木の根を見て、たそがれる


芦屋浜に打ち上げられた流木と、大きな根。

半分水に浸かっている大きな根は、先日の大豪雨の後からその場所に鎮座。手前の木は今日のジョギングの際に初めて見つけたのだけど、実は前からあったのかな。

どちらにしても、これらの物がその本来あるべき場所ではなく、移動して来たという事実に何とも言えない感情を覚えます。大きな物を動かすエネルギーが発生したという事実と、そのエネルギーは、彼ら(木と根)をその場に残して霧散してしまったということ、そして、その後、彼らを動かすエネルギーは発生していないということ。

大きなエネルギーではないけれど、その近くで人が走ったり、犬が歩いたり、波が立ったり、川が流れたりするようなエネルギーは発生している、現在進行形の事実。

そして太陽が沈みゆく光景から見える、宇宙空間の中の地球。

土曜日にも関わらず、夜まで忙しい一日でしたが、合間の時間に走りに行けてリフレッシュできました。明日も素敵な日曜日になりますように。

それでは今日はこの辺で。

ご一緒に、たそがれてみましょう。

ルパン三世 (Lupin III) – Love Theme

「粋」なことは大体ルパンから教わった


「粋」の意味を調べてみると、

1 気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま。

2 人情の機微、特に男女関係についてよく理解していること。また、そのさま。

3 花柳界の事情に通じていること。また、花柳界。

(デジタル大辞泉)

とあります。


言葉の定義は別として、イメージの中にある「粋」な様は、幼い頃にルパンから教わりました。怒涛の一週間の締めくくりの金夜、ハイボールを飲みながら聞く曲は、やっぱり「Love Theme」だったりします。

Love Theme ー Ego Wrappin’

Ego が歌うと、やっぱり Egoの曲になります。
粋だ。

海と一体になる感覚、タラソテラピー


出張先の愛知県にある タルゴラグーナ にてタラソテラピーを体験して来ました。大事なことなので二回言いますが、あくまで仕事です。

タラソテラピーは、フランス生まれの海洋療法。

体温と同じくらいに温めた海水のプール(タラソプール)で体をゆっくりと温めながら、水圧を感じて運動を行うことで、血流を良くし、筋の緊張を和らげ、深いリラクゼーションを得るもの。温海水プールに入った後は、サウナやマッサージなど、様々なプログラムが用意されており、温めた体で効果的なタラソテラピーを受けることが出来ます。

この温めた海水のプールなのですが、タラゴラグーナのプールは世界最大級。真水の温水プールとは全く違う、重たく、柔らかく、まろやかな感覚で、プールの中にいるだけで明らかに効果がありそうな感覚なのです。説明を聞くと、海水の成分は羊水の成分と類似しており、それを不感温度に温めているため、究極のリラクゼーションを得ることができるみたい。また、海水にはデドックス効果(特に利尿作用)があり、むくみ解消には抜群だとか。

実際に体験してみると本当にそんな感覚になりますね。普通の温泉は温度が熱かったり、臭いが独特だったりしますが、タラソはそれとは全然違って本当に心地良い感覚になります。まさに、海の湯治場。

プールには様々なジェット水流が用意されていて、腰や背中、肩などに当てて解すことができます。

近場の名古屋だけでなく、遠く大阪や東京から湯治感覚で長期滞在される人もいるのも納得な施設。ホテルも一体になっていて、一泊から長期ステイも可能。

こちらはデラックスルーム。

部屋のベランダからは、マリーナや遠く三河湾の雄大な景色が。サンセットが最高に良いらしいです。

施設内にあるカフェ。
ここも日差しが燦々と降り注ぎ、眺望抜群。

施設の横には、レストランが併設されています。
気持ちの良いデッキ。

ラグナシアの観覧車が目の前に見えますね。
夏には花火が上がります。

というわけで、タラソテラピー最高でした。
仕事ではなく、ゲストとしてステイしたいものです。

デバイスはどこまで人に近くなれるのだろう


デバイスはウェアラブルの時代ということで、Google Glass や Smart Watch に代表されるように、GoogleやAppleを筆頭に各メーカーが凌ぎを削っていますね。

そんな中、コンセプト映像を次々に公開していることで有名な SET Solution が iWatch のコンセプト映像を公開しています。

iWatch & iOS 8 – Wireless Charging and Colors

なるほど、確かに魅力的。
視線を落とし、指で操作するというのは、今のiPhoneの操作と同じですが、それを腕にはめることで何かが大きく変わるかもしれないと期待できるようなイメージ。ネガネ型にしろ、腕時計型にしろ、人がより自然に操作できるような、もっと言うと、デバイスを意識しないでネットの向こう側と繋がることが出来るようなデバイスってどんな形状になるのでしょうか。

これから先がとても楽しみです。

奈良公園の鹿は、バス停で時刻表を眺めるのだ

ねー、どのバスに乗るのー?

