一般的になった
②仕事が終わるとどこにも寄らずにすぐに帰宅するという習慣に慣れてしまった(おうち時間の充実)
③わざわざ都心に出向かなくても、近場の駅でたいていのものは充足するようになった

こういう点が挙げられるかもしれません。
特に①に関しては、自分がお手伝いさせていただいている会社のうち、80%が在宅と出社のハイブリッドか、またはフルリモートを採用しています。逆にフル出勤をしている会社は5社あれば1社程度。もちろん、自分の領域がマーケティング、IT、テックが多いので偏りはあるかもしれませんが、それだけ「オフィスに出社」するという人が減っているのは事実ですよね。それ以外にも不景気により可処分所得が上がらないので、財布の紐が固くなっているという要素もあるでしょう。

よく考えると自分の行動もまったくそのとおりで、梅田には週に一度程度しか行きませんし、行ったついでに店に寄るということも少なくなりました。たいていの物は近所の店やネットで揃うので、仕事以外でわざわざ都会に出る必要がなくなったんですよね。その代わり、地元でお金を落とすようになったと思います。

そうなると、都心の好立地だから高い家賃を払っても回収できるだろうという常識はなくなってしまい、むしろ郊外にチャンスがあるといえるかもしれません。家賃の安い郊外の駅前などがチャンスかも。実際のところは分かりませんが、先日の中華料理屋の話といい、最近、人々の行動変容の変化を直に目の当たりにすることが多くなりました。

実店舗とは別ですがSNS離れも深刻なようです。Facebookは中高年の絵日記と称され(自分もその中に入ってますけど笑)、Twitterはフェイクや誹謗中傷合戦に疲れた10代、20代の若者たちが離れていっているという事実も顕著に出ているようです。時代は急速に変化していますので、リアルな情報から自分の考え方も常にアップデートしていかなくてはならないなと実感しています。