良いことなのか悪いことなのかはさておき

平日の外食・飲み会が多い自分にとって、仕事を終えてどこにも立ち寄らずに帰宅する日はつまり、今のうちにやれることをやっておこうという夜になります。例えば、アイロンがけとか靴磨きとか、妻の代わりに洗濯物を干したりとか。

我が家は週末以外、夜に洗濯を行うことが多いのですが、寒空の下でシャツを干していると、自分が普段着ている服が、いかに同一ブランドでワンパターンに統一されているかが分かります。シャツのメーカー、ジーンズのメーカー、ポロシャツのメーカー、ジャケットのメーカー、ほとんど全てが統一されているのです。遊び心の「あ」の字もありません。これは別に拘りでも何でもなく単純に「選ぶのが面倒くさい」、ただそれだけの理由です。

言い換えると、自分が時間を割きたいと思っていることが、服の選定ではないということなんだろうと思います。ある程度シンプルで、身体にピッタリと合うことさえ確認できれば、もう、次からはそのブランドの同じサイズのものを買えばよろしい。擦り切れたり、くたびれたりすると、同じサイズのものを買い換えればそれでOK。わざわざウインドウショッピングをしたり、ネットや雑誌でリサーチすることもありません。ほんと、服選びには全くといっていいほど時間を使わないのです。

人間には平等に24時間という時間が与えられています。その24時間をどう使うかは各自の自由です。しかし、とにかく忙しい現代人にとっては、多くの「すべきこと」をマルチにこなさなければなりません。一体どうしてこんなに忙しくなってしまったのかということはさておき、こうなると、自分にとって重要なことに時間を割き、そうでないことには割かない、という取捨選択が必要になります。少なくとも自分にとっての服選びは、プライオリティの下の下という事になっています。

それが良いことなのか、悪いことなのかはさておきですが。

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飯テロという名の敵

とても良い天気なのに、あまりの強風に屋外に出来る気にこれっぽちもなりませんでした。

ネットニュースを見ると「関東では春一番を観測」とありましたが、関西でもこんなに強い風が吹いているのに、地域ニュースでは「強い風に注意しましょう」くらいのもので、なんだか肩透かしを食らった気分です。僕だけがこんなに心配しているのか、と取り残された気持ちになってしまいます。

風がひゅーひゅー吹く音と、今にもちぎれて飛んでいってしまいそうな庭の木の葉をリビングから眺めつつ、ちょうど良いや、今日はデスクワークの一日にしようと思って自宅で大人しくしていました。下手に外に出ると、飛んできた金ダライに頭を打つかもしれません。それにしても、すごい風。

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とはいえ、夕方には風も収まるだろう、その時にはジョギングに出掛けようと思っていたのが的中。風も落ち着き始めた17時半から走り始めましたが、この時間の国道沿いは焼肉屋が最大の敵になります。店外に放出されるあの香ばしくスモーキーな香り。焼肉の香りってどうしてあんなに人を幸せに(あるいは不幸せに)させるんでしょうね。ランナーにとっては「飯テロ」でしかありません。

どちらにしてもお腹もすくし、早く帰ろうと思う気持ちが足を速めます。痛めている膝を考慮して軽く10kmでしたが、気持ち良く汗をかくことが出来ました。

いつもの休日、走って、読んで、仕事。
していることに変化はほとんどありませんが、季節は少しづつ春に向かっているようです。

Eruption と コミュニティ、その先にあるものに対する期待

メーカーズ飲み会関西の第二回目。

こんな楽しい会を企画いただいている主幹のUTさん始め、皆様に本当に感謝しております。本日はLTもさせていただきました。Quadceptが何を目指し、何を成し遂げようとしているかをご理解いただけたかと思います。真面目にふざける、ふざけているけど真面目。これが関西の良いところ。このDNAはしっかり受け継いでいるつもりです。

個人的にではありますが、今日の会が素晴らしかったと思うのは、IT業界と違って横の繋がりがない製造業界において、こんなにも様々なメーカーの皆様が集っておられるところ、そして、利害関係一切なしに、どうにか盛り上げて行こう、何かしらのインベーションを起こしていこう、そういう「想い」が共有できているところです。単なるフラストレーションではなく、そういう想いが熱くなり、イラプションする、それがこういう場から生まれるのだと思っています。

コミニケーションというのは時として軽く見られがちですが、コンセプチャルなことばかり考えている人間としては、やはり「個の想い」の力を信じたい、いや、信じているという一面があります。エンジニアリングと哲学は対局にあるように思いますが、根っこは同じなんです。

