少しの+αが嬉しかったりする


少しバックデートします。

先週の金曜日の夜、近所にある馴染みのBARで〆の一杯をと思いドアを開けるとお客さんが一人もいませんでした。それもそのはず。時間は閉店間際の午前2時前。

女性マスターのYさんに「一杯だけ大丈夫ですか?」と聞くと、ええ、もちろんと、カウンターに座らせていただきました。先週、角瓶の復刻版を飲まなかったことを少し後悔していたのでリベンジしたかったのです。

瓶の底に溜まる最後の一杯を、サービスしますね、とすべてグラスに注ぎ入れてくださいました。たまに瓶が空くタイミングに居合わせることがありますが、小さな幸せを感じます。

味は聞いていたほど雑さはなく、角の深い味わいを感じることができて美味しく飲むことができました。落ち着いた時間の中、静かに飲む復刻版の角。更けていく時間の過ごし方としては最高の時間でした。


月末の月曜日。今週もスタートしました。

朝の会議に始まり、ジェットコースターに乗った気分で時間に追われつつ仕事を進めていると夜に頭痛が。最近ほんと疲れやすい。山を歩いたり、走ったり、図書館に行ったりしている時は疲れないのに。

仕事が嫌い?

いや、そうではない、むしろ仕事は好き。ではなぜ・・・と自問自答していると、一つ分かったことがあります。

何かに追われるのが嫌い
縛られるのが嫌い
好きなことを能動的にしていたい

なーんだ、ただのワガママでした。

いやはや、生まれながらの自由人やなあ、という訳で、今日も一日お疲れ様でした。

デフラグのための一日


天気予報通り、朝の雨。

午前中はおとなしく自宅で子供達と一緒に勉強したり家事をしたりしながら過ごしました。小学生の娘二人も塾の宿題が多いらしく、最近、土日は習い事に行くか、家で勉強をするか。習い事に行っている間は僕も自由に、山に行ったり走りに行ったりできるので良いものです。

食卓で一緒に座りながら、僕も同じようにして過ごしているので、分からないところがあればすぐに聞けるようになっているので、家では先生のような感じですが、教えるのは嫌いじゃないのでそれも良いものです。

昼から雨も緩み、娘たちもバレエに行ったので僕はランに。

今日はレースを意識した軽量の Nike Zoom Speed Rival+2 のインナーソールを二重にして、ペースを上げて12km。普段履きの Asics New York よりも軽く走れるのがいいですね。一人であれこれと考え事をしながら走り、帰宅してシャワーを浴びて、読書。


夜はリクエストでミートボールにしました。

トマトソースにオタフクソースを入れるというレシピを知ったので試してみたけれど、なかなか美味しい!オタフクソースは甘めなので、子供も好きな味に仕上がりました。パスタと絡めてもよし。

今週は年度末、そして、いよいよ4月に入りますね。
この土日でやるべきことは整理できたのでよかった。休みの意義って、そういうことですよねー。

I Wanna Know – Brian Culbertson ( Nice & Slow )

一週間の垢を山歩きで洗い流す


昨夜は近所の馴染みのBARを二軒ハシゴし、帰宅が3時。

それでも数時間後には「土曜日の魔力」でパッチリ目が覚め、8時から始まる「旅サラダ」を見ながらコーヒーを淹れつつ、今朝はランにしようか、山にしようかと思いを馳せました。

天気も良いし気温も高い。
そういう訳で、ランではなく山に行くことに決定。もちろん一人です。

今日みたいな天気はハイカーも多いだろうなあと思っていると、芦屋川駅には既にハイカーがいっぱい。滝の茶屋からロックガーデンも既に渋滞していたので、今日はハイカーで混み合う中央ルートは避け、キャッスルウォールから荒地山のボルダー岩めぐりコースにすることにしました。こちらは中央ルートに比べると、ハイカーの数は格段に少なくなります。

狙いどおり人も少なく、岩登りを楽しむことができました。午後から用事があったので、せいぜい3時間程度のハイクでしたが、天気も良く最高でした!

