酷暑の西宮を離れ、信州の蓼科高原に滞在しています。
少しは涼しいかなと期待していましたが、信州とはいえ、盆地は盆地、高原は高原、といった感じでしょうか。松本や安曇野は盆地ならでは、日中は猛烈な暑さ。でも朝夕の霧ヶ峰や蓼科高原はさすがの涼しさです。
こちらでの楽しみはなんといっても無農薬の新鮮な野菜がいただけることです。
最近、身の回りで亡くなる人、体調を崩す人、発ガンする人が続出していて(極端な言い方に聞こえるかもしれませんが、親戚、取引先を含め本当に「続出」しているのです)、自分自身も50歳を手前にしてここ数年は体調が悪かったこともあり、やはり健康を維持するにはどうすればよいかを考えながら、昨年から食生活の見直しを図っています。
わさびでもニンニクでもショウガでも、チューブタイプの購入はやめ、無農薬のものをすりおろして使っています。人気ですぐに売り切れてしまう大王わさび園の採れたてわさび、朝8時のオープンと同時に入園して購入しました。
認知防止、老化防止に効くブルーベリー。
普段はコストコの冷凍ブルーベリーを食べていますが、蓼科にはブルーベリー農家も多く、地元の農家さんに連絡して、3kg収穫させていただきました。時々つまみ食いしながら、です。
こちらは9時にオープンする蓼科自由農園。
開店前から大勢の人で賑わっています。新鮮で人気のある野菜は早いものがちです。今はトウモロコシの季節です。8本購入しました。その他、夏大根、きゅうり、トマト、にんにく、みょうが、キャベツ・・・あっという間に車のトランクがいっぱいになりました。
最近、自然農をされている方と知り合う機会が多く、いろんなことを教えていただいています。自分も今は無農薬玄米、発酵食品、無添加無着色のものばかり選んで食べています。自宅では、梅干しと発酵ショウガを手作りし、にがり、酢、クエン酸、重曹などを積極的に接種。おかげで見違えるほど元気になりました。
よく考えると、便利さと効率の良さを追求したがゆえの、添加物まみれの食生活がいかに身体を蝕んでいたか、ですよね。寿命は延びたかもしれませんが、健康寿命はどうなのでしょう。認知症の増加や病気などで下の世代が高齢の親の介護を余儀なくされています。
興味深いことに、僕の祖母の世代は介護をした経験がないのです。せいぜい高齢の親の食事の世話くらいで、介護なんてしたことなかったと聞きました。そもそも寿命が短かったというのもあるし、自然死していたからなのでしょうか。今の世代は親の介護が絶対に必要でしょう。なぜなんでしょう。複合的な要素が複雑に絡み合っていますが、じっくり考えてみたいと思います
自分も、母、祖母と看取ってきた経験から、今は良くても、将来、子どもや周りの人に迷惑をかけないよう(かけても最低限で済むよう)、健康に十分意識した生活をしたいと思うし、こういうところに来ると、人間が生きていく場所はこういうところなんだよな〜と実感するのです。古来の日本人の知恵を大切に、現代風にアレンジする。
改たな目標ができたので、10年計画で準備を進めていきたいと思います。