「WEBディレクター」という仕事を吟味する。

いや、早いもので9月に入りました。

9月の声を聞くと、気分的に涼しくなりますね。毎年ここから年末までが本当にあっという間です。まるで坂道をコロコロ下るかのような速さ。案件がたくさん控えています。打ち合わせに行った、ある会社からは、「ほらっ、どうぞ。案件4つあるから好きなの選んで。」みたいなノリで、テーブルの上に案件並べられました。

本当にありがたいことです。

でも、ここで「アザッーす!!もう、全部やっちゃいます!」ではダメです。社内で進行中の案件、スケジューリング、人員確保、コスト、収益性など、いわゆる「台所事情」を精査しないで無理やり仕事を押し込めてしまえば結局、忙殺、やっつけ仕事、スタッフのモチベーション低下、納期遅れ、粗悪な成果物・・・・というような「最悪のパターン」に陥ってしまう可能性があるからです。目先のことだけを考えてしまうなら、後々トラブルの原因にもなりかねませんし、コストオーバーや、何よりもクライアントからの信用の低下という一番してはいけない事態を招いてしまうこともあります。だからといって、暇なときだけ仕事を請ける、という殿様商売をやる訳ではありません。

取捨選択。

忙しい時こそ、じっくり時間を取ってまわりを見回し、冷静に社内の戦力を分析し、優先順位を定めることが必要ですよね。

業界で言うところの「WEBディレクター」という仕事は、建設現場監督と全く同じです。顧客にはもちろん満足を、現場で働く職人(デザイナー、フラッシャー、PG等)には気持ちよく仕事させてあげる。各分野での役割分担がはっきりしているWEB業界では、効率良く段取りを組むことが大切です。

更なるスキルアップを目指してがんばろう、と感じた9月1日でした。