Less is more 言葉の持つ温度について


たまに「真っ白なキャンバスに点一つ」くらい、引いて引いて引きまくってみたくなる時があります。音もいらない。言葉は最低限の分量で。

ほんの一行だけで、見えないはずの情景をイメージさせ、聞こえないはずの音を奏で、顔の表情までを想像させるような文章を書く方がおられますが、とかく情報量が多い生活の中で、こういうテクストに出会った時には砂漠のオアシスのように感じることがあります。センスですね。引き算の美学。余分なものをそぎ落とし、あとは読み手の主観に委ねる。

俳句の五七五などがそれに当たるのだろうと思いますが、僕は俳句のように決められた文字数の中での表現よりも、さらっと溜め息と一緒に出てくる独り言のような文章に惹かれる傾向がある、と最近気付きました。不思議なもので、言葉は温度を持ちます。全く同じ文章でも、温かさを感じるものもあれば、冷たさを感じるものもある。重みを感じるものもあれば、軽く感じるものもある。押し付けるものもあれば、引き出すものもある。ビジネスメールでも、ブログでも、短い中でも「温かさ」を感じさせるような文章を書ければいいなと思っています。気持ちは伝わりますから。


言葉繋がりではありませんが、とても納得したので共有。
東洋経済の一記事です。

”あうんの呼吸”はアジア人にしか通じない
多文化コミニュケーションの極意

文字通りの言葉でコミュニケートする欧米人、文間でコミュニケートするアジア人。ほんとその通り。「空気読んで」「やんわり断っているのに」とか、曖昧さを許さない(伝わらない)人種の人たちとビジネスで交わらない訳には行かなくなってきました。逃げ道を作って、とか、ぼやかす、とかも無理なんですよね。日本人の良さをそのまま伝えようとしても「言葉」や「文化」として存在しないから、そもそも伝えることが出来ないケースが多い。この記事、参考になります。

さて、いよいよ1月最終日ですね。
しっかり締めて参りましょう。

脳で体をコントロール


頭の回転が良い人や、ある分野にとても造詣が深い人と一緒に話をしていると、こちらまで脳が刺激されて急に仕事や勉強が捗ったり、興奮して眠れなくなるといったことがありますよね。僕の場合もリアルな場はもちろん、TEDやUstreamの講義や討論等を見ている時に刺激され、その後の仕事が倍速で捗るということが良くあります。

今日聞いた話によると(間違って解釈しているかもしれませんが)、話す相手の脳に自分の脳がシンクロする、引っ張られるようなこともあるらしいです。ある有名な速読の先生は、最初の段階はメソッドに基づいて教えていくそうですが、あるレベルに到達すると、レッスンではなく「一緒に食事をしに行きましょう、一緒に買物に行きましょう」と自分と行動を共にするよう求めるそうなんですね。特にレッスンをしたり、本を読んだりしている訳でもないのに、そのように会話をし、行動しているだけで生徒は自分自身の脳が活性化されていくのを実感するそうです。ちなみにその先生は一日2時間しか寝ないのですが、体のどこも悪くないらしい。どうやら、身体すら脳でコントロールできるとのこと。ここまで来ると僕の理解をはるかに超えているので何やらスピリチュアルなイメージすら持ってしまうのですが、もし一日2時間睡眠で残りの22時間全開フルスロットルでいれるのであれば、一日が二日分あるのと同じことなのでうらやましいことです。

いずれにしても、脳が停滞しているように感じたり、曇を取り除きたい時に有効な「活性化させる術」を知っていることは重要なことですね。僕のカンフル剤は、TEDや好きな先生方の講義やブログですが、そういった「何か」を見つけると便利ですよ。


今日はビッグサプライズもあってとても嬉しい一日でした。
さて明日から週の後半+月末に差し掛かります。
本当に一ヶ月早いな・・・

それでは、また明日。

見えない景色を見ることができる時間


すべきことがたまっていてこの週末、土日合わせて6時間くらいしか寝れませんでしたが、なんとか一つの山を超えることができました。相変わらず、次女はインフルエンザ真っ最中で、僕も家に居ながらマスク、うがい、手洗いを欠かすことはできません。なんとか必死で抵抗しているのですが、体も弱ってきているのでしょうか、喉痛と頭痛が。。。いやいや、それでも必死で抵抗しますから。

