4月28日に、京都府京丹後市の比沼麻奈為神社へ正式参拝させていただきました。
昨秋、六甲比命神社の管理人でありホツマツタヱ研究者である大江先生、株式会社ことだまの荻野さんたちと参拝させていただいた際、次回は久次岳の麓、比沼麻奈為神社が管理する不動明王様の縁日(4月28日)に合わせて参りましょうという話になり、半年ぶりの参拝となりました。

この日は、大江先生の研究では瀬織津姫様が神上がりされた日ではないかということもあり、大変重要な日となっています(4月28日といえば、大好きだった祖母の誕生日、我々夫婦の結婚記念日ということで、個人的にも縁が深い日です)。
比沼麻奈為神社は伊勢神宮外宮の御祭神、豊受大御神をまつる神社で「豊受宮」と称されます。また近くには史跡「月の輪田」もあり、農耕の神、豊受大御神のお膝元ならでは、稲作発祥の地でもあります。
今回の参拝でも「残す、つなぐ」ことについて深く考えさせられました。
地域の方々が比沼麻奈為神社と不動明王を大切に管理されていること、我々のような外部の人間が突然現れても、多少驚きながらも温かく迎えて入れていただき、ジュースやお菓子を振る舞ってくださったこと。農道や山道を丁寧に整え、誰が来ても受け入れる、まさに不動明王の温かさを感じることができました。

「本当に大切なモノ・コトは自然に広がり残る」というのが僕自身の持論ではありますが、そこにはやはり守っておられる方がおられ、毎年のお祭りを大切にされている居住者と、我々のように遠隔からの「通い」による非居住者の協力(今の言葉でいうと「推し活」でしょうか)により、維持発展していくことを改めて再認識しました。
観光地のようにただ人が集まり、お金を落としてくれれば良いというわけではなく、この地の価値や大切さを知り、本当に大切にしたいという人に届けばと願います。
奇しくも、自宅の倉庫の解体作業を行っているところで、古い着物や白黒の写真などがたくさん出てきています。もうこの世にはいない先人たちの姿を見るに、ご先祖たちが必死で繋いできたバトンを大切に受け取り、次に繋いでいくという使命の大切さを再認識するとともに、自分が住む地元も大切にしながら、動ける範囲で仲間たちと一緒に他の地域のお手伝いもできればと思いを新たにしています。
関わらせていただいている服部足祭りや飛脚まらそんに加え、今月の総会で「なにわ名物開発研究会」の幹事にも就任させていただくお話もあり、ますます地域活動や文化・コミュニティ活動に軸足が移って行きそうですが、お前の役割だ、やれ、といわれていると思い、謙虚かつ一生懸命がんばります。
最後に告知です。
第25回「なにわ大賞」の募集がスタートしました。
大阪・なにわの文化に資する魅力を発掘し、地域の発展に寄与する優れた「ヒト」「コト」「モノ」を表彰する賞です。
エントリーお待ちしています!

