真面目に働く人が報われるという健全性


早稲田ファイナンス総研の野口さんの記事に至極納得。
バブル崩壊25年:アベノミクスに迫る危機 教訓忘れた日本人(毎日新聞)

僕はバブルを経験している世代ではないので、経験者の話を聞いて「すごいなー」と思うくらいのものですが、今の19,000円台の日経平均は確かに「なんで?」と思うくらいの水準です。バブルのようなイメージは確かにありますよね。企業は儲かっているかもしれないけれど、その恩恵が国民に届いているとは到底思えないし、一生懸命働いても豊かさを実感できるどころか、増税の影響でなんだかしんどいなあと思っている人が大半ではないでしょうか。

経済力=企業価値という風に考えるのであれば、革新的な製品やサービスが次々と生まれる米国に比べ、日本からはそういった企業が生まれていないのにも関わらずです。量的緩和による円安に支えられている株価であれば、それこそ「虚像」です(そういえば、上場後いきなり下方修正して上場ゴールと大批判されてる連日ストップ安のgumiを思い浮かべてしまいますが・・・笑)。

それでも、この流れと「金が金を生む」という資本形成の真髄に乗っかって富を倍増させている人がいるのもまた事実で、なんだかどうなんだろうと思ってしまいますよね。「健全」をどう定義するかは別にして、やっぱり一生懸命働く人々が報われるような世の中が健全だと思ってしまいます。

今日はそんな金曜日。
まだもう少し仕事です。

こちらは先日、打ち合わせに向かう車窓から見た須磨の海。淡路島もくっきりで、やっぱり西に向かう時はこの景色を見るのが楽しみです。