今朝の大阪・中之島。
とても気持ちの良い晴天でしたね。

どんな人でもそうですが、深夜、明け方まで起きているととても眠たくなります。しかしすべきことが残っている。こんな時、自宅にいると確実に自分に負けてしまって、気づくとソファーの上で朝を迎える・・・といったことが多々ありますよね。こういう時はどうするか。はい、そうです。家出です。

幸い、家から車で5分程度の国道沿いに24時間営業のガストがあって重宝しています。昨夜も2時頃に自宅で限界を感じ(イスに座っていたはずなのに、気づくとダイニングテーブルの下で本を読んでいた・・・相当、横になりたかったらしい)、車を走らせてガストに向かいました。深夜のファミレスなんてほとんど行ったことがないのですが、面白かったのは、ソファー席で真横になって寝ている人や、テーブルに突っ伏して寝ている人、椅子に仰向けになって寝ている人などがいること!あの人達は一体何しに来ているのか?寝に来ているのかな。良くわかりませんが、若者達や勉強に来ている人たちに混じって「睡眠クラスタ」の皆さんがいらっしゃることに驚きました。そして、もう一つの発見。AM5時になったら朝食メニューに切り替わるのです。5時前に店長さんがメニュー表を変えに来る、まさにその瞬間に立ち会うことができました。この体験は貴重でしょう。感動(そうでもない)。そんなこんなで6時前くらいまでがんばって帰宅。お陰で結構進んだわ。

おっと今日もこんな時間になってしまいました。
ばたばたの週末もおしまい。

明日からまた新たな一週間がスタートします。
かなり冷えこむ今週ですが、1月最終週。
気合いれて参りましょう。

Bobby Caldwell で思い出すエアチェックのこと


夜に立ち寄った駅前のフレッシュネスバーガーのBGMで昔好きだった曲が流れていました。
懐かしいボビー・コールドウェルですよ、皆さん。

Bobby Caldwell – Stay With Me

フレッシュネスバーガーはとにかく懐メロをBGMとして選曲していますね。30代後半以上の客層をターゲットにしているのかな?どうなんだろう。

ませガキ+アメリカ大好きだった僕は中学1年の頃から洋楽にドップリはまり、その中でもAORが大好きだったですね。同級生とはなかなか話題が合わないので、近所のお兄さんに色々と教えてもらってはカセットテープを焼いてもらって聴いていたような気がします。録音が出来るダブルカセットとかラジカセとか、今となっては懐かしいアイテムを駆使していました。今は音源、全てデータですからね。この20年でなんと時代は進歩してしまったのか。

で、AORで言うと、Air SupplyとかChicagoとかクリストファー・クロスとか、フィル・コリンズとか「透明感」のあるサウンド(なんか古い)を一時期好んでおりました。今から考えると、あの時代の音楽は確かに格好良い反面、格好つけ過ぎ感も否めませんね。なんか昔のトレンディドラマを見て「恥ずかしくなる」気持ちと良く似ています。

当時は学生らしく夜はFMラジオを聴きながら勉強をしていたのですが、常に空のカセットテープをセットして手元に置いておくわけです。なぜか。良い感じの曲が流れてくるとすぐに録音スイッチを押してエアチェック(懐かしい)をするためですね。そしてこのような仕方で不器用に作成したテープを自分オリジナルのミックステープとして聴きまくるんです。今から考えると涙ぐましい努力をしていました。ラジオを音源にしたカセットテープがデフォルト。その中からどうしても欲しいものはCDとして買いに行くのです。こういうことを書くと、「カセットとかCDとか言ってるの?まだ最近の話やんか。オレらの時代はオープンリールでな・・・」という先輩諸兄方の声も聞こえてきそうですね(笑)

