緊急時に重宝する荷物の多さ


あっという間に一週間が過ぎ去り、土曜日です。
気持ちの良い天気ですね。

さて、僕は仕事中はもちろん、プライベートで出掛ける時にもPCとイーモバは必ず持参しています。もはや身体の一部。まあ、どこに行くのも大抵同じバッグを持って行くので、せいぜい本のタイトルや資料が変わる程度で、中身は常に同じです。散髪に行くときも、歯医者に行くときも、持参物は変わらない。なぜそんなに重たいものを持ち歩くのか?と聞かれても、明確な答えを持ち合わせていません。なぜだろう。

まあ、外出先で少し時間が出来た時に本を読んだりメールチェックが出来るからでしょうか。持っていないと不安だからとか。もしかすると、ジプシーや遊牧民の血が流れているのかも。

さて、今日は、朝から歯の治療に行ったのは良いけれど、そういえば家の鍵を持っていないことに気づきました。先週、ジョギング中に落としてしまったのです。家族はピアノのレッスンに出かけているため、家に入ることができない。

そこで家族が帰ってくる時間までカフェで仕事をすることに。今、まさにそうしている瞬間ですが、こういう時に、荷物が多いと暇を持て余さなくて良いですね。

さて、今日のBGMのコーナーです。
(いつからシリーズ化したんや)

休日らしいアコースティック。
このまま、マイアミやナッソーに飛びたい気分になります。

Acoustic Alchemy – Playing for Time

それでは、皆様も良い週末を。

機能ではなく、体験を売る


家電、デバイス、ソフトウエアは機能を売るのではなく、体験を売り、ライフスタイルを想像させる。

機能をアピールしても、今やテクノロジーと消費者との間には大きなディバイドが存在するように思います。「Retinaディスプレイ」と言われても、一般消費者は何のことか分からないかもしれないし、wi-fiとBlueToothの違いを知っている人も少ないでしょう。

そこで、上手にブランディングをしているメーカーは、消費者がそれを購入することで「とても素晴らしい事が起こる」というイメージを上手に想像させます。「かっこいい」「このデバイスがあれば、こんな素敵なライフスタイルが実現するんだ」と思わせるように「体験」を売っているのがAppleのお家芸。BtoC製品は特にこの「体験」が重要ですね。

Apple – iPad Air – TV Ad – Your Verse

)

メーカーはどうしても、「これすごいでしょう!」「これいいでしょう!」「他社と比べてこんなに良いですよ!」と自前のプロダクトがいかに優れているかを強調しがちです。そりゃそうですよね、自信を持ってリリースしている製品だし、その製品を作るために大きな投資をし、いかに売って、早く投資回収をして利益を生むかにフォーカスしてしまいます。しかし、今の時代は大きな声で宣伝しても仕方ない。いくら自分達が良いと思っていても、相手がそう思っているかどうかは分からない。テクノロジーと消費者の間にはディバイドが存在するし、世の中にモノが溢れている時代、目も肥えています。

「体験」をいかに売るか。
いかに「イメージ」させるか。

これ、当たり前のことに思えますが、
実はとても重要なキーワードですね。

自分にはコミットして、他の人にはコミットしない


今週に入ってから、早起き生活をスタートさせています。っていってもまだ三日目。シーズン毎にやってくる「朝型月間」の到来です。暖かくなって布団から出やすくなって来たということもあるのと、後は気分的に。

早起きすることの効果は、先人の「早起きは三文の徳」ということわざにある通り様々な形で実証されていますし、自分も朝が好きということもあって常日頃から意識していることではありますが、なかなか「毎日」という訳にはいかない。特に飲み会が重なるシーズン、寒い冬の季節、習慣的に夜が遅くなるパターンに入る場合などはおろそかになってしまいます。

この冬場、少し早起き生活から遠ざかっていました。復帰のきっかけもなかなかつかめない。そこで、「僕は早起きしますよ宣言」を発動しました。「今週から5:50に起きて、朝の一時間半は仕事と勉強をしますよー」と家で宣言する。そうすると、後には引けない。自分にコミットするための手段です。