さて、いくつか写真をアップしておきましょう。

キャッスルウォールでは、クライミングを楽しむ人々が。高所恐怖症の人は無理ですね。

少し霞んでいましたが、眺望は最高。

いつも僕の自撮りを支えてくれる、頼もしい相棒です。

芦屋川は桜もちらほら咲き始めました。

真面目に働く人が報われるという健全性


早稲田ファイナンス総研の野口さんの記事に至極納得。
バブル崩壊25年:アベノミクスに迫る危機 教訓忘れた日本人(毎日新聞)

僕はバブルを経験している世代ではないので、経験者の話を聞いて「すごいなー」と思うくらいのものですが、今の19,000円台の日経平均は確かに「なんで?」と思うくらいの水準です。バブルのようなイメージは確かにありますよね。企業は儲かっているかもしれないけれど、その恩恵が国民に届いているとは到底思えないし、一生懸命働いても豊かさを実感できるどころか、増税の影響でなんだかしんどいなあと思っている人が大半ではないでしょうか。

経済力=企業価値という風に考えるのであれば、革新的な製品やサービスが次々と生まれる米国に比べ、日本からはそういった企業が生まれていないのにも関わらずです。量的緩和による円安に支えられている株価であれば、それこそ「虚像」です(そういえば、上場後いきなり下方修正して上場ゴールと大批判されてる連日ストップ安のgumiを思い浮かべてしまいますが・・・笑)。

それでも、この流れと「金が金を生む」という資本形成の真髄に乗っかって富を倍増させている人がいるのもまた事実で、なんだかどうなんだろうと思ってしまいますよね。「健全」をどう定義するかは別にして、やっぱり一生懸命働く人々が報われるような世の中が健全だと思ってしまいます。

今日はそんな金曜日。
まだもう少し仕事です。

こちらは先日、打ち合わせに向かう車窓から見た須磨の海。淡路島もくっきりで、やっぱり西に向かう時はこの景色を見るのが楽しみです。

このケーススタディは面白い


面白い記事に出会ったのでご紹介。wiredから。

「その「理想のオフィス」は本当に「理想的」? Studio KNOLが見つけた「自由な職場」の矛盾」

理想なワークスペースとは?
Googleのオフィスのように自由で、遊園地のようで、犬や猫を連れてくることができたりするようなクリエイティビティで自由なスペースに憧れはあるものの、本当にそれが理想的なんだろうかというアンビバレンスに迫ったケーススタディです。

結論から言うと、自由で楽しくいつでも美味しいコーヒーが無料で飲めるようなオフィスに人は満足を持つものの、それとは対局にあるような、学校の教室よろしく無機質に机が並べられていてチャイムが鳴って初めて休憩ができ、完全管理された職場環境の方が、生産性が上がり就業後の満足が高いとの結果もある。

「制約があるからこその自由」。

思わず、なるほど、と唸ってしまいました。

このケース、無機質な環境はまさに映画「ガタカ」の内部を思わせます。

息は詰まりそうだけど、仕事しかすることがないので、集中できて生産性は上がりそう。

ちなみに僕のようにオフィスにも出社するけれど、社外でも家でもMac Book AirとWifiとiPhoneさえあればどこでも仕事ができるタイプの人間としては、制約と自由を行ったり来たりしている訳で、まあ、強いて言えばオフィスには緑がたくさんあって、気分転換ができる屋外のウッドデッキがあって、ランチとコーヒーがフリーなところであれ十分なんです。 (←条件多いな)

「何もしない」ということをする


気力がない時に無理やり何かをすることは、泥の中をもがくようなもので、なけなしの気力と体力だけを無駄に浪費して空回りをするようなものです。

そういう時は、漕いでいる自転車のペダルから足を離すように惰性に身を任せてみるというのが正解なのだと思いますが、僕の場合は、何をそぎ落としても、アイロンと靴磨きと片付けだけはやってしまいます。ある意味「何もしない」というレベルにこれだけは入ってしまうのです。空を見つめてアイロンをしている姿もシュールなものです。

自分が頑張らなくても、世界は回る。

今日もどこかでものすごい技術が生まれたり、国家予算レベルの額のディールが成立したり、スーパーハイテンションな人々や組織が寝ずに動いていたりして、世界を回しています。スロバキアのAeroMobil社が空飛ぶ自動車を2017年に発売予定と発表したり、Boeing社が電磁バリアの特許を取ったりする訳です。

村上春樹さんも「人口全体の5パーセントが本当の本好きであれば、世の中はなんとかなっていくものです」と言っておられますが、まあ世界ってそういうものなんだろうと思います。

