先入観は持つべきではないと実感した瞬間


今週も秒速のうちに終わろうとしています。
今週どころか、今月も、です。
5月も終わり、いつの間にやら梅雨に入ってしまいましたね。


特に理由はないのですが、「どこでも座りたい」性格が災いして立ち飲み屋には今まで縁がありませんでした。なんだか、サクッと飲んでサクッと帰る、というスタイルが、自分のような飲み始めると落ち着いて飲みたい、というタイプには合わないような気もして。

しかし、そんな先入観も一気に音を立てて崩れましたね。
アメリカから友人が帰国し、皆で向かった先は阪神御影駅の立ち飲み屋「ライオン堂」。ここ、コスパ半端無くいいです。旨いし、安いし、日本酒もかなり充実している。前評判もすごかったのですが、実際に行ってみると素晴らしい店でした。狭い店内、平日なのに超満員。お客さん同士の助け合い感も素晴らしいし、料理が出てくるスピードも最高。いや、ここはリピート決定です。僕達は運良くすぐに入店出来ましたが、平日でも時間によっては並んでいるらしいので、お気をつけを。

そして二軒目は、同じく阪神御影駅ガード下の「銀狐」へ。ここも酒、料理ともに一級。二軒目ということもあり、そんなにたくさんは食べませんでしたが、常連さんに愛されている店、という感じで良かった。ここも立ち飲みですが、インテリアも凝っていて小奇麗な空間が心地よかったですね。お薦めです。

いずれにしても、先入観は良くない。
立ち飲みの素晴らしさを(今更)知ったのでこれからは貪欲に発掘して行きたいと思います。

今も燦然と輝く、「ネクストレベルへ行け」。


ネクストレベルへ行け。

2008年のNIKE Football のコピーがあらためて秀逸。
色々と企画を考えていて、ふと社内のマーケッターMさんの机の掲げられているこのコピーに目が留まりました。少なくとも今の自分に必要な言葉。現在のコンディションでは、ケツを思い切り蹴り上げられるようなコピーの数々です。奮い立たされるというのはこういうこと。

自分の弱点から目をそらすな。

その弱さを強さに変えろ。

生まれつきではない、第二の天性を自分で身につけるんだ。

ピッチ全体が見えているか?

1対1の勝負を常に意識しているか?

球際で勝つことができるか?

燃えたぎる情熱はあるか?

自分を冷静にコントロールできるか?

下を向いた仲間を励ますハートがあるか?

君は敵にとって危険な選手か?

それともノーマークの選手か?

敵からペナルティーを奪えるか?

監督は君にキッカーを任せてくれるか?

ミリ単位のキックの精度はあるか?

巻いて狙うボールを蹴れるか?

無回転はどうだ?

ゴール前の嗅覚はあるか?

キーパーをかわす落ち着きがあるか?

ペナルティーエリアの外から狙えるか?

ディフェンダーを背負って決められるか?

最後にプレーした試合はいつだ?

次の練習はいつだ?

他のヤツより1本多くダッシュしているか?

練習がない日も練習しているか?

失敗を人のせいにしていないか?

自分で考えてプレーしているか?

チームメートを本気で怒鳴れるか?

練習でも叫ぶほど悔しがれるか?

次の局面をイメージしているか?

スタンドを沸かせる創造力はあるか?

いつも自分の限界を超えているか?

今のレベルでもう満足か?

君はどれだけ本気でフットボーラーになりたいと思っているんだ?

ネクストレベルへ行け。

楽しみは先にとっておく


打ち合わせに行った某スポーツメーカーの内覧会にて、バットスピード計測機で張り切って腰がウッてなったtmkです、こんばんは。

担当者さんに、ちょっとバット振ってみたら?と促されて調子に乗ってしまいました。その時点での最高記録は出たのですが、筋トレ、柔軟体操しないとダメですね。筋トレもランニングもストレッチも何でもしたくてしたくて仕方ないのですが、いかんせん時間がない。本当に、時間の確保は永遠のテーマです。

優先順位を決めて、取捨選択をして・・・というのは余りに一般的な言葉であり、それが出来るのであれば苦労せんよ、と言いたくなる言葉の筆頭格ではありますが、状況によってはどれも優先順位が高くて選ぶことが出来ない、という時があります。こういう時は慌てずジタバタせず、一つ一つを丁寧に終わらせて行くのが一番近道。