でも、意外な副産物もあります。それを聞いていた娘たちが「へー、パパそうなんだ」と興味を示し始める。そんな態度を見て「お?興味ある?僕は6時から勉強することにするけれど、君たちどうする?」というと「わたしたちもー!」となりました。

実はこの反応は想定内。毎朝ギリギリに起きてきて、TVの前でダラダラしている娘たちを見ていて、これは面白くないなと常日頃から思っていたのです。しかし何かを強制させるのは好きではない。自分にはコミットしても、人にはコミットさせたくない。強制は自分のポリシーに反するし、きっと彼女たちも面白くないはず。

そこで「お、興味ある?僕は明日からするけれど、もしかして、一緒にしちゃう?一緒にする人は手を挙げてー」と言うと、「はーい\(^o^)/」となるですね。自分から手を挙げた以上、そこには自己責任が伴うことを彼女たちも理解している様子。「パパは起きるけれど、君たちは起こさないよ。もしするなら自分達で起きて来てね」と念を押します。そうすると、自分達で目覚ましをセットして本当に起きてくる。

こんな感じで、毎朝6時から三人で色々とやっています。僕は僕の勉強をするし、娘たちは娘たちで勉強していて、分からないところがあれば聞いてくる。昨年も一時期こんな感じでやっていたのですが、やっぱり朝型は良いですわ。気持ちいいし、昼も夜もすっきりしたまま過ごせる。そりゃ多少は朝が辛い時もあるけれど、言い出しっぺの責任というか、相乗効果というか、自分だけじゃない「連帯感」に引っ張られるというか。

そんな訳で、ちょっと続けてみたいと思います。


今、まさに駅中カフェでPCをカチカチとやっているのですが、BGMはスピード感のあるヘヴィなJAZZを聴いています。何かに没頭したい時はやっぱり indigo jam unit でしょう。

indigo jam unit “Rush” first live take@JZ Brat

)

一貫性を保つために、時間を掛けて醸成させていく


しっかり醸成させなければ良い酒が出来ないのと同じで、言葉や思考もしっかり時間を掛けて醸成させなければ、良いものは生み出せないと思っています。

ふとした瞬間に立ち止まり、過ぎ去ったある時点での出来事や、今後の事などを考えようとした時、また、何かのテーマに対しての答えを導き出そうとした時など、「冷静に、じっくりと時間を掛けて考えなければ・・・」、「客観的に見なければ・・・」、という一種の強迫観念にとらわれることが多々あります。

日常生活の中で、瞬間的に何かを判断することが多いからかもしれません。仕事では、日々膨大に押し寄せる電話やメールの対応に追われていて、ある意味「頭」で考えなくても事務的に処理する事、あるいは瞬間的に判断することが身体の隅々にまで根付いている。またこのブログもそうですが、毎日の更新に拘っているところがあるので、そのとき考えていることを15分、20分で殴り書いて更新してしまうことも多い。時々しっかり時間を掛けて書くこともあるけれど、そんなことは週に一度あるかないかなので、ほとんどが薄っぺらいものとなってしまっています。


先ほど「強迫観念」と書きましたが、人は誰でも自分の考えや発する言葉に一貫性を保ちたいと思いますよね。でも、時として短絡的に考えてしまったり、日頃から自分の内にある「持論やロジック」と少しシンクロするところを見つけては、都合良く「connect the dots」してしまうこともあります。瞬発的かつ直感的な判断が正しいこともあるかもしれないけれど、後になってブレそうで怖いし、その時々で考え方が変わったり、先延ばしになることは「根拠がない=考えがない」のと同じことなので避けたい。

果たしてそうなのか?
何かを見失っていないか?
自分にとって都合の良い解釈ばかりしていないか?
本質はどこだ?

