脳休めの「愛ある」一冊

どうしても、

業界のビジネス書ばかり読んでしまう傾向にあります。

仕事の上で必要な情報ですし、

常にインプットをしておかなければならないという必然性に

駆られてのことなのですが、やはり息が詰まることもあります。

それに、やたらとロジカルになってしまいます。

悪く言えば、「ウンチク臭く」なるのです。

そして読み方には十分注意してください。

「自分の本性」と、

「やらなければならないこと」

このギャップをずーっと感じながら過ごしていますし、

そんな気持ちをこのブログのタイトルに大胆にも冠している訳ですが、

そんな折に、一冊の本を購入しました。

レイモンド カーヴァー, Raymond Carver, 村上 春樹
愛について語るときに我々の語ること

カーヴァーの名著らしいのですが、

実は今まで読んだことがありませんでした。

短編集と言えば、それまで。

でも、人間の弱さ、陰、荷、その中にひっそりと潜む愛、

一瞬の微笑みと、過ぎ去ったものの喪失感が

ただただ、淡々と、忘れ去られたスケッチブックの一枚のように、

破れて飛んでいく古い便箋のように描かれています。

肯定も否定もしない。

村上春樹さんも、ただそのまま淡々と、

観察者のように訳している気がします。

好き嫌いはあるかもしれませんね。

でも、僕、この手の短編集にとても弱いのです。

まだ完読はしてないのですけれど。

なんともいえない、

気だるい喪失感と、少しの幸せを感じたい方は是非。

きっと、お酒が進みます。

そして、誰かと何かを語りたくなります。

右から来た物を炭火で焼き続けるの歌

h.p.大連支社に勤務するJが久しぶりに帰国しましたので、

いつものようにダラダラと飲んでおりました。

腐れ縁と言いますか、

まあ一年に一回は、「しょうもない話」をあてに飲むわけなんです。

これをもう数年続けてます。

 

「しょうもない話」というのは、

いつものように誉め言葉。

「全くもって個性のかけらもない、ごく普通、順応性抜群」を自称する、

AB型のJ(中国語堪能)と、これまた

「ごくごく一般的、どこにでもいる標準サラリーマンパパ」を

自負する、O型のtomo-k(大阪弁堪能)。

他人が聞くと、

「こいつらよくこんな(しょうむない)トピックを掘り下げて熱くなっとるな」

と思うようなことを、ただひたすら永遠と語ります。

ここに、cachari姉様一押しの「梅田一魚が美味しいお店」(ぐるナビ参照)

が出す、ハタハタなり、お刺身なり、

みりん干なりのアテが来るわけですから、

酒が進まないわけがありません。

「ビリー銀行」に貯金しておいた「脂肪」が、

利息をつけて返って来たような感じになっております。

それはさておき、

h.p.のような世界的企業で、しかも国外で働くJの話を聞いていると、

グローバルカンパニーゆえの難しさや苦労などもあり、

また国籍や言葉、文化慣習の違いなど、

大阪の中小企業で働く僕からすれば興味深い話ばかり。

中国の実情(裏)も聞けて、とても楽しい時間だったのでした。

今日のお店はこちら

居酒屋割烹 氷見