運命共同体に泣かされた夜。

仕事というのは一筋縄では行かないものです。

上手く行くことばかりじゃないから、皆それぞれ努力して、

汗水たらして、泥水すすりながらがんばって行くんですよね。

我社も、キレイにスマートにばかり業務が流れるわけではありません。

まだ小さい会社だからこそ、

不完全で未完成な部分もたくさんあります。

だからこそ、「イチから造って行く感」を実感でき、そこが面白い。

基本的に、大手企業向きの人間にはツライ環境でしょう。

僕が今の会社に縁あって引き抜かれたのが、今年の初め。

あっという間に7ヶ月以上経過しましたが、

これから我社が更に飛躍するための運命共同体として、

今度は僕が、数ヶ月前に2人のサムライを引き抜きました。

彼らは、本当にサムライです。

常に「後がない」気持ちでがんばります。

未完成な会社だから、自分の居場所は自分で作らなくちゃいけない。

誰も段取りしてくれないんです。

彼ら、元々持っている高い能力を更に2倍以上も引き出して、

ねじりハチマキをしがら必死でがんばっている・・・。

でも、僕はどこかで、引き抜いた責任を感じてたんです。

こんなに必死でムリしてがんばってる・・・

彼ら、本当にこの会社に入って良かったんだろうか・・・って。

帰り、会社近くの店でお好み焼きつつきながら、

初めてサムライ二人に率直に聞いてみました。

二人の答えはこうでした。

サムライA : 

「なんでそんなん言うんですか?

僕は、この会社に入れてホンマに良かったと思ってますよ!」

サムライB :

「・・・言わなくても分かるでしょ?ニヤリ。」

店出る前に、サムライAが困ったような笑顔でこう言いました。

「ホンマに腐れ縁ですねー・・・。もう、やらなしゃあないですわ!」

その場では感情を出しませんでしたが、

家に帰ってからちょっとだけ泣きました。

こいつら、マジで一生モンや・・・って。

本当に学ばされてばっかりです。

人との出会いって、本当に財産ですね。

支えられてばっかり・・・。

僕も少しは人を支えられる人になりたい、と、

サムライ達を見て思いました。

会社から見た夕焼け。

空が真っ赤に燃えてました。↓