ウイスキーを飲んで、一駅、寝過ごすくらいの時間はまだあるのですから。


身軽にして手間を省くために、出来るだけ必要のないものは増やさない(趣味も含め)、シンプルにする事を心掛けています。増やさない、捨てる、解約する、整理する。ホワイトスペースを広げるような生活を目指さないと。
手間暇掛けて何かをして・・・という「めんどくさいことが素敵」な生活には非常に憧れるものの、将来の楽しみに取っておいても良いのかな、と思えるようになってきました。

さて、いよいよ梅雨入りですね。
明日も雨模様ですが、すっきり晴れやかな気持ちでがんばって行きたいものです。

時にはオフラインで


晴天に恵まれた週末、皆様、良い日曜日を過ごされましたでしょうか。
昨日は提出物のためにほぼ図書館に篭りっきりでございました。18時の閉館時間を過ぎると、カフェに移動して夜まで。その甲斐あって個人的な山は越えたものの、今朝方少しばかり体調を崩してしまいましたが、元気に出社し今は完全復活しております。

しかし、休日の図書館はいいものです。
座った場所が冷房が効きすぎていたのが少しキツかったものの、それでも静かな中、太陽光がたくさん降り注ぐ場所で皆様思い思いに勉強や読書を楽しんでいる環境というものは良いものです。緑も多いしね。

図書館、美術館、博物館・・・公共の文化的施設を普段使う人も少ないかもしれませんが、本をタダで借りることができ、自習室など静かで快適な環境を利用できるというのは素晴らしいことです。そこで働く職員さんのためにも、積極的に利用していきたいものです。という訳で非常にバタバタしていて、TWやFBは丸二日ほどオフラインにしておりました。メッセージが来ればアクセスしチェックはしているものの、TLも追わず、滞在時間も出来るだけ短く。それはそれで、自分の目先に集中できるので良いものです。

そうこうしている内に5月も最終週ですね。
ラストスパートがんばりましょう。

手紙の効果はいかに


運動会は10月のイメージでしたが、子供が小学校に行くようになり、運動会=春のイメージになりました。今時の小学校は5月に行うところが増えていますもんね。昨夜は仕事で徹夜明けだったのですが、最高の天気にテンションも上がり、元気に運動会へ!!

朝、娘が家を出る前、こっそりと手紙を書いて渡してあげました。名付けて「後ろの人に追い抜かれず、前の人を追い抜く方法」。走り方のポイント4つの極意。リレーに出場する娘、思うような走りが出来ずに少しだけ悩んでいたのです。僕も時間を取って走りを見てあげることができれば良かったのですが、なかなか時間が取れず当日を迎えてしまいました。その手紙をカバンに入れて先に家を出た娘、後から聞くと教室でその「極意」を読んだとのこと。走る時も意識していたそう。そのポイントが効いたかどうかは分かりませんが、リレーでも良い走りをしていました。子供が頑張っている姿というのはいつでも感動するものです。

さて、そんな楽しい運動会ですが、うちは長女と次女で違う小学校に通っているので、一年で二回も運動会に参加できるのがありがたいところ。その他の行事も!それぞれの学校で仲良くしているファミリーや子供達もいて、ランチ時間もそれぞれの楽しみ方がある。ちなみに、来週は次女の小学校で運動会。今からめちゃくちゃ楽しみです。


で、僕の方も一睡もしていませんでしたが、親子競技の綱引きで本気になったり(二連勝!)、ノンアルコールビールでピクニック気分を味わったりして楽しみましたが、夕方帰宅と同時にバタン。その後の記憶がありません(笑)お陰で頭もすっきり、今朝は6時から溜まりに溜まった用事を片付けています。

さて、今日も良い天気ですね。
皆様も良い日曜日を。

三年の時を経て黒船が来襲 Square日本上陸


ジャック・ドーシー(Twitter創業者、同い年だよ、おい)が開発したあのスマートフォンカード決済の「Square」がついに日本上陸。

「Square」が日本上陸–スマホをカード決済端末に(C-net)

このブログでも、2011/6/23の記事「〜Square〜 Smart Phoneの可能性」で取り上げています。あれからもう二年。Squareのサービス開始から三年。Squareのことを知った当時の興奮は今でも覚えています。tech系、サービス系のニュースは日々膨大にリリースされているものの、「これはイノベーティブだ」と思えるものは少ない。その中でもこのサービスを知った時は本当に鳥肌が立った。昨日のことのように覚えています。ついに、来たか。

