魔法について


スティーブ・ジョブズが
無期限長期休養に入ったニュースは
またたく間に世界中で報道され、
一時はアップル株が10%も下落したという位、
大きな衝撃を与えました。
今時、
これほどの影響を与える経営者が世界にいるだろうか。
僕も彼に関する本はたくさん読んでいますし、
あの2005年スタンフォード大学での伝説的なスピーチ、
「Steve Jobs’ 2005 Stanford Commencement Address 」は、
何度も見ています。
約5年前、今の会社に転職したのも、
このスピーチに背中を押されたからでした。
今でも、
「Stay Hungry, Stay Foolish」
「Keep looking, Don’t settle」
などの名言は、
何かに迷った時に方向性を示す、
羅針盤のような役割を果たしています。
そんな彼のカリスマ性を
一言で表す素晴らしい表現を、
Twitterのフォロワーさんが紹介していた
ニューズウィーク誌の中で見つけました。
アップルは磐石でも決定的に変わること
彼いないからと言って、
Appleはどう変わるのか。
ティム・クックをはじめ、
優秀な幹部、ジョブズのように考えられる
幹部はたくさんいるとのこと。
結論で、この記事はこう述べています。
–以下、抜粋–
「「これまでと同じようには行かないだろう」
とも語る。「魔法でもかけたかのように
爆発的な人気を呼ぶ製品はもう生まれないだろう」
これぞ私が求めていた言葉だ。
ジョブズがアップルにもたらしたもの、
彼が戻らなければ失われてしまうもの
――それは、魔法だ。」
なるほど。
本当のカリスマとは、
そういうものなんだ。
ビジョンとか、意志の強さとか、
実行力とか、先見の明とか、
そういったものだけではない。
「魔法」なんだ。
こればあるから、
ジョブズがジョブズたるゆえんなんですね。