「場」という言葉の重み

「場」としての健全性とは何でしょう。

僕の中での「場」とは、その場を切り盛りする人間のこうあるべきという理想と意思、それを理解する人の人生の一部の時間を切り売りするという理解の上に成り立っているのだろうと思います。「場」という言葉を「店」とし、人を「客」に置き換えて考える時、当然ながら店は客を選ぶし、客は店を理解した上で、場と時間に対する対価を支払う。そこに健全性があるんだと思います。当然、開かれた場と閉じられた場との違いがあることは承知の上です。

ありがたいことに、僕個人としては後者の意味でいうところの良い「場」に恵まれていると思っています。コミュニケーションを超越した時間の共有。本当にありがたいし、そういう場に出会えると心地よさを感じます。

「場」は時としてグローバルとかダイバーシティという言葉の正反対に位置する極地的なものかもしれません。ピカソやゴッホの絵画に数億円という価値を置く人がいるように、場に対しての主観性は非常に限定的ですが、それでも、クローズドな場に対する感謝の念を感じずにはいれません。

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10階以下の新築建物にソーラー設置が義務付けられたサンフランシスコ

五月晴れの日が続きます。
年中このような天気だったら良いのにと思う日々ですが、頭のどこかで「とはいうものの、もうすぐしたら、ちゃんと梅雨がやってくるんだとうな」と覚悟はしています。このような気候ならさぞ太陽光発電も順調だろうと思っていると、このような記事が出ていました。

「サンフランシスコ市、米大都市初の「新築にソーラー設置」を義務化」 日経テクノロジーオンライン

世界全体が再生可能エネルギー活用に向かっていますが、義務化とはすごい。記事によるとサンフランシスコ市は「電力消費量の100%を2020年までに再生可能エネルギーで賄う」という目標と立てているそうですが、後4年でそこまで行けば本当に素晴らしいと思います。さらに市が一生懸命取り組むもうひとつの理由は、その立地にあるとも書かれています。サンフランシスコは、周囲を太平洋とサンフランシスコ湾で囲まれているので、地球温暖化によって海面が上昇すれば大きな打撃を受けるという訳です。我が身を守るという意味でも、この取り組みは素晴らしいですね。ベネチアももっとがんばって。

僕が滞在していた2週間前のサンフランシスコ市内は、曇天で多少パラパラと雨模様でした。下の写真がまさにそれですが、サンフランシスコはサンノゼと違って、スカーンと晴れているイメージがありません。曇り空か、霧か。季節によるのでしょうが、ソーラーパネル大丈夫かなと心配になります。もちろん、今のソーラーの発電効率は昔とは比べ物にならないのでしょうけれど。

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リフレッシュの力たるや素晴らしい威力

昨日のエントリーで、自然に身を委ねることによりバランスを保とうとする力が働くというような記事を書きましたが、そのリフレッシュの力たるや素晴らしい威力があります。

仕事とプライベートのON/OFFの区別をつけることはずっと前にやめてしまい、ずっとONでずっとOFFという、ある意味時間も場所も選ばない仕事のスタイルでやっていますが、しっかり時間を取ってリフレッシュ出来た週末の翌週は生産性も上がるような気がします。

それにしても昨日の天気は素晴らしかったですね。
リハビリということで、夕方、芦屋川からロックガーデンの方に散歩に行きました。地元の山なので知り合いに会うことも多く、昨日も山道で知人にばったり。腰がねぇ・・・という話をすると、ここがいいよと、お勧め治療院を教えていただきました。地元だなあ。

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雨が降りしきる今の天気とは全く違う空です。
それでは今週もしっかりがんばりましょう!

むせるほど濃い緑

久しぶりに自宅でゆっくり過ごす週末。

夕方、NHKの 「猫のしっぽ カエルの手 京都大原 ベニシアの手作り暮らし」をぼんやりと見ていました。ベニシアさんが庭師さんと一緒にタイルを使って上手に庭を仕上げていく様子、ハーブが入ったプリンを作る様子、針江生水の郷を訪れ、水のある里の暮らしを見る様子など、心が洗われるようなどこか懐かしい映像の数々に深く染み入ることができました。普段、めまぐるしく変化するビジネスの世界にどっぷりといる反動からか、少し時間ができる週末は真逆の方向に身体が向いてしまいます。偏りかけたバランスを取ろうとしているかのようです。

