寒い。いい感じに寒くなってきました。
朝家の外に出た瞬間、頬がキリッと引き締まる季節ですね。
この季節になると、体に変化が訪れます。
そう。足が雪山に向かおうとするのです。
僕は根っからの兵庫県民ですが、親の影響もあり、小さい頃からスキーを始めさせられました。行くところは決まって、長野県白馬村。小さいながらに重たい板を担いで、父親の後を必死でついていきました。
父の仕事柄、スキーと言っても一般に想像するような家族旅行とは違います。高校生のお兄さん(その頃は全員おっさんに見えました)や大学生がいっぱいいる合宿です。早朝のジョギングから始まり、民宿のおばちゃんが作る朝ごはんを並んで食べ、ゲレンデで暗くなるまで滑ります。地元の白馬スキークラブの小学生に変な闘志を燃やして、しもやけだらけの足で一生懸命滑りました。
ミズノのスキー合宿にも弟と二人で行かされました。小学校の4年生と2年生でしたが、高校生までいる全チームの中で一番と二番になりました。
それから、毎年冬は白馬に必ず行きます。
80歳を超えた民宿のおばあちゃんも、元気です。
結婚して娘が誕生したことを、本当に喜んでくれました。
おばあちゃんから見ると、僕は孫みたいなものだから、
娘はひ孫感覚でしょう。
仕事が忙しくなり、さすがに行く回数も滞在日数も減りましたが、
今年も「里帰り」しようと思っています。
父から受け継いでいるものはスキー1級くらいのものですが、
娘(今日で11ヶ月)にも継がせようかな~、なんて考えたり。
この季節になると、郷愁的になります。
郷愁・・・僕にとっての心の故郷は白馬なのかもしれません。