という訳で仕事の打ち合わせで訪れた奈良県庁。
実は県庁の屋上って、絶景ポイントだってご存知でしたか?県庁もそれをアピールしているようで、開放時間内であれば、だれでもエレベーターで屋上に上がることが出来るのです。

で、そこからの眺めが、もう。

大仏殿に若草山

五重塔

グルッとパノラマもしておきましょう。

屋上のテラスはとても良く手入れされています。
ビアガーデンとかやれば良いのに。

奈良に出掛けられた際には是非、県庁の屋上を訪れてみては。ちなみに今日は平日のお昼前ということもあってか、僕一人だけでした。貸切状態。後から職員さんに案内されて来られた関係者らしき方もいましたが、本当に穴場だと思う。

さて、さすが奈良公園、外国人観光客が多いですね。

「Bambi~」と言いながら触れようとする観光客。

ネズミを見たら「Mickey〜」と言いながら近づいて行くのでしょうか。

奈良に来たらやはり、柿の葉寿司でしょう。
ランチは近鉄奈良駅すぐのうどん屋さんで定食をいただきました。

フルマラソンのデビューが「奈良マラソン」だったということもあり、奈良は思い出の地。35km地点を過ぎた頃、ようやく見えてきたゴールに近い若草山を見て、どれだけホッとしたことか。ああ、今思い出してもデビュー戦は辛くて泣ける(笑)

奈良、やはり良い所ですね。

奈良マラソンレビュー記事はこちらから

2011年12月12日 奈良マラソンレビュー vol.1
2011年12月13日 初マラソンレビューvol2:その時何が起こったか
2011年12月15日 レビューvol.3 きっかけ

晴れたり降ったり


2週間ぶりに自宅で過ごす週末とあり、メモしておいた「週末にやることリスト」をこの土日で一気に片付けました。幸い、晴れ間がのぞいている時間に、先般の台風や大雨で荒れていた庭の掃除とデッキのウッドパネルひっくり返しての掃除を行い・・・

そしてジョギングへ。

芦屋川の河口には、遊歩道を埋め尽くす流木の数々。
恐らく集中豪雨で流されて来たものが打ち上げられたんでしょうね。ここまでびっしりなのは初めてかもしれない。

午後からは娘達とお友達を連れてプールに行くものの、途中から大雨。
子供達は気にせずキャッキャ言ってますが、パパは寒くてガクブルですよ。子供は元気やわ。

という訳で、月に二回は同じような事を書きますが、あえてまた書くとすると・・・

自宅で過ごす週末は、いい!!!

明日から予想される怒涛の一週間へ英気を養うことができました。
それでは、また明日からもがんばりましょう。

気付けば、CostcoやAmazonでの消費が家計の大きなウェイトを占めている件について


生活必需品、食品市場はレッドオーシャンの典型だと思っていたけれど、Costcoが関西に進出してから約10年、Amazonが一般的に認知されてから同じように10年として、こんなに我が家の家計においてシェアを拡大するとは思いませんでした。

仮に、毎月20,000円をCostcoで消費するとします。家計における生活必需品と食費の額は変わらないとして、今までどこかのスーパーマーケットや酒屋で消費していたものが、そっくりそのままCostcoに移っている訳ですね。Amazonも同じ。毎月2000円分の本やDVDを買うとして、それが、近所の本屋やCDショップなど、それまでどこかで消費していたものがシフトしているのです。これ、年間で考えるとすごく大きな数字になります。

しかし、良く考えてみると「Costcoにしかないもの、Amazonでしか手に入らないもの」って、そんなにないと思うんですね。まあ、Costcoの場合はプライベートブランドや輸入食品なんかも充実しているけれど、それでも、国内で売られているものがほとんど。ただ、ホールセールでパレット売りしてハンドリングコストを徹底的に抑えているから量は多いし、その分、確かに安い。

amazonも、売っているもので特別なものはない。ただしロングテールモデルなのでとにかく商品量が多いこと、在庫があるということ、そして翌日には自宅に届くことなど、徹底的にユーザ満足とリピーター獲得戦略に長けている訳です。

いや、それにしても。
ITはもちろんのこと、コモディティに至るまで米国勢の支配下に置かれているなんて。この違いは一体なんなのでしょうね。ビジネス優等生的な答えは「レッドオーシャンでも、工夫とアイデアで・・・」「諦めない気持ちが・・・」と言うけれど、彼らのモデルは真似出来ませんよ。特にAmazonは。アメリカだからこそ、と言うのは簡単なので、少し多角度から分析してみたいと思います。

金曜日の夜にふさわしい “EDM” について


最近、空前のブームを見せているというEDM(Erectric Dance Music)。

昔からの美メロハウス好きを自負していますが、House、Deep House、Club Music などと呼んでいたジャンルに加えて、現在では派手目なサウンドやプログレッシブをひっくるめて一括りにEDMと呼ぶようになっているようです。でも、ゴリゴリのTechnoとはちょっと雰囲気が違う感じかな。

