今日の山レポート〜六甲に外国人が多いのはなぜだろうか


三週連続で六甲山です。
今日は暑かった〜、30度を越えたらしいです。

さて山を目指す目的は、体力づくりと自然の中でリフレッシュ。
せっかく自宅から歩いて山に行ける環境に住んでいるのですから、こんな気候の良いシーズンに行かない手はありません。また、山登りは、マラソンに向けたラン代わりにもなるので一石二鳥という訳です。ちなみに、出場を予定していた福知山マラソンが、台風の影響による河川の氾濫で復旧が進まず、中止になってしまったことは残念です。ということで今のトレーニングは、12/23の宝塚ハーフマラソンに向けてのものとなっています。

さて、今日もロックガーデンはたくさんのハイカーで賑わっていました。六甲初登山の夫婦と一緒に、芦屋〜風吹岩折り返しです。雲が近い、良い眺め。

毎週、必ずたくさんの外国人登山客に出会います。富士山などの有名ポイントなら分かるのですが、六甲だし、なぜだろう。今日も、たくさん見かけました。そして、道を尋ねられやすい顔をしているのか分かりませんが、何組かに道を尋ねられます。よくある質問は、「ここから山頂までどのくらい?」「有馬まではどのくらいかかる?」というもの。皆さん、登るからには山頂を目指したいんですよね。でも、慣れていない人は芦屋川からロックガーデンの急斜面+岩登りでバテてしまうので、風吹岩辺りで折り返す方も多そうです。もしかしたら、関西の観光ガイドに「六甲山」が紹介されているのかもしれませんね。

先週は、若い男の子二人が今から有馬まで行くって言っていたし、今日は、ニュージランドから来られた老カップルが登っておられました。一ヶ月のバケーションの間に日本中を旅しているとのことでした。地元の人間からしてみれば、こうして色んな国の方が六甲を登って最高の眺望を楽しんでくれるのはとても嬉しいことです。

本と珈琲の香り


昨日は図書館の一日。
午前は一人で市立図書館の本館へ行き、習い事から帰宅した娘達を連れて、今度は自宅近くの分室へ。朝淹れたてコナコーヒーをポットに入れて持って行き、西洋史の本を読み耽る。

本とコーヒーが入り混じった香りは、人の気持ちを落ち着かせるようです。イヤフォンから流れる音もそれらに合わせてアレンジ。時間の流れが、平日のそれとは全然違う。ゆっくりと流れる時間に、身も心も頭もじんわりとほどけて行きます。

夜、BSで「ユー・ガット・メール」が放送されていたので、懐かしいなと思いながら視ていました。あの映画も本屋が舞台。僕にとっては、キャスリーン・ケリーの街角の本屋も、ジョー・フォックスの大型書店もどちらも好きです。

意図せずに、本に囲まれた一日になりました。


秋の実りと言えば、柿。
実家の柿の木には、たくさんの実りが。

さて、今日も良い天気です。
毎週のことですが、今日も山を目指すことにします。

クラウドサービスが冷え込まなければ良いが


本日テック界隈で話題沸騰していた記事、きっとご覧になられた方も多いと思いますが、グラフィックソフト業界のジャイアント、Adobe社がハッキングの対象となってしまいました。

Adobeがハックされる―290万人のユーザー情報とAcrobatのソースコードが漏洩 〜Tech Crunch

Adobeにサイバー攻撃 290万人のユーザー情報に不正アクセスの可能性 〜IT Mediaニュース

Adobe社の公式リリース
「お客様情報セキュリティに関する重要なお知らせ」

詳細は記事に詳しいのでご参照を。
Adobeと言えば、クリエイティブ、IT界隈の人間で知らない人はいない巨大企業であり、業界の人間でなくても「Adobe Reader」である電子文書Readerは必ず使用しているのではないかと思いますので、そのユーザー数は全世界に膨大に存在するに違いありません。最近はソフトウエアだけでなく、クラウド対応スタイラスと“デジタル定規”「Mighty & Napoleon」をリリースしたりして、ハードウエアにも進出しています。また、クラウドサービスも展開し、この春には、ソフトウエアの全面サブスクリプションライセンス化を発表したばかりという非常にInnovativeな企業でもあります。ただ、割りとこの辺のセキュリティ関連事故では目立つ存在であることも事実ですが。(公式サイトには自虐的に「アドビには、セキュリティの問題が少なからずあるように思われますが、これはなぜですか?」という質問も掲載されています)

彼らのサービスがハッキングされ、顧客情報だけではなく、もしかしたらソースコードの一部も流出したかもしれないという事実が本当だとすれば、一部のソフトウエアの脆弱性が丸裸にされてしまう可能性もあるということで、とても深刻な事態であります。怖い怖い。


さて、昨今サイバーテロによるアタックやハッキングは日常茶飯事になってきました。サービスを提供している企業はもちろんセキュリティ対策をバッチリ施していると(自負も含めて)は思いますが、上には上がいるので、ウイルスしかり、この世からサイバーテロがなくなることはないという意味では、Adobeが掲載しているような「サイバー攻撃は、現代のビジネスにおける悲しい現実の1つ」といえるかもしれません。