今はインターネットのお陰で、いつでもどこでも好きな曲を検索し、DLし、YouTubeで視聴できるようになりました。iPhoneやスマートデバイスにネットから一瞬でダウンロードOKです。あの時の苦労と比べると雲泥の差。ああ、あの曲なんだっけな・・・と思ったら、歌詞やタイトルの一フレーズでキーワード検索をすれば見つかる。それどころか、「君、こんな曲も好きだろ?」と親切にリコメンドすらしてくれる。そのリコメンドの精度がまた高い。そして気に入った曲があれば、このように貼り付けて友達に教えて上げることもできる。もう至れり尽くせりですね。いい時代になりました。

さて、日付も変わり日曜日です。
全国的に冷え込みそうですが、心は温かくしていたいものですね。

昼下がりの家出


インフルエンザが猛威をふるっているようです。我が家は先週、長女が羅患し小学校も学級閉鎖に。そんな中、今度は次女が不調を訴えました。今朝、早速小児科に一番乗りして診察してもらうと・・・やはり「インフルエンザA型」・・・。妻は予防接種を受けているのですが、僕は未接種。普段からうがいとマスクは欠かしていないとは言え、さすがに怖い。妻もそれを心配して「家にいたらあかんよ、家出しておいで」というので、彼女の帰宅を待ってカフェに逃げて来ました。

明日までのタスクがあるので、ちょうど良いタイミング。このまま夜まで一気に集中して終わらせてやろうと考えています。外にいれば眠気もこないだろうし(昨夜は3時まで飲んでいた)。なによりもこんな武器を手に入れました。

ジャンキー仲間(?)に薦められたので一度試してみようと思っています。さて効果の程はいかに。


昨夜は緊密な関係にある取引先のTOP3と会食。新地の隣、西天満にある「結心」で美味しい和食を熱燗と共にいただきました。隠れ家的な料理屋で、奥にはテーブル席の個室があり、静かな会食の場としては最適なお店です。

業界を取り巻く環境は厳しい中、着実な成長を続け今月から新たな体制で再始動した先方。今後の成長に益々期待です。その後、新地を離れ、終電に乗り夙川へ。ここでは同級生達が集まっていました。0時を回ってから合流して、皆と3時頃まで。仕事モードのスイッチを完全にオフにして、ただただ肩の力を抜いて楽しむ。それにしてもみんな変わらないし面白いなー。最高に楽しい時間でした。

では、そろそろ深い海の底に潜ることにします。
皆様も良い土曜日を。

ナレッジジャンキー


真夜中に興味ある分野の文献を漁っていると、なかなか眠れなくなります。どうしても今日はここまでやろうとゴールセットしてしまうので、途中で眠気が襲って来ても風呂に入って気分転換をしたりコーヒーを飲んだりして(夜中のコーヒーは意外と胃もたれする)無理やり目を覚ましたり、自然の摂理に反することをしてしまうのです。
色々と分析してみると、これは一種の中毒ではないかと思うようになりました。頭の悪さをインプットで補おうとする「ナレッジジャンキー」(tmk造語)なのではないかと。知的欲求を刺激されるとアドレナリンが出る。これはまさにジャンキーではないのか。そうすると全てに説明がつくような気がしてきました。えっと、どうでもよい与太話はここまで。


大量生産、大量消費社会において、デバイスは一年たったら捨てられ、新しいものに買い換えられる。でも理念は何年も生き続ける。プロダクトやサービスは「理念駆動型」であるべき。それこそがサステイナブル。(MIT石井先生)
昨日のエントリーの続きになりますが、「理念」をすべてのプロダクトの浸透させているのがまさにAppleだと思うんですね。「Apple」と聞くと、ロゴ、CMの雰囲気、シルバーの筐体、UI全てに統一されるコンセプトカラーとユーザーエクスペリエンスが脳裏に浮かんでくる。これ、実はすごいことじゃないでしょうか。まず、イメージをグローバルに浸透させるためにはどれだけ時間がかかるか。パッと聞いてロゴが思い浮かぶだけではなく、体感までも思い出させる。コンセプトと「理念」を思い浮かべることができる。感動、エクスペリエンス、カルチャーに染み渡る理念。

今後もデバイスは形を変えて行くでしょうけれど、理念は100年続く。これ、まさに真実だと思います。自分自身も仕事をする上で目先のことだけでなくどれだけ「理念」を意識することができているか。考えさせられました。

