技術が進歩しても、人間そのものはそんなに変わらない


崎陽軒のシウマイ弁当はどうもシウマイの数が多くて、僕のような変化球を投げたがる人間にとってはむしろ唐揚げと炒飯が入った「炒飯弁当」が良い。

四日間の東京出張を終えて新幹線に乗って帰る時に思うことは、技術が進歩したとしても、人間そのものは大して変わらないだろうなということです。

例えば30年後の2045年にリニアが開通して、70歳になった僕が東京から帰る時にリニアを使ったとしても、やっぱり崎陽軒の弁当を食べながらビールやハイボールを飲むという構図は変わらないと思うのです。

世の中はますます便利になり、経済構造も変わっていくでしょう。でも、人間そのものや文化はそんなに変わらない。その証拠に、100年、200年前の絵画や音楽や文学を今でも普通に見聞きしている訳だし、もっと言うと、2000年前に起こったキリストの生涯を聖書を読んで学び、ブッダの教えを仏教として信心している訳です。衣食住も、そんなに大きく変わっていないと思うんですよね。

展示会では、色んな企業がこぞって新技術や新サービスを披露します。当然のことです。でも、実はそんなに変わっていないとも思います。

大切なのは、きっと「思い」です。