まずは近場で


GW前半は、普段できない家の用事を中心に。
実家と自宅を往復しながら、溜まっていた用事をこなしました。子供たちはGW中にすべき学校や塾の宿題を前倒しで。昨日ようやく時間が出来たので、近場へハイキングへ行ってきました。

最高の天気で気持ちいい!
登山道ではいつもカットしてもらっている美容師さん一家にも出会うという世間の狭さを実感しつつ、自然を満喫してきました。

やっぱり、山がいいわー。


平日3日間を挟んで、GW後半はやっぱり山篭りの予定です。
そのためにも、火、水、木の三日間はしっかり仕事をがんばりましょう!

旅先で、とても良い店に巡り会った「松山八坂通り〜 草庵 田なか」

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GW前半最終日。
まとまった時間が取れたので、食のレビュー記事です。

先日訪問した愛媛県松山市の魅力は「坂の上の雲」で有名な秋山兄弟、正岡子規の里という歴史、坊ちゃん列車が走る風光明媚な町並みに道後温泉、そして「食」。瀬戸内海からあがる素材の良さ。そして地方都市だからこその「程良い大きさ」もまた、心地良いのです。

さて、この街で美味しい「食」に出会ったのでご紹介させていただきます。

繁華街である大街道駅から徒歩で5分くらい。
八坂通りにひっそりと佇む隠れ家のようなお店、「草庵 田なか」。

見た目は小さな古民家。
以前、お茶の先生が使っておられたという民家を改装されたそうです。女将いわく、使えるものは使い、残すものは残して作りましたという内装は、丁寧で、快適そのもの。靴を脱いで玄関をあがってすぐ右にカウンター、奥にテーブル席が二つ。2階もありますが、ここは団体予約専用とのことでした。しかし、関西でもこの雰囲気はなかなかないな。京都のような雰囲気。そして程良いこじんまり感がまた、この松山という街の程良い大きさと比例してとても落ち着きます。

メニューはお任せコース料理のみ。
お酒は地酒の「寿喜心」を中心に日本酒、焼酎、ワインなど充実の品揃え。日本酒党としては、もう少しマニアックな地酒をラインアップして欲しいとも思いますが、その後に出て来る料理の数々を見ると、その願いも贅沢というものでしょう。

さて、席につくとまず、「苦手なものはありませんか?」と女将さんが親切に聞いてくださいます。刺身や魚が苦手な人には炙りや創作肉料理などに替えてくれるという配慮。この気遣いは素晴らしい。

まずは、蛸、鮑、季節の野菜。
蛸の上には木の芽のソース。
春の風味が口一杯に広がります。

刺身。
一日から二日寝かせたものばかり。
「できれば、塩と山葵のみでお召し上がりください」と。醤油もありますが、塩でいただきます。寝かせることで、旨味が増し、塩でいただくことで甘みを最大限に引き出す。良く考えられています。そして山葵がまた旨い。

焼き物。
鰆を桜の葉で包んで焼いたもの。
鰆といい、桜といい、テーマは完全に春。塩加減もいい塩梅です。付け合せの焼野菜は、徳島産のアスパラガス、ズッキーニ、さやえんどう。特にアスパラガスは大振りなのに旨味たっぷり。

揚げ物。
「活媛あなご」で有名な松山市の沖合10kmに浮かぶ「中島」の穴子を天ぷらに。先程の徳島産アスパラガスを巻いてあります。ほくほくの穴子身とアスパラのシャキシャキ感。良く考えられている。刺身といい、天ぷらといい、「塩党」の僕には最高。日本酒の熱燗がすすみます。

ちなみに当日は季節はずれの低気温でしたので、日本酒は全て熱燗でお願いしました。4月に入り酒の方も春仕様に変えたとのこと、冷やメニューの方が充実していたそうです。次回は是非、冷やで。

さて、ここからが本番。
「当店のメインディッシュである、御飯です。まずは蒸らしていない一番飯をどうぞ。お代わりはたくさんあります。二杯目以降は蒸らしが入りますので、風味も変わりますよ」とのこと。ここのメインディッシュは御飯なのです。ちなみに、魚沼産のコシヒカリ。

