新しい文化をつくる

人の「想い」に触れることが多い今日この頃です。
様々なプロジェクトに携わらせていただく中で、決して派手だったり、目立つわけではないけれど、心の内に秘めた温かさや思いやりをじんわりと感じることができるのは、本当に幸せです。

類は友を呼ぶといいますが、自分が持っている価値観、物事の捉え方、人への接し方、人生に対する考え方などに近しい方々が自然に集まります(不思議なんですけどね)

コミュニティにおけるこのような循環がオートマティックにまわり始めると、集まる人々が醸し出す温かさ、優しさ、思いやりが大気のようにコミュニティを包み、その空気を吸うことが心地良いと感じる人々が集団を形成していくんですよね。僕は優しく、温かく、誰も攻撃したり排除したりしないコミュニティが大好きです。日本の「和合」という文化を大切にしています。

取り決めもルールもなく、目に見えない不文律がゆるやかに包む。同調圧力でも、押し付けでもなく、出入り自由。みなさん、どうぞご自由に。シンプルに、その場の空気が心地良いと思う人々が集団を形成しているんです。

そんなコミュニティから生まれたイベントのひとつが「飛脚まらそん」です。

江戸時代において、飛脚は手紙や書という形で人々の想いを運びました。親が子を、子が親を想う気持ち、愛する人を想う気持ち。少しでも早く、想いを伝えたい。

自分も15年のキャリアを持つランナーなので、多くのランナーさんを見てきました。距離やタイムを追い続けるのも尊いことですが、自分のように体調を崩したり、故障したりして以前のように走れなくなってしまった人、SNSのキラキラ投稿ばかりがタイムラインに流れてきて、他の人と自分とを比べてしまい、走ることの楽しさを見失ってしまった人、参加費の高騰で都市型マラソンに辟易してしまった人。

でも、きっと、走ることは嫌いじゃないんです。
それぞれ、自分と戦いながら、大切な人を想いながら走ることの素晴らしさを知っている。そんな想いを「飛脚」に重ねて走ってみましょう、というのが「飛脚まらそん」です。

距離は、1里(約4km)、5里(約20km)、10里(約40km)の部。
タイム計測はありません。

家族で楽しめるように、親子かけっこ教室もあります。

ちなみに、飛脚まらそん実行委員会は、日本人初6大陸のアドベンチャーレースを走破し、先日もヒマラヤ1700km横断レースを完走された、プロランナー北田雄夫さんを委員長に、全国各地で数々のレースを主催するGRlabさん、「ランナーズ」でおなじみのアールビーズさん、そして足の神様服部天神宮さんが実行委員のメンバーとして名を連ねています。

プロランナーや第一線の実業団ランナーたちが主催しているのに?

なぜ飛脚?

僕はそんな疑問に対して「日本古来の文化を見直し、走ることに対する新しい文化を作りたいから」と、答えています。極限の厳しさを知り、世界を見た人の優しさは本物です。それぞれが自由に新しい文化を楽しんでみませんか?

当日はボランティアスタッフも募集しています。
走る側でも、支える側でも。

ぜひ、一緒に新しい文化を作りましょう。

より本質的に

二週間ほどブログの更新が空いてしまいました。

前回の更新後、仕事が急に忙しくなってことに加え、またまた39℃の発熱が始まり、今も継続中です。一度発熱すると長く続くんですよね、しんどいし、不思議。この病気は何がトリガーで発熱するのか分かりませんが、心当たりがあるとすれば、少し元気になって数km走ってしまったことと、アルコールを飲んだことでしょうか。

因果関係が証明された訳でもないので対処の方法はないのですが、やっぱり、走ることと飲むことは当面の間、休止ということになりそうです。このままランナー引退、ということだけは避けたいので、そのためにも自重します。

そういうわけで今週は全然動けてないのですが、解熱剤を飲むと一時的に熱は下がるので、会議やミーティングはすべてこなせています。仕事に関しては、アフターコロナの時代が本格的に始まり、より事業を「本質的」に見直したいというオファーが多く寄せられています。マーケット全体を通して言えることですが、右肩上がり成長への期待はなく、必要なものを必要なだけ買うこと、必要な分だけ稼ぐこと、そして、必要な仲間とだけ過ごすことというような、より本質的ともいえる雰囲気をすごく感じます。数字目標や組織拡大といった目標は意味をなさず、上場企業以外は中期経営計画を立てることなんて無意味なんじゃないのかなと思うようになってきました。だって、計画立てても達成できないでしょ。