さて、今夜は新地で会食です。
皆様も良い花金を。

感情に支配される市場


Appleの四半期1Qの決算発表、過去最高益を更新したとのニュースでTLが埋まって迎えた今朝です。バタバタして更新もできませんでした。

Apple Revenues Hit Record High With 75 Million iOS Devices Sold

iPhoneとiPadの売上が過去最高だったのに対し、利益率が下がりアナリストの予想に届かなったということでApple株が時間外で急落したとのニュースが話題になっていましたが、そもそも株価は投資家の心理を反映しているもので、いわば感情に左右される相場です。期待値がそのまま売買に繋がる訳ですから嘘がつけないIRの数字が良かれ悪かれ、人の感情は決算発表だけで動かすのは難しいということでしょうか。以前から、iOSを搭載したデバイスの先にAppleはどんなプロダクトで我々を驚かしてくれるのか?ということがマーケットを占める期待感なのですが、そこになかなか次のモノが見えてこないということもマーケットの感情としてはあるようです。まあ、一ファンとしてはどうしても我々の予想をはるかに超える「次の何か」に期待してしまいます。

しかしここ数年来、絶好調のAppleは仮にジョブズというアイコンを失ったとしても世界一のリーディングカンパニーであることは間違いないし、このままAppleがPCやデバイス市場を引っ張っていったとすれば世の中Apple製品だけになってしまう訳で、過度の期待値はどうかなと思いますですね、素人ながら。そもそも彼らは株価を上げるために製品を作っている訳ではなく、質が高く皆の生活を豊かなでエキサイティングにするために製品を日々開発しているはずですから、Appleユーザーは皆iOSから離れられない訳です。これってすごいことですよね。

結局何か言いたいのか支離滅裂になってしまいましたが、我々もソフトウエアやシステムであったとしても「モノづくり」をする業界の一員として、常にリーディングでいることのすごさ、リリースするものリリースするものが飛ぶように売れ、一つのライフスタイルや文化を創出していく企業のすごさはリスペクト、いや、雲の上の存在として羨望するしかありません。Appleにはいつまでもそういう「アイコン」でいて欲しいと思う今日この頃です。

さて、今日もそろそろ店じまい。
皆様も一日お疲れ様でした。

ライフストーリーが好きだ


人のライフストーリーを聞いたり読んだりするのが好きです。どのような生い立ちで、どのような学びをし、仕事を始めてから今に至るまでどんな道のりだったのか。どんな出会いがあり、何がターニングポイントになったのか。

今日の日経ビジネスでこういう記事がありました。
「社員14人のベンチャーから始まった彼のキャリア」

Google徳生氏の取材記事です。
CMや昨年のエイプリルフールネタ、Google Mapのドラクエ版PRCMにもプレゼンテーターとして出ておられた方なので、僕も顔は知っています。で、この記事。とても面白い。彼がスタンフォードの大学院を出て、ベイエリアで就活を始めたところから話はスタートします。有名ソフトウエア企業の内定を断り、なぜ小さなベンチャーを選んだのか。ビザにかかる費用を自分で負担してまで、なぜここで働こうと思ったのか。新卒生の時期から仕事に対する明確な目標があり、敷かれたレールの上を歩むのではなく、まさに自分の人生は自分で切り拓くという言葉を体現して困難すら楽しんでおられるような気がして読んでいるだけでワクワクします。またGoogleの社内やラリー・ペイジが日々どのように考えているのか「中の人」ならではの言葉もあり、彼らの企業文化を垣間見ることもできますね。

たまたまこういう方達はメディアに出ておられるので目に付く機会が多いのでしょうが、人の数だけライフストーリーがあり、どれもある意味で「面白く」波瀾万丈なのでしょう。そしてそれらを見て、刺激されインスパイアされる人も大勢いる。人に影響を与える人の多くは、本人は全く自覚しておられないのだけど、一つ芯が通っていて、失敗を全く恐れず、いい意味で「今を捨てる」ことができる人、何かに夢中になり続けているという点で共通していると思います。リスクを勘案しない生き方。うん、読んでて元気が出る!