まず一杯目。
何もつけずにそのままで。
蒸らしが入っていないので、アルデンテの御飯。

そして二杯目。
自家製のお漬物とちりめんじゃこ、お味噌汁と一緒に。
蒸らすことによる風味の広がり。

「メインディッシュが御飯」というだけあって、炊き方に相当こだわっておられるようです。そして実際、美味しい。

デザートは、苺のソースに黒豆、キウイ、オレンジなどのミネストローネ。ミネストローネとは具だくさんという意味です。文字通り具だくさんのデザート。

店の雰囲気といい、料理の丁寧さといい、大満足。出てくる料理の割に値段もリーズナブル。この季節は春をテーマにしておられましたが、夏、秋、冬、と行った具合にコースメニューも代わるのでしょうね、近くにいる人は年に四回は楽しめるのですから羨ましい限りです。

この八坂通り界隈は、昨年訪問した「丸西商店」さん「わらじや」さん(さとなおさんのページにリンクさせていただきます)を始め、素材を生かした創作和食の名店がずらりと並んでいます。「田なか」さんも「丸西商店」さんも、大阪で修行され、素材の良さに惹かれて松山に来られたという意味では、共通点もあり。

という訳で、まだまだ奥が深そうな松山。

是非、料理番組のロケで取り上げていただきたい!僕もナビゲーターとしてお供しますので。(to H井さん(笑))

いつか食べ好きの皆様とツアーを組んで行っても面白そうです。旅先でふらりと名店に出会う。これぞ贅沢と言うものでしょう。

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筍と鰰(ハタハタ)と酒


春と言えば、筍。
届いた筍の皮をむき、大鍋で糠と一緒に炊いて灰汁取りをする。
この作業を行うと「春」を実感します。

祖母の里である大阪の岸和田では、毎年、カゴに山のような筍が採れるのですが、今年は過去に例がない程の不作だった様子。気候の影響でしょうかね。量が少ない分、大切にいただきたいと思います。


久しぶりに自宅でゆっくり過ごす夜。
黒松白鹿と鰰(ハタハタ)の塩焼き、筍。

ああ、日本人で良かったなと思える瞬間。

今日もとても良い天気です。
仕事の方も休みの方も、皆様良い日曜日を。

体幹理論、コアトレーニングの第一人者、木場克己先生と


二日間の東京出張も終わり、気持ちの良い土曜朝を迎えております。
皆様おはようございます。

さて、昨日は、インテル長友選手を始め、日本代表選手やなでしこの選手などのトレーナー、コンディショニングコーチとして有名な木場克己先生とお会いして、製品開発の打ち合わせをさせていただくことができました。内容はまだリリース前なので伏せておきます。


(目の下のクマは、前夜の酒と睡眠不足によります。)

先生は体幹理論、コアトレーニングの第一人者としてプロスポーツ界を中心に有名な方ですが、とても気さくで物腰が柔らか、低姿勢。ご自身も選手として怪我に悩まされていた故の挫折からか、自分の技術をスポーツ界、また、体の痛みや怪我で悩む全ての人に還元して行きたいという思いが、こちらにもビンビンと伝わって来ます。やはり第一線で活躍する方は皆様、人間的な魅力で満ち溢れておられますね。僕自身も今コアトレーニングを自宅でも実践中。体幹を鍛えて、怪我に強い体を手に入れ、色んなスポーツを楽しんで行きたいものです。

さて、先生の事務所はお宝グッズで一杯。
全て許可を得て撮影させていただきました。

長友選手のサイン入り、インテル、代表のユニフォーム。

「キャプテン翼」高橋先生のオリジナルイラスト。

同じく高橋先生が木場先生のキャラとして作成した「体幹君」のイラスト。

他にも、なでしこ大儀見選手のサイン入りユニフォームなどお宝が沢山。サッカーファンとしてはたまらない場所でした。木場先生、そして、お打ち合わせに同席した皆様、ありがとうございました。

片道切符


出張先の東京から更新です。

「火星への片道切符、居住者を募集」というニュースが話題になっています。

火星への片道旅行、参加希望者募る オランダ民間団体

民間団体が企画しているもので、2022年に地球を出発し7ヶ月後に火星到着の予定。現在、地球に帰還する技術はないとのことで、事実上の片道切符となります。そして、火星で生涯を終えることになるとのこと。こういうニュースに触れる時に、自分はどうするか?と問いかけてみるのですが、結論から言うと「自分には無理」。笑
そもそも地球外に住むということが想像出来ない。美味しい空気があり食べ物があり、豊かな水があり、空が見える。やはり地球に生まれたからには地球で生涯を終えたいですし、そこまで大きな話をしなくても、普通に自宅の布団で最期を迎えられたら最高です。笑 それに、地球でもまだまだ行ったことのない所ばかり。宇宙に行く前に世界を見てみたい気持ちもある。笑