身体のメンテも大切ですね。歯医者に行き、天気が良いので外のデッキにテーブルを出して娘達と一緒にごはんを食べ、整骨院に行き、溜まっていた郵便物を処理したり、事務仕事をしたり。天気が良い週末というのは、本当に心地良さを何倍も何十倍も増幅してくれます。ありがたい。整骨院通いと骨盤矯正体操が功を奏したのか、お陰様で腰の痛みも収まり、身体もまっすぐになり、先生から「徐々に運動再開出来ますよ〜無理のないようにですね」とのことで今日は午後から散歩がてらゆっくりペースで山にでも行こうかなと思っています。

むせるほどの緑の季節ですね。

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歩きながらの独り言って、普通に言いますよね

癖というのは、意識せずして起こるから癖なのであって、癖が出てしまった後にアッと思うものですよね。デジタル大辞泉によると「無意識に出てしまうような、偏った好みや傾向。習慣化している、あまり好ましくない言行」とのことです。

僕の場合、ちょっと改善が必要だなと意識している癖は、独り言です。これはかなり重症で、道を歩いている時に普通に(割りと聞こえるくらいのボリュームで、いや、むしろ聞いてほしいのかというレベルで)独り言を言ってしまいます。それも毎日。先に書いたように、言葉を発してしまってからアッと思うのですが、出た言葉を「今のなし」にすることはできませんよね。まあ、独り言と言っても、うわーとか、あ忘れてたとか、えーなんでとか、そんな類のものなので大したことは言ってないのですが。

新宿駅や大阪駅など人が多いところも、つい出てしまうことがあります。前の人が声を掛けられたかと思って振り向いちゃったりして。ああ、悪いことをしたなと思うんです。独り言じゃなくても、イヤフォンで聞いている曲を口ずさんでしまったりして(これは昨夜やってしまった・・・)。普通にしてても気持ち悪いオッサンなのに、これじゃ、とびきりの、極上の、弁当に例えるなら間違いなく「御膳」レベルの、気持ち悪いオッサンです。周りの人を驚かしてしまうし。

とりあえず、午後から整骨院のために梅田に行くので、ちょっと意識して無言を貫いてみようと思います。
無言、がんばるぞ!!

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霧に霞む国境の警備から離任したいと思う

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昨日の続きです。

二夜連続で仕事帰りに整骨院に行きました。症状から言うと完全に「ぎっくり腰」らしいです。まあね、薄々感じていましたが、あの「魔女の一撃」のようにカウンター1発でノックダウンという感じではなかったため、じわりじわりと国境(歩ける状態と寝たきりの狭間)に近づき、その周辺をウロウロしている感じです。

整骨院では、骨盤矯正と坐骨周りの筋肉をほぐしてもらい、帰宅後は骨盤矯正体操を実行。座っている時間が長いと尻の筋肉(いわゆる尻のほっぺたの肉ですね)が凝るらしい。座ってPCをカチャるのが仕事なので、適度に運動や足腰伸ばしながらケアをしていく必要がありそうです。

とにかく、この国境から出来るだけ遠く離れたいし、今気候的には一番の山とランのシーズンなので、晴れ渡る六甲山を指をくわえながら眺めるのも辛い。とはいえ、今週末は出来るだけ身体を休めてケアにつとめたいと思います(既に歯医者と整骨院を予約済)・・・

早く完治して運動後の冷たいビールを飲みたい!
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こちらの腰世界(歩ける)とあちらの腰世界(寝たきり)の国境におります

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元々持病の腰痛ですが、出張疲れかフライト疲れか、腰が崩壊直前となっております。

何度もぎっくり腰になっているベテラン腰痛者ですので、こちらの世界(歩ける)とあちらの世界(寝たきり)を隔てるレッドゾーンは身体が良く覚えています。今はまだギリギリ動けるレベルですが、多分、くしゃみ一つであちらの世界に光速で移動するでしょう。

昨日、あまりの痛みで仕事にならないので、会社近くの整骨院を予約し、治療に行きました。まあ骨盤が歪んでいるとのことで(そりゃそうだろう)、骨盤矯正マッサージと電気を当ててもらい、少しマシになったかなという感じです。あとは、貰ったチラシにある骨盤矯正運動をしっかりやるだけ。まだ歩けるだけマシですが、ほんとレッドゾーンを超えてしまうと、あっという間に寝たきりの生活になりますからね。ガラス細工のような腰です。風邪や頭痛と違うのはこればかりは、気合いと根性が全く通用しないところ。ベッドから降りてトイレにいくのに、どれだけ時間掛かるか!その間、ずーっと激痛との戦いです。ああ、ほんまに一度腰を取って、健康で新鮮な腰に付け替えたい!