どっちかというと、ラスベガスにあるような大箱のクラブでセレブ達が集まって金曜日や週末の夜にガンガン盛り上がっている感じというか、もっとイビザ島に近い感じというか(笑)。

で、信じられないことに昨今のブームを背景に、トップDJ達はめちゃくちゃ稼いでいる訳ですよ。先日リリースされたForbesに、DJ長者番付が掲載されていました。

The World’s Highest-Paid DJs: Electronic Cash Kings 2014

それによると、ランキングは以下のようになっています。

1, Calvin Harris
2, David Guetta
3, Avicii
3, Tiesto
5, Steve Aoki
6, Afrojack
7, Zedd
8, Kaskade
9, Skrillex
10, Deadmau5
11, Hardwell

一位のCalvin Harris の2014年の稼ぎはなんと、USD 66M(!)ですから。日本円にして66億円以上ということになります。すごいわ、世界は広いわ。スポーツ選手長者番付の1位、タイガー・ウッズの 2013年が 74億円、2位のロジャー・フェデラーが 68億円ですから、そのレベルですね。3位のLakersのスーパースター、コービー・ブライアントを抜いちゃってるもんね。でも、ベテラン勢の David Guettaや、僕も好きな Kaskadeなんかもずっとトップにいるというのが嬉しいところです。

2ヶ月前にLAに行った際、友人から「飲食でもエンターテイメントでも、こっちで成功するというのは日本で成功するのとは “桁” が何個も違う」というようなことを聞きましたが、本当にそう。スケールメリットでしょうね、とにかく動いている金の額が違う。

まあ、それが良いか悪いかは別にして、今日は金曜日ですから今流行りのEDMに乗っかってフロアにいる気持ちにでも浸りましょう。僕はまだオフィスで仕事をしていますが・・・

さて、今日の一曲は、めでたくDJ長者の二連覇を成し遂げた、スコットランド出身のCalvin Harris です。少々「大人なシーン」がありますので、お子さんが寝てから視聴してくださいね。

Calvin Harris – Thinking About You ft. Ayah Marar

それでは、皆様良い週末を。

視点を変えてみよう


2011年5月21日のTED Tokyoのプレゼンが、最近ハフィントンポストに再掲載されていたので改めて視聴してみました。「地面がなくても野菜が育つ! とある日本企業が開発した「魔法のフィルム」がハンパない」

TEDxTokyo – 森有一博士 – Soil-free Agriculture [日本語]

この技術がいかに素晴らしいかという解説については専門家の皆様にお任せするとして、このようなプレゼンを見た時に瞬時にワクワクするのには理由があると思うんです。まず、その分かりやすさ。最初の1分で、もうすごいと思う。全部聴いてもわずか8分です。人をワクワクさせるプロダクトが持つ要素は、

分かりやすい
誰が見ても素晴らしいと思える製品
世界が変わる可能性を瞬時に感じる

ただ、これらをクリアするためにはどれだけの技術力とTry and Errorが必要かということは容易に想像できます。素晴らしい。


こちらもご存知の方はご存知の、Air Swimmerです。日本でもAmazonや楽天で買うことができますね。このアイデアもとっても面白い。

Air Swimmers – Awesome RC Flying Shark and Clownfish!

ちょっと視点を変えてみるだけで面白いものを生み出せる好例だと思います。

とにかく、人間というのはChill Outを求めたいのだ


英米人が使う ”Chill out” という表現は、ドラッグ的な幻覚から覚醒するという意味ではなく、「ゆっくりしたい」「落ち着きたい」という意味で使うことが多い表現です。

ですが、その前の状況としては、「work too hard」であったり「too much drink」であったりする訳で、その人のキャパシティを超えた何かがあって、そこから自分の世界に戻って来たいと感じることを”chill out”というのではないのかなと、個人的に解釈していたりします。

この欲求には個人差はあるものの、大抵、僕の場合はprimitiveな感覚に戻ることによって”chill out”したいと思うことが多いようです。具体的に言うならば、美しい風景を見たり、原風景を思い出したりですね。

そこで紹介したいのが、”A river runs through it”という映画です。

僕は何もモンタナ州の生まれでも何でもなく、ただの関西生まれ関西育ち、釣りなんて何の興味もない、どうしようもない奴なのですが、幼い頃にビデオで見せてもらったカナダやアメリカ北部の大自然の映像が未だに脳裏に焼き付いており、それを思い出すトリガーになるのが、この映画な訳です。


人それぞれ、Chill Outしたい時の過ごし方は様々でしょうけれど、少なくとも、「何か」に戻りたいというのは自然の欲求ではないでしょうか。そして、戻る場所には、何らかの意味があるのだと思います。