ちょっといいね、macromedia

会社に毎月購読している、「web designing」が届きました。

今回真っ先に目を引いたのが、「Thank You macromedia.」

Adobeとの合併という流れの中で、今一度macromediaの歩みと、インターネットへの貢献がどれほどのものであったのかを振り返ろうという企画です。

サンフランシスコにある本社ビルが紹介されていました。

恥ずかしながら今までの僕の「macromedia本社」のイメージは、シリコンバレーにそびえ立つ六本木ヒルズのような豪奢な建物を想像していました。が、実物を見てびっくり。築100年の3階建てのレンガのビルです。概観では、「えっ?これがmacromediaの本社?」という建物です。CEOの部屋も3階。3階って。うちの会社よりも低い場所にあるやん。

でもね、これがびっくりするほどお洒落。

内装は全てHerman Millerのデザイン。

手掛けている事業のハイテクさと、築100年のレンガの古ぼけたビルと、Herman Millerのデザインのトライアングル。さすが。ちなみに、macromediaのエグゼクティブのミーーティングはRob Burgess会長の別荘で。これまたカナダの森と湖に囲まれた大自然の中。いいな。

良いか悪いかは別にして、僕の考えは,

「ハイテク産業こそ、派手に見えない方が良い」。

だってネット環境さえ整備されていればどこにいても仕事ができるんですから。極端な話、都会じゃなくても、北海道の大自然の中でも、信州のスキー場が見えるところでも良い訳です。沖縄の海が見えるところでも良い。デザイナー、PG、イラストレーター始めクリエイター達にとって、「静かな環境」というのは何よりも大事です。騒音に囲まれた都会もそりゃ便利だけど、窓からは木々が見え、小鳥のさえずりを聞きながら、クリエイティブに集中できる方が効率もあがるでしょう。脳もグニャグニャになって、自由な発想ができそうです。打ち合わせもネット会議で済みます。サーバー立ててファイルを共有すればどこにいても仕事ができるわけです。PCとネットだけだから、自然環境にもやさしい。

現実的には、さすがに、いきなり人っ子一人いない環境というのは、ある意味刺激がないからNGかもしれませんが、macromediaのように少し都心から離れたところで、ハイテクビルよりもセンスのよさを求めたビルで仕事をする、というのは理想的かもしれませんね。

僕の将来の夢の形がまた一つできました。

でもmacromediaさん。

これだけ褒めたんだから、studio8、もう少し安くして♪