問題は、イラプションとコミュニケーションの先に何があるかです。
仮説的には色々とリストアップできますが、もう少し思考を醸成させてからアウトプットしたいと思います。素晴らしい人財が集まる関西、これからポジティブに楽しみです。

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「速さ」よりも「楽さ」

天気予報のとおり、素晴らしい晴天の一日。

前日の夜に決めていたことがあります。それは、朝起きた時の気分と天気で、走りに行くか、登りに行くか、それとも頭がすっきりしている間に仕事をするかを決めようということです。

幸い前夜の酒も残っておらず、すっきりと目覚めることが出来たのですが、少し寝過ごしてしまったようです。山に行くなら7時には起きなければなりませんし、走りに行くなら8時にはスタートしたいけれど、時間は過ぎてしまっています。

そこで、今日は朝のうちにデスクワークを終わらせることにしました。朝の気持ち良い空気は仕事や読書に向いてますね。

買い物を済ませて、午後からは15Kmラン。今日は久しぶりに、少し突っ込んでみようと思っていたのです。突っ込むとは早いペースで走ること。20kmはちょっと距離が長過ぎるので、15kmで調整。結果的にスピードに乗れず、5分/km フラットペースで15kmを走破。まだまだ身体が仕上がっていないようです。

僕の場合、なぜトレーニングするかというと、タイムを縮めるというよりも、出来るだけ「楽」に走りたいがためなのです。フルマラソンの、あの残り5km、10kmの過酷さったら。足の痙攣は完全に準備不足。毎回、足を引きずるようにしてゴールするのはイヤ。笑)ゆっくりでもいいから、やっぱり楽に走りたい訳です。それにタイムが付いてこれば、尚良しで。

というわけで、まだまだトレーニング、トレーニング!!

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会いたかったボトル

苦楽園で10週年を迎えたBARの名店、「A mistad」。
最近、苦楽園で飲むことが少なくなり、めっきり足が遠のいていたのですが、A mistad の10週年が、僕の誕生日の2月2日に迎えたということもあり、是非近々と思いつつ、なかなか行くタイミングがない日々が続いていました。

しかし、今夜。
A mistad の二号店、かわいいEさんが取り仕切られている「Kitchen Bar Amistad UCHIDE」に久しぶりに顔を出す機会があり、ああ、ご無沙汰ですね、という感じで見せていただいたのが、この10週年記念ボトルです。

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「Monkey Shoulder」に「To」を足してオーナーの名前の「Tomokey Shoulder」とした記念ボトルを見て、ああ、やっぱりいいな、何かは分からないけれど、何かしら縁があるんだなと(勝手に)思いに耽った夜なのでした。というのも、僕の名前とオーナーの名前が同じだからです。そして、それを覚えていただいていたEさんもこの名前に縁があるのです。

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うん、何だかとても満たされた良い夜です。
満たすお店というのは、そんなにないからこその感謝ですね。

感動ポイントは人によって違う

人は生まれ育った環境によって、「感動するポイント」が違いますよね。物の好き嫌いだけでなく、例えば、都会育ちの人間にとって自然いっぱいの環境は憧れるけれど、逆に自然に囲まれて育った人間は都会のビル群を見て感動する・・・といった具合にです。

というのも、先月後半の週末に、サンタクルーズから17miles driveに向かって車を走らせながら、都会から離れたアメリカのサバービアの光景がどこもそうであるように、ひたすら農場、とか、ひたすら砂浜、とか、ひたすら野原・・・とか、そういった雄大な大自然の光景に見とれていた僕の横で、一緒に出張に連れて行った開発マネジャーが、助手席で無表情かつ無感動に眠そうな顔をしていたのを思い出したからです。本当に、あまりに無感動なので、笑ってしまったくらいです。

僕は雄大な光景に「すごいな」「いいなあ」「あそこはどうなっているんだろう」と、いちいち感嘆の声を上げながらハンドルを握っていたのですが、彼は砂丘を見ると「なんか鳥取みたいですね」、原っぱが続く道路を見ると「福井県っぽいですね」、そして、港町を見ると「明石みたいですね」と、つまらなさそうに呟くのです。

(彼に「兵庫県の明石」と称された小さな港町)
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確かここは野生のラッコで有名なモントレー湾のモス・ランディングだったと思うのですが、この小さな港町の、小さな桟橋に係留されているヨットの上にアザラシが寝そべっていたりするような光景なんて、僕にとっては素晴らしいの一言に尽きるのですが、それでもこれを見て無表情に「明石ですね」と言ってのけるこの男、そして、この男が実際に存在するという事実に面し、軽く目眩を覚えつつ、それでも人の感動ポイントって随分違うんだなあと考えさせられました。