北米地域以外では初の海外進出となるという点も興味深い。それが日本であったことも嬉しいことではあります。ドーシー氏はその理由について「経済力、市場規模、成熟度などいくつかの基準に照らして選んでいる。日本の経済は成長しており、中小企業も非常に多い」(C-netの記事より)と述べています。

一方で、僕の先の記事でも書いているように「なんや言うてもシリコンバレーが中心」。この数年でゲーム以外ではLINEが(ゲームも流行っていますが)ようやく日本初の世界的サービスになりましたが、Squareのような革新的サービスはやはりシリコンバレーからの輸入という現状に代わりはありません。

実はあまり知られていませんが「coiney.com」という日本版Squareと呼ばれるサービスもあります。黒船に負けず、こちらもがんばって欲しい。

しかし、この年齢で世界を変えるサービスを二つも立ち上げているジャック・ドーシー。比べるものでもありませんが・・・単純にすごい。

朽ちるものが放つ美しさ


「荒野で朽ちていく飛行機」の風景があまりに美しい件について

出典:wired.jp 「荒野で朽ちていく飛行機の風景:ギャラリー」

美しさの要因

意外性と対比。
最新のテクノロジーを搭載した飛行機がなぜ、このような場所で朽ち果てているのか。キラキラの金属物が突如出現するという自然と文明の対比。

時の流れの実感。
人工的に破壊された訳ではなく、悠久の時を経て、酸化し、劣化し、風化していく様。

人工物はやがて自然に還るという自然の摂理。
自然は悠久だが人間が作ったものは朽ち果て、やがて自然に還り、その一部となる。

人が作るものは、基本的に自然界に存在しているものからしか生み出せない。人工物が自然に還るというのは至極当然であるのですが、都会で日常生活を送っているとその実感を掴むことができない、というより、機会がない。このような写真はその摂理が現実として存在するという真理を思い起こさせるものとなります。

また極私的には、ナウシカ原作のコンセプトと言われている、自然と科学文明の対立、文明の破壊と再生を連想させます。また飛行機が朽ち果てていく様は、ナウシカ原作に登場する数々の古びた軍用機(バカガラスなど)も思い起こさせ、ファンとしては何ともいえない感傷に浸ることができます。ちなみにwired.jpに掲載されているディートマー・エッケル氏の写真は、全て不時着機で、乗組員は救助されたというもの。そこに死はない。

いずれにしても、廃墟や朽ち果てていく人工物などが放つ魅力は、人間の死生観、哲学と多分にシンクロするところがあり、考えさせられます。

朽ち果てるものは美しい。

人に教えることを意識しながら学ぶ


朝6時から長女の勉強を見るということが習慣化して来ました。

きっかけは、彼女が塾に通うになってから。算数と国語の宿題をたくさん持って帰ってくるのですが、分からなかった問題だけを残しておき、パパに唯一会うことが出来る朝に教えてもらうのです。

僕は教える際、とにかく分からない問題があればその内容を紙に書けと言っています。下手な絵でも何でも良い。例えば、「お父さんとお母さんとA子ちゃんと弟の年齢を足すと、ちょうど100歳になります。お父さんと弟の年齢を足した数とお母さんとA子ちゃんの年齢を足した数は同じです。弟は6年前に生まれ、4年前、弟の年齢の3倍がA子ちゃんの年齢でした」という文章題があるとします。一問目は「弟の今の年齢は何歳ですか」というもの。二問目は「A子ちゃんの今の年齢は何歳ですか」、三問目は「お父さんとお母さんの今の年齢は何歳ですか」。

一問目は分かったとしても、二問目、三問目は小学3年生には少し難しい。文章をさらっと読んだだけでは内容を理解しづらいこともある。でも、文章題というのは、問題の中にヒントがたくさん潜んでいるものです。そこで、自由帳などに絵を描かせる訳です。家族4人の絵を描き、与えられているヒントを書き込んで行く。そうすると、全体像が見えてきます。某◯◯ハイスクールの先生ではないですが「数式ではない、言葉です」という通り、問題の意味と意図をすばやく把握できる子供というのは、頭の中で情景を思い浮かべることが上手な子なんだと思います。絵を描かせるのは、そのための訓練だと思っています。慣れてくれば、そのうち紙に描かずとも頭の中だけで整理しながら読み解くことができるようになるでしょう。

