インドシナ半島に昇る朝日はあの時、何を教えてくれたのだろう

随分と暖かくなってきましたね。
生暖かい風がそうさせるのか、ふと一年半前にハノイのノイバイ国際空港にいた時の自分を思い出しました。

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ドイモイ政策で急速な経済発展を遂げた社会主義国家の国の玄関。日本の大成建設によって建てられた空港とはいえ立派だった。アメリカからベトナムにかけての長い出張の最後、羽田に飛ぶ前の早朝の空港。大きな窓から朝日が差し込み、明るかった。

知らない土地に一人でキャリーバッグを引いて向かい、現地の取引先と合流して仕事。そして最終日の朝6時。まだ人の少ない空港で膝の上にPCを置いたまま、ぼんやりとインドシナ半島に昇る朝日を眺めていた。

寝起きでぼんやりした頭で、ここはどこなのだろう。僕はなぜここにいるのだろう。もちろん仕事で来ているのだけど、仕事ってなんだろう。この国はどのようにして経済が回っているのだろう。映画「インドシナ」に出てくるカトリーヌ・ドヌーヴのような人は本当にいたのだろうか。

気づくとボーディングの時間。
禅問答のような問いに対して明確な答えが出ないまま飛行機に乗り込みました。
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一年半後の今。

「何かを待つ」という時間がありません。ただひたすらPCに向かい、会議とオンラインミーティングをこなすという隙間のない日々。たまには禅問答も良い。自分で意識して何もしない時間を作る必要がありそうです。

答えのない問いに対して、孤独と、その場の空気と、あてもなく漂う時間が何かの答えを提出してくれるかどうかは分かりませんが、このような時間そのものに、味わいと深みがあるのではないかと思うのです。

今年起こった大きな変化の一つ。「旅ランナー」から「ランナー」へ肩書変更

年末が近づいてきたので、今年一年を振り返ることが多くなってきました。

例年と今年の比較をしてみると、今さらですが世界も自分も本当に大きな変化が起こった年であることが分かります。例年11月から2月にかけては海外出張や移動が多い時期で、空港に住んでいるような状態。その合間に大阪マラソンを走ったり、年末年始を挟んだりしながら、また出張ラッシュが続く、というようなイメージなのですが今年はなんと穏やかなことか!

世の中が大きく変化し飛行機も飛ばなくなってしまったので、僕の肩書も「旅ランナー」から、「ランナー」になってしまいました。

毎年、App in the Air というアプリで、その年のフライト距離を集計するのを楽しみにしているのですが、例年であれば地球2周以上100時間以上乗っていた飛行機が、今年はほぼ0に。海外出張の度に「旅ラン」を楽しんでいたのが、今年2月のサンノゼを最後にパッタリとなくなりました。これって僕の中ではとても大きな変化ですし、愛する空港のラウンジとも疎遠になってしまったことは寂しくもあります。(過去記事で、各国の空港ラウンジのことを書いています)そもそもビュッフェという形式自体、もうほとんどなくなってしまいましたもんね。

たまにノスタルジックな思いに浸るのも良いですが、このような大きな波を乗り越えていろんなことが変わって行くのでしょう。

その変化の中で良かったなと思うことは、価値観がリセットされたこと。
今まで生き辛かった人、これからの時代はきっと生きやすくなりますよ。そのことについては、別の記事で書いてみたいと思います。

それでは、今日も一日がんばりましょう!

梅雨空を切り裂いてひとっ飛び

まだ人が少ない伊丹空港。
手荷物検査場も全く待たずに通過できました。

ANAの搭乗口はすっかりリニューアルされていましたが、久しぶりとはいえ身体はやっぱり導線を覚えているようでスムーズに搭乗口まで。

それにしても久しぶりに飛行機に乗りました。2月にサンフランシスコから帰って来て以来、約5ヶ月ぶりです。

何かあれば意見を聞き、的確な言葉をくれる親友とフレンチの名店へ。料理はもちろん、ロケーションも最高でした。

コロナもまだまだ。というより勢いを増して来ている気がします。

予想していたとおり一過性のものではなく、待ったなしで新しいワークスタイル、ライフスタイルへのトランスフォーメーションが本格的に求められるようになりつつありますね。

あの日の憧れが日常になった時の現実感は、成長なのか退化なのか

言葉の響きだけで、興味を引き立てられるものって多いと思います。

例えば、「ボストンのチャールズ河沿いでランニング終わりに飲むキンキンに冷えたサミュエルアダムス」や、「京都の老舗豆腐屋で醤油だけで食べる汲み上げたばかりの湯葉」などは、もうイメージだけで、ああ、めっちゃいいなあとなるわけです。

