Festive farewell dinner at The Barns


僕が苦楽園口にある創業37年の老舗Bar、The Barnsに通うようになったのは「さとなお」さんこと佐藤尚之さんのTwitterがきっかけですが、初めて佐藤さんとBarnsでお会いした時に、たまたま客として来店しておられたのが385さんでした。佐藤さんに一度お会いしたくてアポ無しで押しかけたあの夜はとても印象的で、その瞬間にたまたま同席した385さんとも当然のように仲良くなり、まあ、本当に良く一緒に飲みに行きました。僕からしてみれば姉のような存在で、家に来てもらって娘達とも遊んでもらったりしましたよね。

二つ年上の彼女はアカデミックな仕事をしておられ、一年に数ヶ月は海外で過ごすという生活のためか、幅広い分野に知見が豊富で一緒にいると楽しく勉強になることばかり。ひたむきな向学心(決してストイックではないところがポイントです)や型にはまらずに人生を緩やかにしなやかに上手く流されながら楽しむ姿勢は、僕が目指す生き方と多面的にシンクロし、存在そのものが大きな励みになっています。
そんな彼女は出会った時から「仕事を休職して海外留学するかも」みたいなことをおっしゃっていましたが、様々な下準備を経ていよいよ来月から英国の大学院に留学されます。

日曜日が関西を離れる前の最後の夜となりました。
やはり「ここしかない」という場所Barnsで、385さんの最後の夜をマスターと僕の三人で一緒に過ごしました。たまたま他のお客さんもなく、しっとりと、時に爆笑しながらのお見送り会です。数年後には帰って来られるということですから「お別れ会」ではありませんね。SNSでも繋がっていますからいつでも近況をやり取りできますし、「二年経ったら帰って来るからー」ということらしいので、寂しいというよりも「行ってらっしゃーい」という感じ。マスター曰く「回遊魚のような人」が次に帰って来て一緒に飲める日を、他の常連諸兄、マスターと共に港の男よろしく待つことにしましょう。しばらく寂しくはなりますが応援しています。

では、行ってらっしゃい。