広義の意味でのクラウドサービスはとても便利なものであり、Google Calendar、GMailを代表とするパーソナルユースから、ストレージサービスやPAASなどのエンタープライズユースに至るまで、クラウドサービスを利用しないでネットの恩恵を受けるということはもはや出来ない時代になってきました。しかし、特にエンタープライズユースのBtoB製品、業務系アプリケーションなどの世界では、「こんなリスクと隣合わせならば、別にクラウドじゃなくても、イントラネットで利用すればいいじゃん」という声も更に強まってきそうです。

これからのクラウドサービスは、

・セキュリティ事故の大半は、内部流出によるもの
・自社で情シスを抱えてデータセンターを設置し、システムを立ち上げるまでの膨大な労力とコストを考えれば、クラウドを利用する方が簡便である
・いつでもどこでも使えてコストが安い

というベネフィット面だけではなく、いかに堅牢なシステムとセキュリティ対策がなされているかという点をもっと強調しなければならないでしょう。仮にterms of use でどれだけ免責していたとしても、一度事故が起きてしまうとイメージダウンによる甚大な信頼損失からの回復も難しくなります。当社もクラウドサービスを提供している企業である以上、これは対岸の火事とも思えません。

レッドブルがあれだけ高価なのは、商品価格のほとんどが広告費用だからという噂もありますが(エナジードリンクだけでF1からエクストリームイベントから山のようにスポンサーをやっているとそれもまた真実と思えます)、クラウドサービスプロバイダーも、売上の相当なパーセンテージをこのセキュリティに掛ける必要があるかもしれませんね。色々と考えさせられるニュースです。


さて、金曜日ですね。
僕は残念ながら「花金」という訳には行かず、まだまだ黙々と仕事をしなければなりませんが、みなさまどうぞ良い週末をお過ごしください。

仲間がいるという安心感


月末から月初にかけて、マドルスルー状態。(本来、マドルスルーとは、出口の見えないトンネルのような、はたまた底なし沼の中で脱出を試みて、もがき続けるような状態のことで、ブレイクスルーの対義的単語。解決できそうにない困難の中で、もがき続けながら解決策を見つける努力をするというような意味なのですが、僕は単に「忙しい」という言葉を使いたくなかったため、かなり迂回した表現を採用しました。って括弧書き長い。)

時期的なものか、吐きそうなほどタスク山積しておりまして、ちょっと更新も滞りつつあります。しかし、土日はやはり勉強や山登りやジョギングの時間もしっかり確保したいため、なんとか平日の内で終わらせますよという気合と共にがんばっております。(土日働けよ、というツッコミも甘んじて受けます)


そんな中、昨夜の電車で久しぶりに、しかもすごく偶然、某店の常連仲間であるKさんにバッタリお会いしました。やはりかなりお忙しくされているようで、ああ、ここにも仲間がいた・・という安心感に浸ることができました。仕事も業種も全然違う、ただ「常連仲間」という共通項だけですが、皆さんがんばってらっしゃるんだなと思うと、こちらも奮い立たされます。仲間っていいなあ。

という訳で、今週も秒速で終わろうとしていますね。
10月入ったばかりと思ったら、もう一週目も金曜日を迎えてしまう。ね、先日書いた通り、ここから年末までの時間が、恐ろしい程に加速するのです。ああ、怖い。

グッドデザイン受賞という、一つの評価の形


Marketing Strategist として携わっているQuadcept社の製品がグッドデザイン賞2013を受賞しました。

恐らく電子CADソフトウエアの分野では初の受賞で、しかも評価ポイントが「電子系CADの伝統的な世界にクラウド型のツールをフリーミアムモデルで提供するという、業界に一石を投じる斬新なアプローチ。コストパフォーマンスが高く、DIWOやMakers時代の学校や個人にとって、極めて魅力的なツールである。」と、こちらの意図を見透かしたような、あるいは談合でもしてたんじゃないのかという評価をいただけたことは嬉しいことです。「機能的にも十分で、インターフェイスもシンプルにまとまっており、今後の基板設計ツールのデファクトスタンダードになり得る可能性を秘めている。」とのありがたい言葉もいただけていますので、本当にそのようになるように、開発メンバーは今一度気持ちを引き締めていることでしょう(ちょっと外から見てみた)。

どのようなツールが受賞したのかということは下記のページに詳しいので、是非興味のある方はご覧ください。
Quadcept グッドデザイン賞受賞ページ

構想から数年が過ぎ、当初策定したコンセプトも、製品・サービス共に固まりつつあります。とにかく、レガシーな業界に一石を投じ、国産発のソフトウエアで世界の業界にイノベーションを起こしたいという一心で携わって来たプロジェクトですが、今回の受賞で更に広がりに弾みが付くことを期待しています。今週には英語対応バージョンもリリースを予定。アメリカ、シンガポール、台湾、インドネシア、タイ、フランス、中国のみんな、もうちょっと待っててね。


さて、一年は早いものでもう10月ですね。
ここから年末までが電光石火のように過ぎていくのは旧知の事実。仕事もプライベートもかなりスケジュールが混み合って来ていますので、ちょっと本気で気合を入れて行かないと、と気持ちを新たにしています。

ちょっと早いけれど、今年も無事に締めくくることができるように残り3ヶ月、しっかりがんばります。