しかしやはり応募する人は応募するようで、既に100カ国から一万人程度の人が応募している様子。選考の様子はTVで中継され、視聴者参加型になるような。記事によると「6000億円」もの費用が必要とのことで、選考段階から色々と資金集めの手法が検討されているようですね。2022年ということはあと10年後。一体どうなっているのでしょうか。

人脈は社内ではなく、社外で作ること


常日頃から皆にも良く話し、かつ僕自身も実践していることの一つに「とにかく社外の人間と積極的に交流し、人脈を広げる」ということがあります。社内の人間関係を疎かにするという意味ではありません。社内の人間とは月曜日から金曜日まで一日12時間 × 週5日間もずっと一緒にいる訳ですから、そこは当たり前の事としておきます。

社外の人、出来れば利害関係がなくて共通の話題がある人達との人脈を広げることは、生活に彩りを添え、自分自身のためにもキャリアのためにもとても重要なことだと考えています。色んな人と交わることによって様々な気付きを得ることができる。人と人の繋がりで色んな人と出会える。誰しも時間とお金には限りがあるのですから、せっかくお金を使うのであれば、普段会わない人との方が良いという訳です。

そこから仕事に繋がることもあります。
例えば、先日、ほろ酔いで電車に乗っている時のこと。
隣に座っている真面目そうな男性が難しい資料を見ながら、「うわ、これすごいな」を連呼しているのに気付きました。普通なら「何この人、独り言ブツブツ言って気持ち悪い」と思うかもしれません。しかし、そこは昨日のエントリー「問い続けること」。様々なことに興味を持つことは成長のために肝要です。僕はその人が読んでいる学会のレポートが気になり、横目でずっと文字を追っていました。すると、その視線に気づいたのでしょうか、「あれ、同じ業界の方ですか?」と声を掛けてくださいました。

いえ、僕はITなので構造解析や化学は分野外なのですが、あまりにも「すごい」を連呼しておられるので気になりました。と正直に答えました。彼は某製薬会社に勤める博士号を持つ研究員で、学会の帰りでした。いかにこの学会で発表された論文がすごいか、ノーベル賞級だ、と、そこから熱心に教えてくれたのです。駅に着き、彼が降りる時に「折角なので名刺交換でも」と申し出てくださいました。名刺交換をしていただいた方には、仮に仕事で全く絡まないような人でも御礼のメールを送るようにしています(最近はFBのメッセージも多いのですが)。次の日にメールを送ると、ある解析シミュレーションに興味があるのだが、なにか良い製品があれば教えてほしい、とすぐに返答をいただきました。そこからトントン拍子に話が進み、先日パートナー企業の専門家を連れて、デモンストレーションに行って来たのです。そして今も提案中です。

これは、どこから何が始まるか分からない良い例だと思います。
もちろんビジネス目線の下心を常に持つことが大切である、と言いたい訳ではありません。僕も人と交わる時、仕事のことなど全く考えていません。ただ楽しいし勉強になるから一緒にいる。しかし結果論ではありますが、仕事に繋がることも多いのです。

終身雇用制が崩壊し、人は会社に頼らずに生きていくことがシビアに求められるようになりました。一つの会社に長年勤めたからと言って給料が上がる保証もありません。つまり、何かに頼るのではなく、一人一人が自立し結果を出さなければならない世の中になっています。仮に今の仕事を辞めざるを得なくなったとしても、社外に人脈があればどうにでもなります。また、会社としても色んな人脈や繋がりを持つ社員達がたくさんいるのは、とてもありがたいことです。ですので、是非、社外に人脈を作るようにしましょう。社内政治に気を遣ったり、同僚と飲みに行って愚痴を言い合う時間があれば、どんどん社外の人間と出掛けましょう。


最近、企業説明会で既卒者と話す機会が多いので、ついついこういうテイストの記事が多くなってしまっていますね。こうしうて書くことで、自分自身の思考の整理にもなっています。

さて、明日の午後から東京入りです。
週の後半もがんばって行きましょう。

問い続けること


なぜ? 
どうして?

