行事で感じる季節のうつろい


祖母が大切に育てているカトレア(洋ラン)の温室は、冬と夏の年二回、衣替えをします。

春から夏に向かうこの季節、冬用に貼った温室の中貼り(ビニール)を外して温度が高くならないようにするのです。カトレアは中南米原産のランなので、日本で育てるためには温室がなければなりません。曽祖父の趣味がまさにカトレアの栽培で、その頃から大きな温室が実家にはあったのですが、震災後に家を建て替えた時に温室も縮小し、今はこじんまりと、祖母がその趣味を引き継いで育てているのです。

子供の頃はその魅力が分からなかったのですが、今は「植物を大切に育てる」ことの楽しさが分かります。肥料をやり、夏でも冬でも温度を一定に保ち、大切に育てた結果が「花」となって現れます。

「温室、またやっといてな」
この電話で、季節の移ろいを感じます。


GW前の最終営業日です。
明日からは信州の八ヶ岳ベース入り。

しっかり仕事を終わらせてバカンスに臨みたいと思います。