アイラの香りと島国との関係


一山越えた時に、句読点代わりに飲むモルトの旨いこと。
それが、気心知れた友との時間であれば、なおさらです。

という訳で、今夜は大きな山を超えたご褒美にと、オールドウイスキーの名店、西天満の「ローズバンク」へ。

まずはアイラフェアでのアニバーサリー限定ボトル、ラフロイグの出品ラベルを。かなり若いラフロイグです。

こちらは、ボウモア1988年ボトリング。
Perfume世代のボトルの一世代前、名品です。


グラスの中にねっとりと残るピートの香り、それは言い換えると、磯の香りかもしれません。

日本人のアイラ好きは、やはり島国で生まれたからこその環境ゆえの国民的な味覚に関係するのかも。ご飯の上に味付け海苔をのせて食べることを嫌がる人はどれくらいいるでしょうか。明太子は?イカの塩辛は?ワカメのふりかけは?

たまに「全部嫌い!」という人もいると思いますが、少なくとも、僕は磯の香りがするピートの芳香は大好きです。安心感なのか、ノスタルジーなのか。

日本人の心と、アイラ島のモルトは共通点があるのかもしれませんねえ。