仕事でも学びのシーンでも、千本ノックのように問い続けることが肝要なのだろうと思います。問うことから、考える行為が生まれ、考えることからアイデアやソリューションが生まれる。そして、その生み出された何かに対して、さらに問う。どうしてこうなるのだろう、どうしたら良いのだろう、ひたすら問いを自分にぶつけ続けることによって、考える力が養われ、答える力が身に付く。反復練習。

しかし日々の生活に流されていると「問いかける」ことが少なくなりますよね。そんなこと考える時間がない。心身共にリラックスして落ち着いた状況の中でなければ、ゆっくり思い巡らすことなんてできない・・・。いやいや。普通に生活している人の中で、一日のうちに贅沢にゆっくりとリラックスできる時間を持つことができる人がどれほどいるでしょうか。きっととても少ないと思います。では、どうすれば良いのか。意識して問いかければ良いのです。ええ、先程そのことに気付きました。

今から1時間程前、帰宅途中の電車の中で政治関係の本を読んでいました。いつものようにただ文章を目で追っているだけ。お決まりのマルクス・レーニン主義について記載されている箇所で、ふと、いつもと違う感覚を覚えました。「・・・この革命がどのような仮定から生まれてくるかといえば、それは近代資本主義の発展の結果必然的に到来するというのである・・・」という一文があり、瞬間的に「え?なんで?」と思ってしまったのです。「なんで、必然的に到来するの?」この問いが発生してから、そこから先が面白い面白い。なるほど、あまり興味の持てない分野でも、意識的に「問いかければ良いのか」と思いましたですね。

普段の通勤電車で、景色を見て歩いている時、仕事のメールを打っている時、これをしなさいと指示された時、取引先と話している時・・・どんなシーンでも「問いかける」ことを意識して習慣付けることができれば、考えに広がりと深みが出る。

これからちょっと意識的に取り組んでみたいと思います。

So what, so why.

ジェットコースターのような日々の中で


先週から今週に欠けて、長女→家内、そして次女までもが発熱し、僕に感染するのも秒読みとなってきたインフル禍。医者曰く、かなり流行しているとのこと。この寒暖の差で、普通の風邪も流行っているようです。皆様もお気をつけを。

そんな中ではありますが、土日は一泊トンボ返りで仕事プライベート半々くらいの小旅行(良い店に出会いましたので、また後日レポします)、飛行機で戻って来てから娘たちと一緒にランチや公園、夜は友人の送迎会、そして待ったなしで月曜日に突入、という感じで非常にバタバタしております。更新も空いてしまいました。

機中からの雲海があまりに美しかったので、幾つか掲載してお別れです。
それでは今日も一日がんばりましょう。

土曜雑記


季節はずれのインフルエンザが流行っているようです。
先週は娘のクラスが学級閉鎖。娘から感染したのでしょうか、家内もダウンしてしまいました。たまたま僕は家にいる時間が少なかったし、しっかりマスク手洗いで予防出来ているので今のところ大丈夫。皆様もどうぞお気をつけください。あまり家にいることのない僕の代わりに家内の母やうちの実家などに子供を預けたりしてサポートをしてもらっています。こういう時、両家の実家が近いというのは本当にありがたいことです。


歓送迎会の昨夜。
学生アルバイトや派遣社員の方も含めてのほぼ全社員参加の会はとても楽しかったですね。普段、仕事以外であまり話すことのない人も含めて、酒を飲みながらゆっくりと。いつものように最後はわやくちゃになるのですが、それもお約束ということで。
家の状況で一次会で早々に失礼させてもらいましたが、その後、二次会、三次会は一体どういう状況になっていたのでしょうか。月曜日に後日談を聞くことができるのはとても楽しみです。新入社員も卒業する社員も、がんばってください!


今日は大好きな空港から更新です。
空港の雰囲気、飛行機、全てが大好きだ。

それでは皆様も良い週末を。

企業説明会で既卒者にこんな話をしました


昨日、理系の既卒者向けの企業説明会を開きました。
その中で話をした内容の一部を幾つかピックアップします。

当社は、革新的な製品を生み出し続けるテクニカルなITベンダーです。ここで働く人々は、エンジニア、プログラマ、デザイナー、マーケッターなど、それぞれ専門的な技術を持っています。テクニカルな会社と言うと、クールなイメージがあるかもしれませんが、私達は逆に、温かくて、礼儀正しく、親切で、誰にでも挨拶をすることを大切にしています。皆さんも、説明会のセミナルームに入る時、社員が元気よく挨拶してくれたのを見て驚かれたのではないでしょうか。デジタルな時代こそ、血の通った関係、相手の目を見て気持ちを伝える関係が大切だということを知っているからです。

