「Maker Faire」と「GUGEN」〜 個人の「ものづくり」が楽しい


手前味噌にはなりますが、我らがQuadcept社もスポンサーとして出展していた 「Maker Faire Tokyo 2014」。僕はアテンド出来なかったのだけど、メンバーによれば、すごい盛り上がりで大盛況だった様子。今年は舞台を東京ビッグサイトに移して規模も拡張。数年前から「ものづくりが変わる」と注目されてきたメーカーズムーブメントですが、一時のブームとなるか、アメリカのようにムーブメント(またはカルチャー)として根付いていくか、今年〜来年が岐路になりそうな予感です。

当日の様子はQuadceptのFacebookページにイベントの様子が掲載されていますので是非どうぞ。(良ければ「いいね」もしてくださいねw)
https://www.facebook.com/quadcept

そんな中、ハフィントン・ポストにこんな記事が掲載されていました。今年の Maker Faire を総括しているような良記事です。特に、企業勤めをしているエンジニアを中心とした「放課後メーカーズ」の活動がどのように企業(本業)に還元されるか、企業と個人メーカーとの関係が今後どのように進展していくかなど、パネルディスカッションの取材を中心に書かれいるので興味のある方はご一読を。

社内の「Maker」がものづくり大企業を変えるーMaker Faire Tokyo2014に見るMakerとメーカー(ハフィントン・ポスト)

ただ、「企業と個人メーカーとの関係」ばかり目が行くと、「結局、一部の技術技能を持ったエンジニアしか参加出来ないんじゃん」と少しハードルが上がってしまうような感じもしますが、本来のMakersというのは、もっと日曜大工的な感じなところからスタートしているような気がします(少なくとも個人的にはその方が参加しやすいw)。仮に3Dプリンター持ってなくても、今は幾らでもオンラインで注文できる時代だし、図面が公開されているものもある。電子ブロックで少し回路の勉強をしたり、本屋で参考書を買えば、回路設計をしなくても Arduino やRaspberry Pi などでモノを動かすことも出来ます。大切なのは、アイデアと発想力ですね。


そして、トピックをもう一つ。

12月12日と13日に「未来のふつうを見つけよう!あなたが決めるハードウエアコンテスト GUGEN」の展示会と授賞式が開催されます。こちらもQuadceptはスポンサーとして協賛させていただいています。

さて、このイベントも個人やグループで電子工作を中心にものづくりをしている人に焦点を当てたイベント。二年前までは「電子工作コンテスト」という名でしたが、ただ「コンテスト」として終わるのではなく、そこから企業とタイアップして製品化まで目指すというエコシステムを構築すべく、2013年から「GUGEN」(具現)という名でスタートされています。素晴らしい取り組み。

GUGENのコンセプトはこちらから。

こちらは、本当に製品として「具現化」するためのイベント。もちろん、そのための支援プログラムもあります。いわば、ものづくりプラットフォームですね。個人メーカーからすれば夢のような場所です。

という訳で、年末の風物詩となってきたMakers関連のイベント。GUGENには僕もアテンドするので参加される方はお会いしましょう。そして、本格的に回路設計、基板設計までされたい方は是非、Quadcept をご利用ください。笑

さて、来年はどうなって行くのでしょうか。
これから益々楽しみです。