僕の場合、子供の頃から「夜間飛行」という言葉の響きにとても強い憧れを抱いていました。

飛行機が点滅する夜空を見上げて、行き先はパリかな、ニューヨークかなと想像し、それは家族旅行のフライトとはまた違う大人なイメージでした。

それなりに大きくなっても「夜間飛行」のイメージは変わらず、頭の中で考えるのは、離陸前の空港でのひとときや、ラウンジで飲むウイスキーのソーダ割りや、フライト中の薄暗い機内で子守唄代わりに聞くステファン・ポンポニャックの音楽など、勝手に想像しては、夜に空港を離陸して、朝には異国の地に降り立つというこの「夜間飛行」の独特な優雅さ、お洒落なイメージがどんどん膨らみ、夜間飛行への憧れが強くなるのです。

しかし、ここ10年ほど実際に海外出張に頻繁に行くようになると(そしてほとんどが夜間飛行)、そのお洒落なイメージはどこかに行ってしまいました。

確かに離陸前にビールやハイボールは飲むものの、そこに優雅さのようなものはなく、直前までノートPCでバタバタと仕事をしていたり、搭乗前にゲート前のコンビニで柿の種やバターピーナツ、レトルトの味噌汁など生活感溢れるもの、かつ、海外であると嬉しいものを買ったり、イヤフォンから流れる音楽はステファン・ポンポニャックのようなラウンジミュージックではなく中島みゆきだったりするわけです。

機内ではビールを飲んで着陸後の仕事に備えてがんばって寝ようとするし、そこには優雅にワインを飲みながら映画を見るなんてものはあまりありません。

どんなものでもそうだと思いますが、あの日の憧れが日常になってしまうと、それはとても現実的な意味を持ちます。夜間飛行と同じで、毎日ランニングした後にチャールズ河のほとりでサミュエル・アダムスを飲んでいると、「かつての憧れ」を実現しているにも関わらず、きっとその次の予定のことを気にするでしょう。

その現実的な何かを知るということは、成長なのでしょうか、退化なのでしょうか。それとも、単純に「慣れ」なのでしょうか。成長であれ退化であれ、またそのうちに次の憧れが出てくるのでしょうか。それとも、かつてのイメージと現実は(夜間飛行の優雅でお洒落なイメージと、柿ピーを携えた実際の夜間飛行)乖離したまま、並行に走って行くのでしょうか。

どうなんでしょうね。
ちょっと考えてみると、寂しいような面白いような。

みなさんはどう考えられるでしょうか。

愛媛・松山上陸。食と酒を堪能し過ぎて明日のマラソンを忘れてしまった夜

愛媛マラソン出走のため、松山入りしたのが18時前。
こちらの身内含めて4人で松山ご当地グルメを堪能です。

もはやマラソンなんて忘れるくらいの飲みっぷり!だって、せっかく美食の街、松山に来たのですから!

白子の茶碗蒸し

なんでも美味しい。素晴らしい品の数々。
いつものことながら、ついつい明日のマラソンのことを忘れて飲みすぎてしまいました!

リウマチの影響で全く練習できていないのですが、明日は松山の街を堪能する「お散歩マラソン」を楽しんできたいと思います!

【出国前のKIXにて】ビジネスに客観的視点と、ダメなら方針を変える柔軟性が必要な理由について考えてみる

春節の関空。予想通りの大混雑。

今年は新型コロナウイルスの問題はあれど、もうこの時期の出張はほんと憂鬱です。ちなみに、普段マスクなんてしない欧米人でもしっかりマスク(しかも医療用みたいなごっついの)してたりして、空港という土地柄、皆さんパンデミック対策はしっかりされています。マスク着用率は90%あるのでは、というくらい高いです。(自分調べ)

毎週どこかの空港や駅でスーツケースをゴロゴロしている自分ですが、今週はサンノゼに一週間出張します。

皆さんシリコンバレーと聞くと「最先端」「毎日イノベーション」「熾烈な競争社会」という印象を抱かれますが、まあそれも一部正しいのですが、自分が身を置いているエレクトロニクス(電子分野)の業界においては、シリコンバレーがその名(シリコン=半導体の主材料)を冠している業界でもあり、ベンチャーやVCが山盛りいるような感じでも毎日ピッチイベントが行われるでもなく、非常にレガシーかつトラディッショナル、でも、新しい製品が続々と誕生しているような業界です。