ちなみに、本サイトのアクセスレポートを見ていると、毎月以下のような検索ワードでかなりの方が訪れてくれています。例えば、

「ぎっくり腰 トイレ」
「ぎっくり腰 かと思ったら」
「ぎっくり腰 動けない」
「ぎっくり腰 笑う」
「ぎっくり腰 真っ白に」
「ぎっくり腰 人生」
「ぎっくり腰 人生狂わす」

皆さん、「ぎっくり腰で人生狂わす」なんておおげさな!と思うでしょう?いえいえ、ほんと、それくらいのことを考えるんですよ。僕なんて、死すら覚悟しましたからね!ちなみにこのブログの人気記事はこちらです。3年以上前の記事なのに、未だに腰痛に悩む皆さんが仲間探しと、しばしの安息のために訪れてくれています。

腰痛人生史上最大クラスのぎっくり腰に直面した時、人は何を考えるか (2013年1月6日)

ただのぎっくり腰だと思っていたのが別の病気だと診断された時、人は何を考えるか (2013年1月9日)

さあ、この一週間が正念場です。
とりあえず一寸先は闇ということで、どうなるか分かりませんが、職場に行くことが出来れば毎日仕事帰りに整骨院に通院するつもりです。

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金融経済を理解するためには「マネー・ショート」を見るのが一番ではないかと

帰国中の機内で見た映画の中でダントツで面白かったのが「マネー・ショート 華麗なる大逆転」です。

サブプライムローン問題に端を発するリーマン・ショックに至る2年間を専門的かつシリアスに、そしてコミカルに描いたこの作品、とても面白かったのです。ほんと、久しぶりに面白い映画に出会いました。一応、個人的なオチとしては、ランディングの一時間前から見始めたこと・・・最後まで見ることなく、飛行機を降りなくてはならなかったことが最大のオチであると言っても過言ではありませんが、経済学をかじってなくても、是非、金融経済を理解してほしく、この映画を見ていただきたいと思います。

そんな風に思っていたら、マネー・ショートの解説が様々な経済の専門家からなされていましたのでご紹介します。ちなみにリーマン・ショックの時も、TVや新聞で、CDSやMBSはさんざん解説されていましたね。

映画『マネー・ショート』の感想と作中に出てくる金融用語の解説/リーマンショックの基礎知識

この映画を見ると、いかに金融経済が信用取引(=脆弱な人間の感情と儲け主義)に左右されているか、目先の拝金主義に侵されているかを知ることができます。もちろん、リーマン・ショックで諸々と規制は厳しくなったようですが、資本主義はプラスに働くと経済発展と技術革新を生みますが、既存の経済学のように右肩上がりの成長を前提としているようでは、今後の人口減少とシュリンクには対応することができません。新しい経済理論、カモーン!

(写真はMissionPeak麓の高級住宅街です。記事の内容とは関係ありません)
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空港での朝食

サンフランシスコ国際空港から関西への直行便で帰国しました。帰りの便はすべて満席。土曜日発になると一気に金額が高くなってしまうものですから、皆、恐らく日曜日発の便で帰ってくるようにしているのでしょうね。

サンフランシスコでは、いつも飛ぶ前に同じお店で同じものを食べています。それが、この Huevos Rancheros。メキシコの定番朝食料理です。トルティーヤの上に煮た豆と目玉焼きが乗っているイメージですが、僕はこれが大好き。カリフォルニア地ビールのsierra nevadaと一緒に食べるのが最高です。この店が関空行きのゲートから近いというのもありますが、もはや出国前の儀式のようになっています。

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こちらは747ジャンボです。
関空路線は787 Dream Liner が就航しているので、これは恐らくIncheon行きかな? 747型のジャンボは本当に存在感があります。日本の航空会社からはすべて退役してしまいましたが、まだまだ世界の空では現役で飛んでいます。

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出張の疲れも爆睡でしっかり癒えましたので、今日から気持ち新たにがんばります。