これも草の根的、WEB2.0

ブログを書いていて嬉しくなる時と言えば、

コメントをいただいた時であるとか、

自分がこれ!と思った内容に共感をいただいた時などですよね。

加えて、何らかの形で人のお役に立てた時も、

ブログを続けていて良かったと実感する瞬間です。

【PCを嫌うアナログ人間だけど、WEB+IT職人のブログ】、

という「絡みにくさ全開」を全面に押し出しているブログではありますが、

不思議なことに、検索エンジン経由で、

「WEBディレクターの仕事ってどんなですか?」

とか、

「今はデザインやってるんですけど、

これからどんなキャリアビジョンを持っていけばいいですか?」

など、仕事に関わるご質問をいただく時もあります。

つたない言葉でたどたどしくお答えするのですが、

こういったことも嬉しいことではあります。

実はつい最近、アメブロのメッセージフォルダに、

とても丁寧で感じの良いメッセージが届きました。

送ってくださったのは、阪神感にお住まいの妊婦さんでした。

今年の3月に次女が誕生した際の記事で、

芦屋の小野レディスクリニックという産院のご紹介をしたのですが、

そのご婦人は、検索エンジンで産院の検索をしていて、

このブログにたどり着いたのでした。

実際に経験した人の言葉ほど信頼できる情報はない、

というのは情報収集の基本原則ですが、

このご婦人も「生の声」を聞かれたかったのです。

かつて、地域のコミュニティ誌や口コミ誌で行われていたことが、

今は瞬時に、検索エンジンやブログ、SNSを通して

リアルタイムに行うことが出来ます。

これらのツールを使うユーザーは、Googleのアルゴリズムや、

ブログの「バックヤード」で走っているプログラムを意識せずに、

テクノロジーの恩恵を受けることが出来ます。

これも、WEB2.0が生み出す付加価値の一部なんですよね。

広義の意味で、WEB2.0は、ロングテール、草の根。

散々言われ続けてることだけど、

特にこの「草の根」の部分での人間交流が、

今後の情報発電の大きなキーワードになっていく気がしてなりません。

ネット社会で人間関係が希薄に・・・という警鐘を鳴らす専門家がいるのも

事実ですが、自分自身はむしろその逆ではないか、と思っています。

ご質問を下さったご婦人様が、

元気な赤ちゃんを出産されますように。

ちょっとメモ。

・ネット社会によって、グローバリゼーションに拍車がかかると

言われていることに対する別角度からの記事。

海外生活を始める敷居の低さと、

ナショナリズムの意識の向上という副産物も。

梅田望夫さんと平野啓一郎さんの対談も含まれています。

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070624

・雑誌CanCanに学ぶ、「めちゃモテ日本」

内田樹先生の記事。とにかくおもしろい。

http://blog.tatsuru.com/2007/06/27_1049.php

こういう秀逸な記事を拝読することが、

脳の活性化を促します。

玉石混合と言われるネット世界だけど、

僕らのような一般人が「玉」に接することができる敷居の低さを

提供してくれたのも、ネットのテクノロジー。

Saturday at the office

「Sunday At The Village Vanguard」といえば、

レジェンドピアニスト、ビル・エバンス御大の名盤中の名盤ですが、

土曜日の僕は、ビレッジバンガードならぬ、

「Saturday at the office」です。

のっぴきならぬ事情で、

土曜日の朝から会社にてお仕事。

朝ごはんをみんなで食べてから、

パパは車に乗って出勤です。

どうも、休日は電車で出勤する気にはなれません。

恐らく体のどこかで、

「今日は始業時間も関係ないし、行っても誰もいないだろうし、

自分で勝手に仕事しに行くわけだから、

ちょっと休日の付加価値を味わってみよう」

というオプション的思考が働くようです。

幸い(?)会社から少し歩けば、

一日止め放題で1,500円とかのパーキングがあったり

するものですから、

電車よりも時間がかかったとしても、

ドライブ感覚で音楽好きなだけかけて、出勤するのです。

誰もいないはずのオフィスですが、

エントランスでカードキーを差し込もうとすると、

すでにボックスにキーがありません。

誰か来ているのかな・・・と思ってドアを開けると・・・

やはり。

酔いつぶれて仮眠を取っているデザイナーMが。

土曜日の朝は結構こういうことがあるのです。

聞くと、皆で朝4時頃まで飲んでいたそう。

ダーツバーで、テキーラの旨さに目覚め(その時点で間違い)、

そのまま全員沈したようです。

彼以外は皆なんらかの手段で帰宅したようですが。

いやー。

若いって、いいですね。

ま、僕もたまに始発を会社で待つのですけれども。笑