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もちろん明石が悪いと言っているのではなく(逆に僕は明石が大好きですが)、僕は単純にこういうのんびりした光景に感動してしまうのですが、彼に聞くと、生まれた時から山と自然に囲まれて育ったらしく、自然や動物には特に感動せず(恐らく、いやというほど見て来たからでしょうね)都会の賑やかな雰囲気が大好きらしい。そういや確かに、サンフランシスコのダウンタウンや、サニーベールの駅前通りではテンションすごかったなと思い出しました。

僕は逆にサンフランシスコのダウンタウンは、確かに歴史を感じる古いビルディングや急坂をケーブルカーが走っている様は好きですけれど、でも、そこまでではないですもんね。それはきっと、ある程度都会の中で育ったからだと思います。東京よりは神戸が好きだし、大阪よりは信州が好きですから。

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まあ笑い話ではありますが、人によって「感動ポイント」は違うのですから、価値基準であろうが審美眼であろうが、どんなことでも押し付けることは良くないなと考えさせられました。

片道1時間の道のりを、7分に短縮できるという誘惑

朝のうちにさっさと用事を済ませ、万全の態勢で臨んだ二週連続の「単独ハーフマラソン」。

今日のコースはどうしよう、河川敷〜海沿いの、いつものコースを走ろうかな・・・と考えていたのですが、このコースは道路のクラックや、ちょっとした段差まで足で覚えるくらい走りこんでいるし、昨日も同じところを15km走ったので、今日また20km以上も走るということに対して気持ちが前に行きません。

どうしようかな・・・と思案した結果、芦屋から2号線を西に走り、神戸の三ノ宮駅まで走って折り返すというコースを選択することにしました。往復23kmの道のりだから距離的にはちょうどいいし、多少のアップダウンはあるものの、歩道も広くほぼ平坦なコースで走りやすいのがその理由です。もしかしたら、車で走っていると気づかないような新しい発見、例えば、新しいラーメン屋や焼肉店なども出来ているかもしれませんし。

景色を眺めつつ、三ノ宮駅到着。

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今週は既に50km近く走っているし、さすがに足に疲労が蓄積されているようです。少し前に走った時に小さな段差につまづいてダメージを受けた左足の膝も調子良くありません。駅前のロータリーでウイダーインゼリーを飲んでエナジーチャージをしつつ、ああ、今ここから新快速に飛び乗ったら、7分で家に着けるのにな・・・という誘惑もあります。一時間と7分。物理距離は同じでも、時間距離がここまで違うと、ねえ。

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それでも、移動することが目的ではなく、あくまで23kmを走り切ることが目的です。復路はフォローの風に背中を押され、すれ違うランナーと挨拶しながら、気持ち良く戻ってくることができました。いざという時に忍ばせていたICOCAもお金も、水分補給以外は出番なし。

今まで国道をコースとして選んでいなかったのは、車が多くてなんとなく排ガスや騒音が気になること、そして信号があることでしたが、今日改めて走ってみると、結果としてなかなか悪くないコースでした。そして道往くランナーも「ちょっとジョギング」というよりは、今日の僕のようにまとまった距離を走っているランナーが多いからか、フレンドリーでレベルも高いような気もしました。定期的に走りたいコースになりそうです。

さてシャワーを浴びてすっきりし、午後からはスタバに来ています。休日昼下がりのスタバは快適です。イヤフォンで好きな音楽を聴きながら、ブログを書き、ちょっと仕事し、本を読む。

週末の時間はあっという間に過ぎてしまいますね。

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一昔前の車が暖機を必要としていたように

週の後半の木、金はどっぷりと飲んでしまったのですが、今朝は朝から用事が詰まっていたのですっきり活動をすることが出来ています。とはいえ、やはり摂取したものは消化し排出しなければならないということで、夕方の早い時間に15Kmランへ。明日は20Km以上走ろうと思っているので、今日は抑えることにしました。

人によるのかもしれませんが、僕にとって、走り始めは一番苦しく、しんどい時間です。呼吸が整うまでは息も苦しいし、筋肉や関節も、錆びついた歯車を必死で回さなければならないような、ミシミシという音すら聞こえそうな感じで、とても重たいのです。しかし、だいたい3kmを超えてくると、関節にも油が回って滑らかさが出てくるし、身体も温まって呼吸も安定してきます。こうなってくると、後は体力が続く限り走ることが出来るのです。まるで、一昔前の車が始動する前に「暖機」を必要としていたのと良く似ていますね。

今日も美しい夕陽を見ることができました。今からゆっくり食事をして、本の世界に飛び込もうと思っています。

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