実は簡単にバランスを取ることができるものなのかもしれない


どうも違和感を感じることが多い最近のニュース。

毎年恒例の長者番付発表、収入の二極化、サラリーマン平均年収、ネオヒルズ族などなど。ビジネスやアイデアや創意工夫ではなく、お金にまつわることだけがニュースになり、お金に興味がある人達のアクセスを集めるということが、どう頭を捻っても理解できないのです。人の収入を知ってどうなるのだろう。自分の収入をひけらかして何になるのだろう。皆の収入の中での自分の立ち位置を知ることが何に繋がるのだろう。いや、お金は大切だし、仕事をしている限り、一円でも二円でも収入が多い方が良いに決っているのに、なんだろう、この違和感は。それよりも生み出したアイデアやクリエイティビティの方がはるかに注目されるべきではないのか。(ちなみに世界長者番付上位の国家予算レベルの資産を保有されている方々はもはやお金のためだけに仕事をしていないことは明白ですが)

僕は緩い考えを持ち過ぎているので、金持ちになってやる、日本を変えてやる、世界を凹ませてみせる、などのギラギラした気持ちがないことが違和感の原因なのかも。そもそも、金を稼ぐという教育を受けてこなかったし、中途半端に苦労を知らずに育ったという環境もあるのかもしれない。しかし、キレイ事かもしれないのですが、人生というのは金を稼ぐためだけのものではなく、ある意味「修験道」のようなものだと考えています。とにかく、勉強。日々、勉強。そして、仕事はその「修験道」の一つであるべきだと思うんです。経営者であれ、サラリーマンであれ、公務員であれ、仕事から学べることは計り知れない程多い。何かに不満がある人は、大抵「受け身」なんだと思います。置かれている立場、環境、景気、法などを言い訳にする。いや、そんなの、自分の力でどうにでもなると思うんですよね。自分に足りないところが何かを自覚し、過去と現在を照らしあわせて今すべきことを粛々と行う。ただ、それの積み重ねなんだと思います。山登りと良く似ていて、前だけを向いて黙々と登り、たまに後ろを振り返ると、ああ、もうここまで登って来たんだ、という実感に浸ることができる。それと同じなのでは。

充足感、満足感、欲求というのは、ひとそれぞれ違います。
ちなみに今の僕にとっての欲望は、誰もいない湖畔に一人で行って、星の王子様や、モモや、果てしない物語などの児童文学にどっぷり浸ること。星空の下で活字にどっぷり溺れる。素晴らしいな。

あ、誤解を招いてしまいそうなので、あえて追記しておくと、企業は利益追求であるべきです。間違いなく。利益を追求しなければ会社である意味がない。正しく商売をする。それが長く強く商売を続ける秘訣であると思います。

そんなこんなで自己矛盾、社会に対する矛盾を感じていると何もかもリセットしたくなって、数ヶ月ぶりにビールを買って帰りました。昨年10月以来、家では炭酸水しか飲まないようにしているので、本当に久しぶり。そんなこともあって、こんな支離滅裂な記事をエントリーすることになってしまいました。まあ、たまにはいいか、ということでご了承いただければ幸いです。缶ビール2本で、バランスが取れた。

それでは、明日もがんばりましょう。