今できることを


今日はとにかく、
TVを見ることはやめた。
節電にもなるし、驚くほど冷静になれる。
時間を有効活用でき、仕事が進む・・・
と思ったし、実際にそうだった。
震災経験者として早く日常活動に戻り、
活発に経済活動することが何よりも
被災地のためになると判断。
いい天気だし家にいないで外に出掛けよう。
そう思った。
$アナログWEBプロデューサー、松田知樹のPC嫌い日記
Twitterで、東京に住む友達のツイートを見た。
まだ東京は余震が続き、
流通もストップし、福島の原発問題もあり、
まだまだ不安な日々が続いているようだ。
阪神大震災経験者なら皆そうであるように、
友人も余震におびえているようで、
TVのニュースにくぎ付けらしかった。
TVは重要な情報源になるが、
時として時間をあっという間に消費し、
ショッキングな映像を見ることで
より不安になることもある。
僕は善意の気持ちから、
「既にやってるやろけど、
僕はTV付けないで日常生活に専念することにしたよ。
随分と冷静になれた。」
とメッセージを送った。
しかし友人から来たRTはこのようなものだった。
「福島や茨城にイトコや知人がいたり、
放射能のことがあったりして、
テレビつけたまま。
携帯のメールもまだ遅延してるし、
回線もつながりにくいから、
ソースはテレビになっちゃうの。」
「揺れが来る一分にも満たない間に、
緊急地震速報がテレビで入るから、
心臓飛び出しそうだけど、
娘のそばにすぐいけるし。。
切るに切れないテレビ。。
大量なソースから冷静に選べるほど
ウェブと向かい合えない。。」
僕はハッとした。
実際、東京の状況はそうなんだ。
良かれと思っていう言葉さえ、
状況をしっかり把握できていないと、
無責任な言葉になってしまうことがある。
友達だから、まだ気楽に励ませるけど、
やはり僕は今できることを粛々とがんばろうと思った。
内田樹先生も、
阪神大震災の一被災者として、
今回の地震でこのように書いていらっしゃる。
「寛容」、「臨機応変」、
「専門家への委託」を、
被災の現場から遠く離れているものと
して心がけたいと思っている。

確かにその通りだ。
今できることは、
やはり、しっかり日常生活を維持し、
経済活動を活発に行い、消費し、
稼ぎ、寄付することだ。
今週も、しっかりがんばろう。

元気が出る記事。
海外メディア日本にエール 
「がんばれ東北」「新たな奇跡を」

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「Pray for Japan」
世界から届いた日本への祈り