「建設的」という言葉の魅力について


「明日からもまた生きていく」というメッセージを残したまま、また数日が経過してしまいました。朝昼晩と予定がぎっしりと詰まっていて、良い意味で隙間がありません。

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昨夜も今夜も、大阪市内でビジネスディナー。

ビジネスを全力で先に進めようとしている人達との「建設的な」ディスカッションほど、充実感を満たすものはありませんね。念ずれば叶う。動けば、必要な人たちと出会うことが出来る。価値を共有することができる。僕は会社としても個人としても、ここ数年でこの言葉を肌身に染みて感じています。

「ビジネス」とか、「仕事」とか、そういう括りはどうでも良くて、職業人としてもインディビデュアルとしても正しいこと、生きていく上で正しいことは何なのか、この答えは幾ら複雑な世の中であったとしても、とてもシンプルだと思います。

それは、一緒にいて気持ち良いかそうでないか、一緒に仕事がしたいかしたくないか、そんなとてもプリミティブで単純な感情だったりするんだろうと思います。世の中はとてもシンプルですし、そういうところに仕事も金も人も集まってくるんです。周りの気持ちの良い人達を見ていると、本当にそう思います。

明日からもまた生きていく


少し小さな山を超えたので、久しぶりにゆっくり過ごせる日曜日の夜。

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実家にいって用事を済ませ、一人、車で帰る道すがらの夕焼け空も、追われていたものから解放された精神的な余裕からか、どこかゆったりとしていて心地よく感じます。夕暮れの空が美しい季節になりましたね。

さあ、明日からもまた一生懸命、生きて、越えて、進んでいこう。

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ソフィスティケートとケアの話


週末の大阪駅周辺は、いつも何かのイベントが行われています。
今日のJR大阪駅の北側広場では、ドライアイスでしょうか、こんな幻想的な光景が見られました。みんな楽しそうに遊んでいますね。

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グランフロントに行っていつも思うことは、街も人も洗練されてるなということです。街が洗練されているから人もそうなるのか、人が洗練されているから街もそうなるのか、どちらか分かりませんが、なかなか興味深く見ることが出来ています。


先日、香港から友人が帰国したので久しぶりに会って話していると、やはり「ソフィスティケートとは」という話題になりました。香港や上海の人は欧米文化の影響からか、女性の美に対する意識がかなり洗練されているらしいのですが、地方の方は全く気にせず、彼女の言葉を借りると「全身、毛むくじゃら」だというのです。

この話は事実で、僕もアメリカにいる時、ホテルのプールで泳いでいると20代後半と思われる女性二人がスクール水着にスイムキャップを被って入って来て、クロールで脇のヘアを盛大に見せながら悠々と泳いでいる光景を目の当たりにし、良し悪しではなく、ああ、文化だなあと思ったことがあります(というか、海外にいると割と頻繁に目にします)

欧米文化では、男性女性かかわらず、アッパーもアンダーも、手や腕も含めて、できるだけケア(除毛)するということが当たり前ですが、日本では、アッパーはケアしてもアンダーのケアは、まだ一般的とは言えないかもしれません。また、先の例のように、毛アを全くしない人達もいます。どちらがソフィスティケートされているかという問題でもなく、文化や美意識の違いなのかもしれませんね。赤ちゃんの時にピアス穴を開けるというのも同じかもしれません。

最近、「世界一貧しい大統領」で有名なとウルグアイの元大統領、ホセ・ムヒカ氏がまた脚光を浴びていますが(”世界一貧しい大統領”は言う「金持ちは政治家になってはいけない」)、彼の言葉は、100年以上続く資本主義経済のほころび、例えば、埋めようのない格差社会や信用取引による投機的なマネーゲームなど、富や繁栄が一周回った後に、もう一度、それで良いのか考え直してみよう、原点回帰しようというプリミティブな思考とでも言うことができるかもしれません。国や地域関わらず、資本主義経済に疲弊した多くの人達の共感と支持を得ているのももっともです。この場合、「今後こうなっていくべき」という意味では、彼の言葉の方がソフィスティケートされていると言うことが出来るかもしれません。

いずれにしても、文化的発展と精神的発展の両バランスを保ちながら、皆が幸せになっていくのが良い文化なのかもしれませんね。

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お菓子を食べればいいじゃない


先日、BARでかかっていた音が、クリアなエレクトロでとても心地良かったので、「これってNujabesのトラック?」(Nujabesは美メロなインストでとても有名なトラックメイカーです)と聴くと、「いえ、水曜日のカンパネラっていうユニットです」というので、色々と聴いてみると、とにかく面白いことをやっている三人組ということが分かりました。興味がある人はYoutube(「水曜日のカンパネラ チャンネル」)で聴いてみてください。