とはいえ、会社としては売上を上げて、利益を確保していかなければならない。そのために、今まで教えられてきた「目標を立てて実行する」というプロセスを回すんですけど、これ数字面ではあまり意味のないことなんじゃないかなと思うんですよね。本当に世の中にとって価値があり、必要とされる製品は勝手に売れます。でも、その会社が売りたいと思って販売数目標を立てて、達成できなければ、無理やりディスカウントしたり、お願いして買ってもらうような製品ってそもそも存在しなくていいですよね。

企業の売上と利益は、為替と金利の影響で上ブレもするし、下ブレもする。だからベンチャーのように資金調達してIPO目指す、みたいな会社って本当にすごいよな〜と思うんです。僕なら怖くて出来ない。日本って国そのものが長距離走の文化なので、敵味方関係なく殴り合って短期決戦、強いものだけがWinner!みたいなビジネスは向いてないと思うんですよね。

話が逸れてしまいましたが、より本質的に、自社の強みと「こういう価値を提供したい」という役員の想いを棚卸しをし、社員と顧客と蜜にコミュニケーションしながら良い製品やサービスを本当に必要な人にだけ届ける、という当たり前のことがより求められていると思います。製品やサービスを顧客と向き合って磨き上げること。今進行中の依頼は、そういう芯の通ったプロジェクトばかりですので、こちらもやりがいを持ってお手伝いすることができています。

最後にこの二週間で撮りためたバラの写真を掲載しておきます。
もう散っちゃったかな。

バラつながりでバラのお菓子

自ら扉を開いておく

「自ら扉を開いておく」

自分が人のお役に立てるかもしれない数少ないことのひとつが、「自ら扉を開いておく」ことかなと思っています。言葉にするのが難しいのですが、先に自分から話すことで、相手に安心感を感じてもらう、というような意味でしょうか。

たとえば、朝、ジョギングや散歩中にすれ違う人には、必ず笑顔で「おはようございます」と声を掛けるようにしています。すると、ほとんどの人が挨拶を返してくれます。挨拶することって気持ち良いですよね。でも、こういうことは頭では分かっていても、自分から声を掛けるのは勇気のいることです。恥ずかしい、相手にどう思われるだろう、めんどくさいことは出来るだけ避けたい。様々な感情が先走ってしまって、なかなか動けない。でもこちらが動く(=開く)と、相手もちゃんと開いてくれるんですよね。

なぜこういうことを書いているかというと、いろんな方からいただいたメッセージに気付かされることがあったからです。

先月からブログで体調不良のことを少しづつ書いていましたが、意外にも多くの方に読んでいただき、たくさんのメッセージをいただきました。僕は自分の考えや感じたことを、このブログで2005年から18年に渡って書き続けているのですが、あくまで個人の日記だし、無名の人間が辺境の地でぶつぶつ独り言を言っているようなものなので、誰も読んでいないだろうと思っていたので驚きでした。そして、いただいたメッセージの多くが「実は自分もこのような病気を抱えていて」とか「同じような経験をしたことがあるので、とても共感できます」とか、表には決して出さない、見えないようなことを、話してくださるのです。これには力や元気をいただきました。

特に誰に向けて書いているものではありませんが、自分が書いた内容に誰かが反応してくださることで、お互いの健康上の悩みを話したり、共感し合えることが、本当に大きな力や慰め、安心感になります。表向き分からないし、外からは見えないんだけど、皆それぞれ自分の荷を抱えて生きてるんですよね。そういうことをぽつりと話し合える相手や場があるだけでも安心できるし、安心感というのが、一歩前に踏み出す原動力になるのだと思っています。

体調の方ですが、たくさん検査をした結果、幸い生死に直接関わるような悪いものは見つからず、ちょっとややこしい病気だけど上手に付き合っていけばなんとかなるようなものでしたので、ゆっくり時間を掛けて向き合って行こうと思っています。

いくつかある持病リストに、一つ仲間が加わったような感じですが、今できることを少しづつ積み重ねて行こうと思っています。

血流と脳への刺激について

週末が忙しいものですから、月曜日に前週を振り返るというパターンが定着しつつあります。皆様いかがお過ごしでしょうか。

この一週間を振り返ってみると、個人的に一番のグッドニュースは、花粉症が改善に向かっているということです。3月に入ってから花粉症がひどくて喘息のような咳が止まらず、耳鼻科でもらったアレルギーの薬を飲みながら凌いでいたのですが、なかなか改善に向かいません。そんな折、MC業をしている友人から、アナウンサーなどの専門職が通っている耳鼻科があるということで診てもらったところ、そこで処方された薬がハマりまして。ようやく改善されつつあります。少し強めの薬なのかもしれませんが、人に会って話をすることが仕事ですからね。

