先を見据えた動きをするのは、とてもしんどい事だけれども


すいません、ちょっとtechネタが続きます。

chrome OS が搭載された chrome PC が法人、教育機関向けに日本でも発売されています。ネット、メール、そして Google Apps があれば事足りるのであれば、この低価格な Chrome PC で本当にもう、十分ですよね。しかも、Chrome管理コンソールを使えば、利用できるアプリも一括管理できるし、USBなどの外部ストレージの使用禁止なども行うことできる。まさに、学校や企業ユースにはぴったりです。

アメリカでは個人向けにも発売されていますが、これから Chrome PC のような従来型のOS(winやmac)に依存しなくても良いPCが増えてくるのであれば、ローカルインストール型のソフトウエアはどんどん姿を消し、WEBアプリケーションに全て置き換わって行くスピードは益々加速されるでしょうね。今でも、その動きは活発です。

業務用のソフトウエアについてはどうでしょうか。モノによってはかなりのスペックが要求されるし、そもそもネットワークインフラの問題も大きいので現在はシーズフェーズだと思いますが、とにかく、今からはローカルのOSに依存しないソフトウエアを開発することが必須になります。既に、Google Apps は MS Officeのシェアをジワジワと侵食しているし、レガシーな業界であるCADや、グラフィック関連のソフトも一部を除き、そうなって行くでしょう。

時代の先を見据えてどう行動するか。IT業界は基本的に10年でサイクルが回ります。次から次へと、しなやかに波を捉えて行く必要があるというのは、企業としては、なかなかしんどいことではありますが、生き残るためには絶対条件ですよね。

こちらの記事も参考になります。特にインテル危うしの ZDNETの記事は読み応えあり。

「Chromebook」の台頭がインテルに与える脅威–次世代への長期的な影響 (ZDNET Japan)

日本エイサー、ASUS、日本HP、デル、東芝の5社から登場! 個人向けは未定 ついに日本上陸! GoogleのノートPC「Chromebook」が発売 (kakaku.com magazine)