このような自問自答を繰り返し、意識的に客観視するようにし、特に急いで答えをだす必要がない場合、また、考えても答えが出にくい種類の問題などは、結論を急がずにしっかり醸成させたいものです。そのためには時間も必要だし、目に見えるメモ書きだけじゃなく、歩いていてもボーっとしていても直ぐに思い出せるように、脳みそに付箋を貼っておくような訓練も必要かもしれませんよね。

という訳で、今夜も酒場の与太話よろしく、
殴り書きでやり過ごしたいと思います。

朝雑記


1.17 と 3.11 という日はどうしても忘れられない日です。今日は3年目の3.11。関西にいると、東北はどうしても遠い場所で、行ったことも数回程度。でも自分も阪神大震災を経験しているため、状況がシンクロします。悲しみや体験はものすごく個人的な経験だけど、改めて、継続的にできることを考えて行きたいと思います。

ちょうど、ビートたけしさんの震災直後に語った言葉の全文がYahoo!で公開されていたので、改めて。

ビートたけしが震災直後に語った「悲しみの本質と被害の重み」

「人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。そうじゃなくて、そこには「1人が死んだ事件が2万件あった」ってことなんだよ。」


今週から早起き再開。
少し暖かくなってくるだろうという期待をこめてコミットしたのですが、昨日からめちゃくちゃ寒いやないですか・・・。昨夜は社内のフットサル(苦手分野)、そしてその後の打ち上げで帰りが遅くなってしまいましたが、6時前に起床して机に向かっています。まあ寒いけれど、その分、得るものは大きいですね。

それでは今日も一日がんばりましょう!

人は移動する生き物だ


マラソンランナー同志は変な結束力というか絆のようなものがあり、ゴルフ好きやダーツ好きのそれとは違う、何か別の要素で結ばれているような気がします。やはり苦しみや達成感などを共有しているからでしょうかねえ。

それはさておき。
来月のハーフマラソンで夢の「100分切り」を目指している僕としては、実際に100分を切った方からのアドバイスはとても頼りになるもの。先日、フルマラソンで3:30を目指すのなら、3時間、3時間半のLSDが有効、ハーフマラソンで100分切りを目指すのであれば、10Kmのタイムトライアルやインターバルでスピードを意識した練習が重要、ということを教わりまして。

早速今日、10kmのタイムアタックをしてみました。フルマラソン明けだったので、無理をせずに4’48″/kmラップで10km。少しのインターバルを挟んで、今度は1kmを早いペースで走ってみました。その時は、4.15/km。なるほど、こういう練習をしていれば良いのか、とあれこれ考えてやっています。

来月の大会では「ファミリー3kmの部」というのもあり、娘たちも出場します。今日はその練習も。


ネット時代になって、自宅に居ながら何でも出来る(事足りる)時代になりました。一昔前までは、ネット社会の進歩によって「巣ごもり現象」が発生するのではないかと予想されていたこともありましたが、いやいや、なんのなんの。
ネットを基盤に仕事をしている僕ですが、少なくとも休日はほとんど家にはいません。今日もランニングから帰った後、ランチに出掛け、三ノ宮にいき、夕方から夜にかけて隣り駅のスタバで書き物を。

動き、移動し、人に会い、外でコーヒーを飲み、本を読む。

人は移動する生き物ですね。

では、今週も一週間がんばりましょう。

梅の花が咲き始めた


実家の梅の木、花がチラホラと咲き始めました。

いくら寒くても、3月になれば梅の木はつぼみをふくらませ、4月になれば桜の木は花を咲かせる。木々は季節のうつろいを良く知っていますね。


「三寒四温」という言葉があります。この言葉について、僕は今まで「寒さと温かさを繰り返しながら春に向かう」ということを意味していると思っていたのですが、本来の意味は違うようです。元々は、中国東北部や朝鮮半島北部の冬の気候を表してるようで、日本の冬でこの現象が起こるのは、年に一回くらいだそう。

しかし、最近では意味合いも変わって来ているようで、三省堂の四字熟語事典にも「気候がだんだん暖かくなる意にも用いる」とあるので、使い方としては間違っていない様ですが、知らずに使っている言葉って他にもきっとたくさんあるんでしょうね。たまには、四字熟語事典でもパラパラめくっておかないと。