さて、昨日は六甲縦走キャノンボール大会でした。トレラン草レースの人気大会で、道中、関東から来ました〜というトレランナーさんご一行もいましたよ。宝塚から須磨浦公園までの片道縦走46km、累積標高±2500mのコースですが、ラン友さんたちと無事完走。楽しい一日でした。さすがに今日は多少筋肉のハリがありますけれど、普段のトレーニングに加えて血流を良くすることを意識しているので、自分でも驚くほど痛みはありません。やはり普段の積み重ねが大切ですね。

血流って、たとえば冷温交代浴など、刺激を与えることで活性します。外部からの刺激ってとても大切で。これは脳も同じだと思うんですよね。適度な刺激がないと、筋肉同様、考え方も思考パターンも凝り固まってしまう。最近特に思うのは「刺激は自ら与えるもの」ということです。

独立して一年、仕事も時間もライフスタイルもすべて自分で選べるようになりました。会社勤めをしていると、日々、人間関係も含めて良いことも悪いこともあります。がっかりすることも嫌な思いをすることも。でも、フリーになると、そういうことがほとんどないんです。居心地の良い環境、人間関係、コミュニティ、仕事。すべて自分で選べるのでハッピーでしかない。ノンストレスな毎日は最高です。

でも一方で、不可抗力的に降り注ぐ「嫌な刺激」って実はとても大切なんですね。このブログでも何度か書いていますが、人を成長させるのは「理不尽な経験」と「居心地の悪さ」だと思っています。いやこれ本当に。修羅場(と言っても大げさですが)をどれだけ超えたかによって、人としての器の大きさや引き出しの多さが決まると思っていますので、苦労は買ってでもするもの、ということもできますよね。

独立して一年を振り返る時期に来ましたので、この一年がどうだったか、独立してどうだったかは追々時間を掛けて書こうと思いますが、もし課題があるとしたら、自分に「刺激」をどう与えるかという点です。そのために、来る仕事は何でもする、知らない場所に積極的に出掛ける、人がしないような仕事を自分から買って出る。朝、ジョギングや散歩中にすれ違う人とは必ず挨拶をする、こういうことを日課としてやっています。

脳の血流が凝り固まってしまわないよう、血流良くすることって大事ですね。

縦走中に出会った須磨アルプスの夕焼け

冬の終わりを山で楽しむ

たまには趣味のトレランのことも書いてみますね。

この一週間のハイライトは、大阪マラソン出走に合わせて集合した「アドベンチャークラブ」のメンバー達との飲み会でした。プロのスパルタン選手から、超長距離を走るウルトラランナーYさん(なんと今年は東京〜青森駅伝を企画されているところ)、そしていつも一緒の仲良しラン友さんたちと、ラン談義に花が咲きました。

我らがアドベンチャークラブ主宰の北田さんは、極寒のアラスカ1600kmレース(Iditarod Trail Invitational 制限時間30日間)に挑戦中。そんなすごい人の話から目先のレースの話題まで、話題は尽きることなく爆笑の連続。やっぱりラン友さんとの集まりはいいわあ〜。

僕の方は、3/19の六甲縦走キャノンボール(55km)と、5/21鯖街道ウルトラ(全鯖77km)にエントリー。とりあえず目の前に迫ったキャノンボールの練習のため、日曜日は縦走路を走ってきました。距離を稼ぐべく、東のスタート地点・宝塚までは自宅から10km走って向かいます。縦走路はいつもの塩尾寺をスタート。寒さは覚悟していましたが、想像以上に寒かった!そんな寒さが伝わる写真を幾つかアップしておきます。

山頂はほぼ吹雪。
僕のようなトレランナーはさほど厚着はしませんので、寒さが余計にこたえます。少しでも標高を下げるべく、先を急ぎました。

当初、35kmくらいを走る予定だったのですが、意外と距離も伸ばせそうだったので、そのまま市ヶ原から布引の滝を経由して三宮まで下ることにしました。

掬星台からの景色

布引の滝

ここまででトータル41km。
この時期の距離としては満足です!エナジーバーと塩飴くらいしか食べてなかったので、遅めのランチはラーメンにしました。

まあ、こんな風にサラッと書いていますけどね。縦走路はやっぱりキツいわ〜。

特に摩耶山から市ヶ原までのエンドレス下りが膝とスネに来る!縦走路はそこから更に、難所の菊水山から鵯越、馬の背へと続くので、まだまだここから先が長い。でも、このコースを難なくコンプできたら、鯖街道77kmは乗り越えられるので、山トレは続けたいと思います。

春はすぐそこ!
さあ、トレーニング、トレーニング。

山まわり、海まわり

やっとこさ走れる身体に回復しました。先週からようやくランニング始動です。ああ、走れるって幸せ!!