本格的なエレクトロ、ディープハウス系の美メロサウンドに意味不明な歌詞が乗っかり、キャラも立っててVideoも面白いです。ビジネスでも何でも隙間産業と言いますが、これで攻めるかーという感じ。たくさんの楽曲の中に「マリー・アントワネット」という曲があるのですが、今日のタイトルはその歌詞の中から引っ張ってきました。

フランス革命で斬首刑にされたマリー・アントワネットの言葉として有名ですね。話は変わりますが、彼女は食糧不足で困窮している国民の生活とは裏腹に、贅の限りを尽くした暮らしっぷりで「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない」という世間知らずもいいところの言葉を吐いた悪の権化としてのイメージがありますが、色々と調べてみると実際この言葉を言ったのは本人ではないそうです。まあ、それは良しとして。


金曜夜の下り新幹線は出張帰りのビジネスマンでいっぱいです。今日の東京はまさかの雨。最高気温も15度と寒い一日でした。とりあえず今日は大阪に戻って、明日の仕事に備えることにしましょう。皆様、お疲れ様でした。

(写真は東京駅のキオスクです)
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新幹線の車窓から


あれこれバタバタしていると、あっという間に日にちが経ってしまいます。ブログの方も二日開けてしまいました。今週も後半に差し掛かって来ましたね。

東京へ移動中の新幹線からは富士山がきれいに見えました。頂上付近はうっすらと冠雪しているようです。電線や建物、鉄橋の欄干などが障害になって上手に撮るのは難しいですが、今回はうまくいきました。

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湾岸線はシーニックなポイントが多い


世の中には色んなマニアがいるものです。

マニアという言葉は広義になり過ぎるので、単純に「見ることが好きな人」ということにしましょうか。その対象に対して好意的な感情を持つ。だから、見たくなる。ずっと見ていても飽きない。似たものがあれば、それに対しても好意を示します。

例えば、橋梁や大型構造物。

そこからの派生で工場、プラント。数年前から「工場萌え」という言葉が流行り始め、「日本五大工場夜景」というものも生まれました。残念ながら、この五大工場夜景に関西の工場は入っていませんが、この近未来的な光景にファンが多いのも頷けます(自分も漏れなく工場萌えです)

前置きが長くなりましたが、阪神高速の湾岸線は、そういう意味でシーニックなポイントが多い路線です。橋梁はもちろん、

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反対側なので上手に撮れませんでしたが、堺泉北臨海工業地帯。ここは関西随一の工場夜景として有名です。写真は三井化学のプラント。

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番外編ですが、湾岸線は回りに高い建物がないので、空も広く見えます。

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走っていて気持ちのいい高速は、運転していても疲れませんね。

影の濃さに見る季節のうつろい


今朝の梅田は、くもり空。

一仕事を終えても天気のせいで、どうも気分が上がらない。そこでランチには元気が出る魔法の薬「天下一品」。やっぱり何か魔力あるな、天一は。ちょっと回復したところで、ヨドバシカメラに寄って帰宅。

ソファに横になって少し休んでいると、オレンジ色の陽が差してきました。腰と膝が痛いので今日はどうしようかなと思っていたけれど、せっかく晴れてきたので散歩代わりに軽めのジョグへ。

やっぱり出て良かった、この夕陽!

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あまりに夕陽に見惚れていたもので、道の向こうからBAR仲間であるT先輩に素敵なバリトンボイスで声を掛けられても、しばらく気付きませんでした・・・すいません(恥)

それにしても日が短くなってきました。
影が濃くなると、冬はもうすぐそこです。

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海岸ランと企業努力


朝から一仕事終えて、いつものコースを15kmラン。

県立の海洋体育館があるキャナルでは、地元大学のカヌー部が掛け声を合わせて艇を漕ぎ、その向こうでは地元のヨットクラブが練習。空は曇っているけれど、なんて爽やかな土曜日の光景。ちなみにボートは漕ぎ手の後ろに進み、カヌーは漕ぎ手が向いている方向に進むという違いがあります。

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僕は陸上を走りながら、スピードアップしていくカヌーと追いかけっこ。抜きつ抜かれつ。秋になるとスポーツを楽しむ人が増えますね。本格的にマラソンもシーズンを迎えるので、ランナーも多くて、走っていても寂しくありません。季節が良いと外に出たくなるのは皆、同じようです。


午後からは所用で梅田のグランフロントへ。電車でわずか15分でガラリと光景が変わります。大阪駅もグランフロントも、週末はほんまに人の海!