・結果を出すこと、稼ぐこと。

当社は普通の枠組みで物を測りたくない会社です。
会社というのはこうあるべき、ビジネスマンというのはこうあるべき、という考えはあまりありません。もちろん、マナーや礼儀は重要ですが、それは「相手に対する気持ち」があれが誰でも出来ること。それよりも大切なのは「きちんと結果を出すこと」です。

自社の製品開発、サービス開発、受託案件でも、必死でやって結果を出す。それを続ければ会社は必ず成長します。そしてそこから繋がるのは 「徹底的に稼ぐこと」です。ですから、それ以外のことについては余りこだわりません。いくら格好いいことを言っても、美辞麗句を並べても、稼がなければビジネスをしている意味がありません。結果を出すために、もう一つ大切なことがあります。それは、「とにかくお客様目線であること」。成熟したこの時代、質の悪さ、適当な仕事は簡単に見破られてしまいます。つまり、結果が出ません、稼げません、お客様に喜んでもらえません。ですから、お仕事をさせていただいているクライアントさんからの要望には徹底的にお応えします。

枠にとらわれないこと。

世界を見渡した時に、出来るビジネスマンというのは会社名や肩書きではなく、 「僕は◯◯です」と名前で自分を自己紹介しますね。 つまり、自分は、自分なのです。僕はこういう仕事をしていたけれど、今勤めている会社ではこういう仕事をしています、という人がゴロゴロしています。 システムエンジニアから金融に行ったトレーダーもいますし、営業マンからエンジニアに転身した人間もいます。 つまり、自分はこういう人間だと決めつけてしまうと、そこからの成長もありませんし、思考が停止してしまって面白くない人生を歩んでしまうことにもなりかねません。

会社も同じだと思っています。 うちはIT企業です、ソフトウエアベンダーです、Sierです。 分かりやすいのでそういうこともあります。 しかし、それって「今」の姿です。これだけ変化のスピードが速い時代、うちはこれです!ということに、果たして大きな意味があるのでしょうか。 当社のメンバーはITが大好きですし、お客様が喜ぶ顔が大好きですので、そこから大きく逸脱した会社になることはないかもしれませんが、将来的にどのように発展していくのかについては、決め付けないようにしています。

皆さんも、決して、決め付けないように。
これほど変化の速い時代、「自分はこういう人間で、こんなことしか出来ません」では誰も見向きしてくれなくなりますよ。そういう人間は他にも代わりがゴロゴロいるからです。そして、「マイペースで、無理せずに、」という言葉もあまりお薦めしません。先に言いましたが、これほど変化の速い時代、そんなことではいつまでたっても成長できず、あっという間に取り残されてしまいます。視野を広く持ちましょう。
5年で習得できることを1年で習得することは、脳から血が出るような、毎日毎晩吐きそうになる程のプレッシャーがあります。でも、一度そこを乗り越えてしまうと、後が楽。そこから先は、習得した知識とノウハウをベースに、自分でどんどん新しいものを自由に作っていけば良いのです。それでも、「いや、マイペースでコツコツがんばります」という人は、はなくそでもほじっていてくださいね、ということになってしまいます。

全員精鋭主義

少数精鋭ではありません、全員精鋭主義です。 これには各分野、職務においてプロフェッショナルでいることが 求められます。野球チームを思い出してください。それぞの打順、ポジションで最大限のパフォーマンスを発揮することでチーム一丸となり、勝利という果実を得ることができます。誰かがサボってしまうと、チームは負けてしまいます。全員力で勝つチームを目指しています。

主体性と当事者意識

「主体性」とは、「自分の意志・判断によって、みずから責任をもって行動する態度のあること。」と定義されています。指示を待つ、環境が整えられるのを待つという姿勢は、主体的ではありません。受動的です。受動的な人間は言い訳をしますし、環境のせいにします。「俺がヒットを打てなかったのは、観客のヤジのせいだ!」という人間に一流の選手がいるでしょうか?自分の意志で、責任を持って行動することで、道は切り開かれます。
MITメディアラボの石井教授のこの記事を読んでみてください。
当事者意識とは、”何らかの物事やプロジェクトなどに参加している当事者である、関係者である、という意識のこと”と定義されています。この意識がないと、他人任せになってしまい、自分の事は棚に上げ、誰かがやってくれるだろう、という意識が芽生えてしまいます。 ということで、辛いこともたくさんありますが、楽しいこともそれ以上にたくさんあります。この辺りは働く社員達の表情を見て感じ取ってください(説明会の間、会議室のパーテーションはあえて開けっ放しにして、ガラス越しにワークスペースが見えるようにしていました)。