しっとりした潮風と、母娘の会話と


大阪マラソンに当選してからというもの、山よりもロードワークが必要だと感じて週末はロードに出ることが多くなっています。今日も風が強くて涼かった薄暮時、15kmを気持ち良く走ってきました。梅雨時の曇天、じっとり湿った潮風に吹かれながらのジョギングは最高です。

「薄暮時」

いい言葉ですね。なぜなら、この時間は素敵な光景に出会うことが多いからです。

例えば、海を眺めながらビールを飲んでいる老夫婦、練習終わりにチームメイトと会話を楽しむボート部員、犬の散歩をさせる愛犬家、そして、僕のようなジョガー達。中でも今日走っていて印象に残ったのは、自転車に乗って追い抜いていった母娘の会話です。

母:「もしお母さんが80歳まで生きるとしたら、あと33年やろ?33年しかないねんから、大事にしてね?」

娘:「うん。大事にする。」

なんかいいな。
僕は自分の娘に対して、彼女たちの人生を自由に生きて欲しいと思っているので、そのようなことは言ったことがありませんが、こういう会話が聞こえてくると、母娘の関係、愛にあふれた家族の光景、親から子へ、子から孫へという恒久的に続く人間の営みを見ることができてとても微笑ましい気持ちになります。


薄暮時はジョギングにも最高の時間ですが、やっぱり、やっぱり!飲みたいですよね。という訳で、最寄りのコンビニをゴールに設定し、15kmと少しを達成したところでビールとハイボールを購入。家までの帰途に、クールダウンしながら飲む酒の美味しさったら!

ああ、なんていい週末。
まだまだ仕事も用事も残っているけれど、とにかく「いい週末」に乾杯!