グランフロントの一階ではいつも何かのイベントが行われていますが、ここに居を構えるメルセデスが、車を並べて試乗会を行っていました、「Mercedes-Benz Connection」は、気軽にベンツが体験できる場所としてイベントスペースやカフェなどが併設されていて、いつも賑わっています。企業努力が見えますね。

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僕も最近、Eクラスのワゴンに乗り替えましたが、徹底した品質管理によるクオリティの高さは、いろんなメーカーの車に乗ってきた中でも少し抜けているかなと思います。

最近VWの排ガス不正問題が大きなニュースになっていますが、利益やシェアを追求するのではなく、本当に良いモノを作ることで、結果的に売上や利益が生まれ、ブランドを築き上げて行くことができるという思考が大切なんだろうと思います。VWも、以前ヴェントとビートルを持っていたので愛着はあります。がんばって信頼回復して欲しいものです。

仕事でシビれるというのは感謝すべきこと


久しぶりにシビれた今日。

良かれ悪しかれ、年齢を重ねるに連れて嫌な汗をかく回数は減ってくると思うのですが、久しぶりにじっとりを汗をかきながらフル回転で処理を行うって、ほんと感謝すべきことですよね。

普段しないスポーツをして、翌日筋肉痛になるような。でも、気持ち良いような。ある意味、強制的に潤滑油をさしてもらっているような気がして、ありがたいです。今日も終電がなくなるので深夜に最寄り駅まで戻り、駅のベンチでひたすらPCを叩いていたのですが、こういうことも今まで数えきれないほど経験してきたことですし、相手(クライアントや取引先)も同じように、同じ時間に仕事をしている訳ですから、ほんと、日夜関係なく、信頼関係を築くことができるというのは、ある意味、すごいことだなとも思います。日々、学びと感謝ですね。

という訳で今日のところは確かに焦りましたけれど、それこそ、リモートでチームのみんなが頑張ってくれたおかげで、無事に乗り越えることができました。

感謝です。

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暗闇の中で追われると、ちょっと・・・

怖い。
でもスピードは上がる、という話。

仕事から帰って、すぐにナイトランへ出掛けました。
今まで数えきれないくらい走り、ちょっとした段差やアスファルトのひび割れすら体で記憶しているほどの海岸沿いのコースですが、22時を回ると照明も落ちて暗くなり、人もほとんど見掛けなくなります。

仕事で疲れていることに加え、腰と膝に違和感があるので今日は軽くジョギング程度にしておこう、帰ってからすることもあるし・・・と軽めのペースで走っていたのですが、街灯がほとんどない場所に来た途端、

タッ
タッ
タッ

と足音が追いかけてくるではありませんか。

ベテランのランナーなら皆さん同じだと思いますが、今、自分がキロ何分ペースで走っているか、そのペースに対して、後ろから追いかけてくるランナーの距離感や接近具合で、ああ、この人はこれくらいのペースで走っているんだなというのも分かるものです。

僕の後ろから追いかけてくるランナーは、キロ4分半くらいのペースで追いかけてきます。僕は5分10秒くらいのペースで走っていたので、このままではすぐに追いつかれてしまう。暗闇の中で足音だけが聞こえるのも怖いし、どうせならインターバル(長距離ランの間にキロ単位でペースを上げるトレーニング)にもなるしと思い、一気にペースアップしました。

目の前に抜かせそうな人がいると、一気に抜きたくなるのがランナー心理。一方、抜かれたくなくて頑張るのも、またランナーです。僕がペースアップすると、後ろのランナーもピタリと付いてきます。振り返ると負けたような気がするので、後ろも見ずに、コースが分岐するまでの残り2kmを走り切りました。後ろのランナーは分岐を別方向に行ったようですので、このレースも終了。ラップタイムを見ると、4分20秒/kmペースで走っていました。

平日はタイムアタックをすることがないので、ペースアップさせてくれた見えざるランナーにある意味で感謝。今頃「さっきのランナー、なんで急にペースアップしたんだろうな・・・」と不思議に思ってたりして。笑

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