もう一つのポイントは、人に教える事を想定して、自分が学ぶということ。自分は理解出来ている問題を、分からない子にどのように説明するか。こういうことを意識すれば、問題の意図を理解しやすくなると同時に、記憶にも焼き付けやすい。人に何かを教える時、教えている側の方が頭を使いますよね。時として絵を描きながら教えたりもするでしょう。そう意識すると、自然と問題の意図を理解できるようになります。アウトプットを意識したインプット、という訳ですね。

もちろん僕はプロの教育者ではなく、ただの「お父さん」ですから教え方に間違いも色々とあるでしょうが、そういう訳で、今は教えることが僕にとって、とても楽しいことになっています。懐かしさ半分、先生になったような感覚半分。また、娘を見ていると、しっかりしているな、とも思います。僕が小3の時はどうだったか、と考えると朝早起きして勉強なんてしてなかったよな、何も考えていなくて、うんこみたいな子供だったよな、と思うのです。いいオッサンになった今でもあまり変わっていませんが。


今日は読み応えのある記事に二本出会いました。

INTERVIEW この10人のイマジネーションが、日本に変革をもたらす:VOL.4_福山太郎【wired.jpより】

育った家庭環境も大きく影響しているとは思いますが、まずやってみよう、と向こう見ずに挑戦するチャレンジ精神、年齢関係なく見習うべきですね。

社員旅行で眺めた日本(NewsWeek 日本語版より)

社員旅行で初めて日本を訪れた中国人4人による座談会です。自分達が中国に対して持っているイメージと彼らから発せられる言葉には大きな隔たりがあるとも感じました。純粋に、そう思ってくれていて嬉しい、という気持ちになります。メディアから入ってくる情報だけでイメージを固定化するのは良くないとも思いましたね。いつでも答えは現場にある。

「無敵ワード」について非常に浅く考察する


これを使えば、周りの人間が「NO」とは言えない言葉ってありますよね。

例えば、アメリカでは、仕事を切り上げる時や飲みの誘いを断る時に「家族」という言葉は絶対的な強さを誇ると聞いたことがあります。「家族と・・・」とか「家族が・・・」というキーワードを出せば、100%全員を納得させることが出来るというもの。まさに大富豪におけるジョーカーのような存在。家族カードは有効な切り札ですね。

日本では、飲みの誘いを断る時は「仕事」カードが、仕事を切り上げる時は「家族カード」がそれぞれ有効なような気がします。飲みの誘いに「家族カード」を切るのはなんとなく照れくさい、「お前、尻に敷かれてるんだろ」と言われてなんだかかっこ悪いという、誤った意識があるに違いありません。

ちなみに、当社も家族カードと仕事カードは有効に働きます。言い換えれば、家族も仕事も大事にしましょう、という意識の表れですね。もちろん、ウソはいけませんよ。皆それぞれ事情がありますので、正直に説明すれば大丈夫です。
このように、誰もが「それは大切にすべきであろう」と認識している言葉は有効です。

しかし、これらを差し置いて一番強いのは、生理現象にまつわるキーワードでしょう。
「ちょっとトイレ行って来ます」などは強力。生理現象には逆らえない、誰も止めることが出来ない、自分が逆の立場でも止めて欲しくない、ということを、皆が暗黙の内に承知しているからです。

更に強力なのは「ちょっと気持ち悪くなったので吐いて来ます」。周りが相手を心配すると同時に、恐れ、恐怖心を与えることができるからです。それでもその場が許してくれない時は、「放屁」カードを切りましょう。間違いなく、無敵です。それ以上もありますが、ここで論じるのはやめておきます。

後半はかなり主旨が変わって来ましたが、また別の「無敵ワード」があれば紹介したいと思います。(思考が小学生レベル

まるで箱庭のような街


小さなエリアに色んな要素をギュッと詰め込んだ、箱庭のような街、芦屋。

家から歩いて5分で人々が散歩やジョギングをしている芦屋川に、同じく5分で車やバスが行き交う駅の北側にアスセスできます。家族が友達の家に遊びに行っている間、僕は自宅に引きこもっていたのですが、気圧の関係で鈍重な頭を少しでもすっきりしたいと思い、気分転換にコーヒーが飲めるところへ家出しました。

フルオープンに開かれた店、タイピングに疲れると時折目を上げて目の前を行き交う人や、ホテル竹園前のタクシー乗り場に降り注ぐ雨を眺めたり。雨の日はいいですね。静かだし、軒下にいる安心感が心地良い。

ほぼ予定通りにスケジュールをこなすことができました。
明日からまた新たな一週間が始まります。

気持ち新たに、5月後半戦、がんばって参りましょう。