また一つ、宝物を見つけた気分。

「世界の中に三人、自分と同じ人間がいる」

という言葉を聞いたことがある。

もし、その言葉が真実だとすれば、

その一人目を見つけたかもしれない。

そんな気分にさせられた金曜日の夜。

ビジュアルではなく、あくまで感覚的な問題だけど、

直感的に「繋がっている」と感じる人に出会った。

その人と一緒に食事をしながら、不思議な感覚を覚えた。

前世がどう、とか、運命がどうとか、

そのあたりの知識は残念ながら皆無だし、

とりわけ興味をかきたてられるジャンルではないが、

もし、「前世」「運命」「輪廻」というものが存在していれば、

恐らく、その人とは何らかの形で、

ずっと繋がっていたのかもしれない。

昨日の日記でさいら氏が残してくれたコメント。

「縁のない者は袖触れ合っても通り過ぎる。
  縁のある者は万里を越えて会いに来る。」

なるほど、その通りだと思う。

人の出会いに偶然というものはなく、

出会うべくして出会うものだと。

そのなかでも、恐らく「世界に三人」は特別なんだろうか。

この感覚が一方通行か、双方向かは別にして、

また一つ、宝物を見つけた気分になったひととき。

正直、今回ばかりは参った。

本当に幸せな酒を飲めた。

素敵な出会いに感謝。

楽しすぎて、笑いすぎて、ちょっとだけ原因不明に切なくて、

しばらくは、何か引きずりそうな予感。

これも将来、必ず芽を吹く「種」になるに違いない。