まずは水曜日。東京出張時に皇居〜番町〜靖国ランを楽しみました。冬の安定した天気と青空が気持ちいい!やっぱり走り初めは皇居ですね!

そして時間ができたこの週末。

まずは家から北山〜鷲林寺〜奥池〜ゴロゴロ岳〜六麓荘登山口という自宅の裏山をめぐるトレラン。六甲といえば、縦走路か、芦屋〜有馬ルートばかり登っているので、今回のルートは十年以上ぶり。ゴロゴロ岳は山頂付近にまで家が建っていて、一瞬登山口がどこにあるのか分からずロストしかけました。色々と変化があるものです。苦楽園登山口に下りようかと思いましたが、六麓荘登山口がどうなっているのかも知りたくてルート選択。出てきた六麓荘登山口は大豪邸に挟まれた路地で標識もない(笑)この辺りは朝ランでいつも走っているのですが、全然気づかなかった!これは知る人ぞ知るエントリーでしょうね。


そして今朝は海側へ。
芦屋川を南下し、芦屋浜〜潮芦屋を周る20kmのラン行です。

昨日走っていた六甲山を眺めながら。

駅前に住んでいる時は、毎日のように走っていたコースです。道路のくぼみや河川敷の段差の一つひとつまで覚えているくらい身体に馴染んでいますが、同時に懐かしさもあって。

一人で走りながら、脳内デフラグをしていた思い出の場所。
その時その時の一生懸命が今に繋がるとすれば、あの頃の自分に「大丈夫、ちゃんと今生きてるよ」と言ってあげたいな。そんなこんなで、しっかりケアしながら、春に向けて少しづつ距離を稼いで行きたいと思います。

「走れるって幸せだ!」

おもりを外そうとするのではなく、おもりを抱えて生きていく

信州から帰って来てからの年末年始はひどい風邪を引いてしまいまして、文字通りの寝正月になってしまいました。持病を何個も抱えている身として健康の大切さは誰よりも分かっているつもりですが、やっぱり健康第一です。

年末年始には、なぜか村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」が読みたくなります。この本は10年以上前に走り始めた頃からずっと手元に置き、事あるごとに開く本で、村上さんのエッセイの中でも一番好きな本です。

“日々走ることは僕にとっての生命線のようなもので、忙しいからといって手を抜いたり、やめたりするわけにはいかない。もし忙しいからというだけで走るのをやめたら、間違いなく一生走れなくなってしまう。走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。暇をみつけては、せっせとくまなく磨き続けること。”

「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹

ここ2年ほど、持病がひどくなり、先々の計画を立てることが難しくなりました。レースにエントリーしていも当日どうなるか分からない。練習の計画を立てていても、そのとおりにできるか分からない。うっかりバッグに薬を入れ忘れて外出すると、その日一日は恐怖で落ち着かない、そんな毎日です。でも、やっぱり箱根ランナーのように走っている人を見ると元気が出るし、自分も走りたいと思う。同じランナーのコミュニティでの会話は本当に楽しいし、そんな仲間たちが周りにたくさんいることが財産になっています。

であれば。
やっぱり自分も走ることを諦めないでおこう。遅くても、短い距離でも、昔のようにガンガン走れなくても、走ることは素晴らしいことで「たとえ長く生きなくてもいいから、少なくとも生きているうちは十全な人生を送りたい」(「走ることについて語るときに僕の語ること」引用)と考えている自分にとって、自分を律するためにも必要なことだから。いくつかある持病についてはずっと付き合っていくしかないので、無理におもりを外そうとするのではなく、おもりを抱えて生きていく覚悟です。抗わず、人生の旅の友として一緒に生きていく。その方が気楽ですよね。

というわけで、今年に入ってからまだ一度も走れていませんが、完治した暁には少しづつ再開したいと思います。今年はウルトラ一本、走りたいなと思っています。というわけで皆さま、2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

【神戸マラソン応援】ランナーのみなさんからパワーをいただきました

3年ぶりに開催された神戸マラソンの応援に行って来ました。

ウメラン、アドベンチャークラブ、姉妹チーム・メビランのメンバーや、友人など20名を応援ナビに登録して沿道で待ち受けましたが、2万人のランナーさんたちが走っているのでなかなか見つけるのが大変です。