だから極東の一国の地方都市の片隅でボーっとアイロンを掛けている男がいたとしても、何でもないのですよね。時々、そういう考え方をしてしまいます。

そう、何をどうしたとしても、何でもないことなのですよね。

Smooth Jazzというジャンル


仕事中のBGMとしてだけではなく、移動中も、自宅でも、最近ずっと聴いているのがインターネットラジオ Radio TunesSmooth Jazz Channelです。以前は「Sky FM」として知られていましたね。

Smooth Jazzは、BGMとしてぴったりのイージーリスニングなので、僕としては、Bill EvansやSarah Vaughan のように、そのアーティストや曲の話題だけで酒が飲めるような「語れるJAZZ」ではないのですが、耳心地や良くて手元の仕事や読書に集中できるので気に入っています。スマフォアプリもあるので、道を歩いている時でもiPhoneで聴けるのが良いところ。この季節、夜道を歩きながらのSmooth Jazzが気持ち良いのです。


こちらは昨日ラウンドしたゴルフ場。

天気も良くて暖かく、半袖でプレーしていました。今日から寒さが戻ったとはいえ、空気の香りは春です。今月もあと一週間ですね。3末へのカウントダウンが始まり、諸々の納期を考えると胃が痛くなってきますが、しっかりとがんばりたいと思います。

春はすぐそこ


天気も良いことだし、いつものコースをスピードを上げて15km走ってみることにしました。川沿いを南下し、海に出る。気温が高く磯の香りが強く漂ってくる感じや、強い日差しに、いよいよマラソンシーズンも終わりに近づいていることを実感します。

気温が高いと、走るのが本当に辛くなってきますからね。今年になって初めて半袖で走りましたが、やはり思うようにスピードが出ません。4’50″/kmで走るのが、もう精一杯。気温のせいなのか、食後一時間で走ってしまったからなのか、昨夜の新地飲み会からの帰宅が午前3時だったからなのか。(←多分これ)

暖かくなると、桜のつぼみもどんどん膨らんできます。

あと一ヶ月もしない内に、芦屋川も満開になるのでしょうね。


夕方、娘を連れて実家近くを散歩しました。
懐かしく、気持ちの良い景色です。

器とビジョンとウイスキーと


ふける夜のお供はいつものシングルモルトのハイボールでもいいんだけど。
やっぱり懐かしいバーボンも味わいたいもの。

酒があってプリミティブな原点に返る時点で小物です。
そこは肝に命じておきたい重要なファクターです。

[re:jazz] – Inner City Life

雨の日のチャリはツラい


梅田界隈の移動には自転車(社有)を使うことが多いのですが、今日の午後のように、天気予報で15時から雨、打ち合わせは14時から開始という、非常に微妙なタイミングでは、バッグに折りたたみ傘を(一応)忍ばせ、降らないこと、降り始めのタイミングがずれること、もしくは降り始める前にMTGが終わること・・・つまり「自分が外にいる間に雨が降らないこと」を祈りながらチャリを走らせることになります。

だって、チャリが便利なんだもん。

しかし・・・MTGは長引き、天気予報もドンピシャで当たった客先からの帰り、出番を望まなかった折りたたみ傘は仕方なくオンステージすることになり、片手でチャリを漕ぐという結末にならざるを得ませんでした。時に昨今の天気予報の精度の高さを恨むことがあります。なんだかなー。


いつの時代も人は動く。
つまり交通や交通手段はなくなりません。

その証拠に、またサンフランシスコでトランジットスタートアップが出て来たようで、紹介しておきます。

Andreessen Horowitz-Backed Leap Buses Are Hitting San Francisco’s Streets This Week (techcrunch)

まあ、ウメグルのような循環バスなのですが、古いバスを改良して天然ガスを燃料として通勤ラッシュ時のみ運行、豪華なインテリアとWi-Fi完備、ラップトップで作業するためのUSBポートとバーのようなカウンターを装備しています。

乗って移動するだけなら、他のバスも一緒。
タクシーやUberよりも安く、なおかつ人々のニーズに応えた「快適空間」を実装した点が差別化のポイントですね。Y-Combinatorに対抗して、Andreessen HorowitzやSalesforceのマーク・ベニオフから出資を受けている点も興味深いです。なんだか、SF発の交通系スタートアップの群雄割拠を見ていると面白いですね。