昨日はスタッフを含めて串かつに連れて行っていただきました。
大阪で飲むのは久しぶりのような・・・

インフルエンザが猛威をふるい出したようです。
マスクで完全防備しながら今日もがんばりましょう。

これも一つのセレンディピティ(Acid Jazzと社会貢献)


デスクワークのBGMにYoutubeを聞くことが多いのですが、今日は偶然素晴らしい曲に出会うことができました。たまにこういうセレンディピティがあります。Youtubeのリコメンデーションエンジンが素晴らしいのでしょう。LoungeやDeep House、Acid Jazz系に興味がない方には?かもしれませんが、モントリオール出身のDJ JaBigの”Acid Jazz Lounge Music & Soul Deep House DJ Mix by JaBig [DEEP & DOPE Shazz]”です。再生時間も1時間と最適の長さ。これは良さそう、と早速聴いてみると、ガツンとストライク。BGMには最適のテンポ。

そして驚くべきことに彼のサイトでメールアドレスを登録すれば、私用での視聴に限りですが、全アルバムダウンロード可能。最初は、え?大丈夫かな?スパム的要素ないよね?と不安がよぎったのですが、「子供たちの飢えを戦うために世界中を旅するモントリオール出身のDJ」という自己紹介文や、掲載されている文言もとても誠実、サイトもしっかり出来ている。「(1 or 2 short emails a month at the very most + you may unsubscribe any time. No SPAM ever: I hate it as much as you do!)」とか書いてあるし。

で、メールアドレスを送信したところ、ちゃんとDL用URL送られてきたですね。そしてかなりの数のMIXアルバムDL可能!早速2つくらい落としてiPhoneに入れておきました。マネタイズポイントはどこにあるのか?まずは裾野を広めてブランディングかな?とか考えながら見ていると、

“6) Please donate to the WFP, the agency that fights child hunger worldwide. Wether or not, you think your contribution is small, know that 5 dollars US can feed 20 children. Yes, 20!”

という記述が。WFP(World Food Programme)つまり国際連合世界食糧計画への寄付を薦められています。なるほど。彼のチャリティー活動の一貫なのでした。自分のセンスを生かした素敵なコンテンツを配信してドネーションを勧める。社会貢献を主軸においたこのような姿勢は僕のような「一見さん」も一瞬でロイヤルユーザーに変えてエンゲージしてしまいますね。

・提供している楽曲の質の良さ
・誠実なテキスト
・好感のもてるデザインとシステム
・試聴ではなく、正規版を無料提供
・社会貢献

これらの要素、一つでも掛けると怪しくなってしまうのですが、上手に展開されておられます。すごいね。本当に偶然の出会い。これも一つのセレンディピティ。

興味のある方は下記リンクからどうぞ。DLページURLの直接リンクの共有は禁止されていますのでTop Pageアドレスのみ。

http://dj.jabig.com/

風をつかむ


銀色の波に向かって〜 白いカイトは揺れている〜♪

芦屋浜へ凧揚げに行ってきました。でも実際、凧揚げに興味があるのは僕だけで娘たちは縄跳びに夢中。最近とにかく鉄棒と縄跳びがブームのようです。

凧の魅力は「風を掴むことが出来る」こと。手に伝わる感覚で、風を掴んだり、押したり、引いたりすることできる。風との対話。目に見えない空気の動きだけれど、重たい。流れがなくなればフッと軽くなり、あっという間に落下する。この感覚がなんとも言えません。スポーツカイトなどの競技をやっている人なんて、ナウシカがメーベを操る感覚で風を読むんですよね。メーベに乗って急降下する時に地表を見て「あ、あそこは空気が重たい・・・」とか、死ぬまでに一度は言ってみたいセリフです(いつ言うのか)。

あれだけ毎週通っていた芦屋浜ですが、冬場になるとさすがに足が遠のきます。しかしここでは相変わらず人々が思い思いに過ごしていました。ランナーや釣り人はもちろん、散歩を楽しむ老夫婦、ビーチバレー、サッカー部のジョギング、凧揚げ、砂遊び。ちょうど散歩に来た友人夫婦とも会うことができ、寒かったけれど良い気分転換になりました。

さて明日からまた一週間がスタート。
強風時の揚力のようにスコーンと突き抜けたいものです。風をつかむことができるでしょうか。

それでは今週もがんばってまいりましょう。