20人全員見つけて写真を撮る!と意気込んでいたのですが、目標未達でした。いや〜見つけるの大変!写真撮れなかった皆さん、すいません。

沿道で応援すること自体、私も久しぶりでしたし、大会公式サイトでは「応援自粛」とのメッセージもありましたので密にならないように意識していましたが、とにかく走っているランナーの方々からパワーをいただきました。サブスリーの速いランナーから、6時間以内ゴールを目指すランナーまで、すべての人が同じ42.195kmを走る。

自分もランナーなので分かるのですが、フルは何回走ってもしんどいものです。ここまで来るのにたくさんの練習を重ねて来たんだなあと思うと、応援にも力が入りました。

ゴール後は三宮に移動し、貸し切りのお店で打ち上げ!
久しぶりの大人数での宴会、楽しかった〜!!!

昨日完走された皆さん、おつかれさまでした!

これから本格的なマラソンシーズンに入ります。
出走される皆さん、がんばってください!!

秋を楽しんでいますか

阪神間〜神戸に住む者にとって、背中(北側)に雄大に広がる六甲山はまさに「ゆりかご」です。

自然豊かな山地には無数のトレイルが走り、様々なアクティビティがあり、歴史のポイントがあり、有馬温泉があり、山上からの景色は最高。春夏秋冬、どの季節でも楽しめるのが六甲山なのです。

11月といえば、ランニングチーム「ウメラン」の西田さんの企画で「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」に絡めて、宝塚駅から六甲ケーブル山上駅のテンランカフェをゴールとする極楽トレランが恒例行事になっています。今年も最高のトレラン+ビールとなりました。

宝塚駅を午前8時に出発です。

久しぶりのトレラン、宝塚からの六甲全山縦走路はやはりそんなに甘くない。いつ来ても、芦有道路に出るまでが苦行です。そんな苦しい道のりも美しい紅葉が癒やしてくれます。

最高峰に到着!
芦屋ルートからのハイカーやサイクリストの皆さんで賑わっていました。

さらに道のりを進め、ガーデンテラスへ。
ここではミート・アーツが開催されています。

アートって五感で感じることが大切ですよね。心に栄養をいただけるというのか。それが自然の中にあることが素晴らしいですね。

植物園も紅葉がきれいでした。

オルゴール館の中にも入れました。

そしてゴール!
ご褒美のクラフトビールです。最高!

寄り道しながら約19kmのラン行となりました。
春夏秋冬楽しめる六甲山ですが、個人的には秋が一番好きです。これでチャージ完了!

11月に入り、秋を感じるイベントが盛りだくさん。
まだまだ秋を楽しみたいと思います。

ご一緒いただいた皆さん、ありがとうございました!

なにかを成し遂げる人の裏側にある、緻密な段取りと地道な努力の積み重ね

ランイベントでお会いする方、クラブの仲間たちの中には、世界的に活躍するランナーから、ウルトラマラソンを十数回完走している人、ハードワークと平行しながら百名山を制覇している人など、いわゆる「すごい人」がたくさんおられます。

昨夜もそんな方々のお話を中華料理屋でビール片手に伺いながら、「なにかを着実に成し遂げる人」に共通する資質について思いを巡らせていました。彼らに共通するのは、緻密な計画、それを実現するための計算しつくされた段取りと日々の努力の積み重ね、そして、必ずやり遂げるんだという強い意思。特に、見えないところでの段取りと日々の鍛錬には目を見張るものがあります。

物事を成し遂げる時に近道は存在しない。多くの人が、どうせやるなら最短距離でと、高いハードルを設定して闇雲にがんばろうとするのですが、人間の能力は高々しれているのですぐに飛び越えることはできません。最初はやる気もあるし元気だから何度も飛び越えようとがんばる。でも無理だからそのうち諦めてしまう。結果、小さなハードルすら超えれず時間だけが過ぎ去っていくんですよね。

良く「いついつまでにこうなります!」「何歳までにこれを実現します!」と肯定口調で威勢よく宣言してくれる若い人がいますが、誓うことは全然OKですし、自らの脳に働きかけているという点でも良いことかもしれませんが、結果的に何年も状況が変わっていない人が多いのは、きっと目先の小さなことから着手するのが苦手なのかもしれません。夢は大きく、目標は高くというのは多いに結構ですが、実現して始めて評価されるもの。

ですから、なにかを成し遂げたい時は目先の手が届くことにまず着手すること。地味な積み重ねがきっと良い結果を生むということなんですね。いや、ほんと多くを学ばせていただきました。

階段を一歩づつ登るかのごとく、小さなことからコツコツと。