自分は年に数回渡航し、現地の取引先を訪問し、業界の展示会やカンファレンスに出展し、様々な企業に製品を売り込んだり、業務提携の話をまとめたり、逆に彼らの製品を日本で売り込むための会議をしたり、あれこれ動くのですが、こちらで会う人はみんな、シリコンバレーで仕事をしているという感覚はなく、ただ、ここに仕事があるからいてるだけ、まあ気候はいいけどね、でも物価の高さには閉口しちゃうけどね、という具合で、僕が知る限り、意識高めの人にはあまり会ったことがありません。もちろん、保有している技術はすごいですけれど。

飛行機、少しディレイしているようです。

こうして空港で一人ボーディング待ちをしていると、いろんなことを考えるのですが、今は「ビジネスには客観視点が重要だよな」ということがずっと頭の中をぐるぐると回っています。そして、僕はいつも、その「客観視点」を大切に生きているような気がします。

こうしたら売れる、こうすれば成功する。そのように初志貫徹で信じることは大切ですが、それで結果が出ない場合は、あ、違ったね。じゃ、やり方変えようか、という柔軟性を完全に持ち合わせている場合のみ、正しいと思うのです。

特にビジネスの場合は、相手あって成立するものですから、その相手という視点をとにかく持つこと。そのためには、やはり、内向きではなく、外向きの視点を常に持つこと、社内ではなく、社外の人間と意見交換をすること、競合他社(いわゆる業界のリーディングカンパニーと呼ばれるような企業)が今、どのようなことをしているのかを知ること、これがとても大切です。ビジネスは結果がすべて。思うような結果が出ていなければ、何かが間違っている。すぐに軌道修正する。それくらいの柔軟さであれば、企業の規模関わりなく持てるはずです。前年うまく行かなかった年の翌年、前年と同じことをしていても、絶対にうまくいくわけがありません。

答えはシンプルです。

次の年にはもっと良いものが市場に出てくるから。

世の中のスピードはめちゃくちゃ早く、至るところで吸収合併が繰り広げられており、日本にいるとあっという間に取り残されてしまいます。

まあ、願わくば、相手が気づかないくらい今までの世の中になかった、画期的な「空飛ぶ絨毯」のようなものを生み出せるのであれば、勝手に売れていくのでしょうけれど、なかなかそうも行きませんから。

そんなことを考えながらの関空です。

次の更新はサンノゼから。
それでは、また。

チャンギ国際空港のラウンジにある目玉焼きは、卵食いとしてはとても嬉しい

朝から卵を三個は食べる僕です、こんにちは。

さて、そんな卵好きとしてはホテルの朝食でまずは寝起きのサニーサイドアップ2個を食し、ゆで卵を食べ、エッグベネディクトを食べるくらいなので、こうして空港のラウンジに目玉焼きが山積みされているだけでテンションが上がってしまいます。

結果がこちら。

元々アジアの空港ラウンジは、ほんっとに行き届いているのですが、シンガポール・チャンギのラウンジは特にいいです。

こちらはベトナム・ダナン空港のラウンジです。
ここも面白くて、即席麺がお椀に入った状態で設置してあるのです。

ホテルで仕事。たまにチープなご飯。

ホテルの部屋で仕事をしつつ、たまにチープなご飯を食べにいく。

チープなご飯というと、濃い食材の上に目玉焼きが乗ってるのがいい。

今日はホテル近くの韓国料理屋でプルコギとキムチ焼きそば。夜はそれにタイガービールが追加されます。

プルコギ
キムチ焼きそば

泳ぐには寒いので、ビーチに人はいませんが、ゆるゆると時間を過ごしている観光客を見ながらも散歩もいいものです。

明日からは社員旅行。
関空から皆がダナンにやってきます。

先入りしている僕は、空港で皆の到着を待ちたいと思います。

シンプルな牛肉の塩だしがおいしい

ハノイにもたくさんの美味しいものがあるけれど、僕はシンプルに牛肉のフォー(フォーボー)が大好きです。

牛肉のだしと、塩味のきいたスープが体に染み渡ります。ベトナム料理は日本人の舌に合うといいますが、この「だしの味」がその所以なんでしょうね。

それと、面白いなと思ったのが、生春巻きではなく、揚げ春巻き。これも美味しかった!

他にも現地の方おすすめのハンバーガー屋さん「Chops」にも行きましたが(クラフトバーガーは美味しかったです)、やっぱり現地のフォーがいいですね。

意外だったのは、ベトナム地ビールが美味しかったこと。特にこの「Jasmine・IPA」、とてもフルーティで絶品でした。他にも、「Saigon Summer Ale」などもおすすめです。

このクラフトーバーガー屋さんにも置いてありましたよ。

クラフトビールがたくさん置いてあるハンバーガー屋さんはいいですね!