聴く音楽は気温によって変わる


昨日の Sara Vaughn に引続き、今日はiPhoneで Eric Reed をリピート。タイトルの「New York City Blues」のとおり、Manhattanを闊歩しながら聴きたくなるJAZZです。

Eric Reed – New York City Blues

気温、季節によって聴きたくなる音が変わります。このブログで紹介しているように、僕はJAZZからBossa、Club、Deep House、Loungeなどを中心に幅広く聴いていますが、晩秋と春先はスタンダードなJAZZをチョイスする傾向にあります。晩秋、春先、つまり、11月〜12月、3月。寒過ぎない程度の寒い季節です。ウイスキーも美味しいし。


あっという間に一週間が終わりました。
今週は「一体何をしていたんだろう」と記憶がなくなるくらい早かった。でも、何かを積み残した感じもなく、充実して終わることができたような気がします。この土日は少しだけ仕事から離れて、ジョギングや書き物など、別のことに没頭して気分転換をしたいと思います。

それでは皆様も良い週末を。

シングルモルトとMISTYと一夜干し


久しぶりに「家飲み」。
帰宅と同時に始まったドラマ「医龍」をみながら、キンキンに冷やしたサントリー角瓶でハイボールを作っては一人で飲む。ダイニングのテーブルにカセットコンロと焼き網をセットし、スルメイカの一夜干しを炙り、昨夜の遅くに漬けておいた白菜を、だしの素とごま油で味付けして、それらをアテに飲む。

ある程度、酔いがまわってリラックスして来ると、Youtubeで大好きな Sarah Vaughan のLive映像を見ながら、シングルモルトをストレートで。ジェットコースターのような一日の締めくくりとして、たまには家でゆっくり一人の時間を楽しんでも良いではありませんか。


さて、これは1964年のLIVEなので Sarah Vaughan が40歳の時のものですね。
Mistyが始まる前のMCで、「今日はちょっと緊張しているの、少し風邪を引いちゃって・・・でも大丈夫」と喉を抑えながら歌い始める彼女のかわいらしいこと。

歌い始めたら、信じられないほど美しいビブラートを放つ女性Jazzヴォーカリストのレジェンド、Sarah Vaughan がそこにいます。ああ、いい夜だ。

Sarah Vaughan “Misty” Live 1964

無人機ネタを通して知る、世界のインターネット普及率


Facebookが無人飛行機のメーカーを買収するというニュース。

Facebook、太陽光発電で成層圏に滞空するドローンを買収か―50億人に安いネットアクセスの提供を狙う(Tech Crunch)

この無人機、記事によると成層圏上層まで上昇し、太陽光発電で5年間も無補給無着陸で滞空するとのこと。Facebookの狙いは、このドローンを利用して、未だネットを利用することが出来ていない「50億人」の人々にネットインフラを提供することであろうと推測されています。
要するに、空飛ぶ無線アクセスポイントですね。

この記事で一番驚いたのは、ネットを利用していない人が世界にまだ50億人もいるということ。今やネットがないと仕事が出来ない(ライフライン)我々にとって、この50億という数字は非常にインパクトがある数字です。改めて驚きました。

しかし冷静に考えてみると、2013年の世界におけるインターネット利用者数は27億4千万人ということだから(総務省)、確かに残りの約50億人は利用できていない、ということになる。それが、アフリカ諸国や途上国だけではなく、10億人以上の人口を抱える中国のネット普及率は38%、インドは10%程度だから、この二カ国を合わせても10億人以上がネットを利用していない(できていない)ということですね。都市部は使えても農村や山間部は使えないというインフラの問題と、PC、スマフォ、ネット利用料という価格の問題の両方がありそうです。

もちろんFacebookがターゲットにしているのは途上国だから(中国の上空に飛ばした瞬間に撃墜されるだろう)、これによってどこまで普及するのかは分かりませんが、ビジネス目線というよりは「世界中が繋がることのできる環境をつくろう」という理念を掲げる Internet.org の目的達成の一つであると考えると、地球規模かつ長期視点でのプロジェクトを構築し始めているということでしょう。

こういった事が民間企業で行えちゃうという点、これまた色々と考えさせられます。