ドメスティック・グローバル


ここ数年、国内にいても急激に英語を使う機会が増えてきました。大企業や海外でのシェアを持つ会社は今までもそうだったでしょうが、いわゆる「普通の会社」でも国内にいながら、英語を話す機会が急激に増えています。

今やスタートアップス、特にテクノロジー系ベンチャーやITサービス系にとっては英語は必須です。海外に行かなくても、国内でも英語の使用機会が多い。ネットインフラの発達で、WEB-EXやSkype、メールでどこの国の人とも連絡可能。SNSでも繋がることができるし、国内のビジネスイベント、展示会、Pitch大会などでは、半分くらいの人が外国人だったりするのが当たり前。一昔前まではこんなこと、なかったんだけどな。

昨夜、海外メーカーのREPをしている某社長と会食していたのですが、国内から海外へという輸出的な一歩通行でなく、未だ世界第三位の経済大国である日本市場に進出したい海外企業も非常に多いとのこと。そうなると取引の現場では英語は絶対必要ですよね。


かくいう当社は海外取引をロードマップのコアに据えているので、今朝はアメリカの大手商社とWEBカンファレンスを行ってレジュメをWEB-EXで共有しながらビデオ会議。こちらは朝9時、先方は米国セントラルタイムで昨夜の18時。時差をうまく使えば、リアルタイムで双方のオフィスにてインタラクティブに会議可能。顔が見えて表情もしっかり分かるから、現地に行かなくても全然違和感なしです。

午後からは、HACK OSAKA 2014がグランフロントのOsaka Innovation HUB で開催されました。ワンセッションを除き、全てのキーノートスピーチ、パネルディスカッションは海外ゲストと日本人が入り混じって全て英語。スタートアップスによるPITCH大会も全て英語です。

当社、Quadcept Inc.もPITCH大会に出場しました。

マーケ担当のYazan Morimotoさん!

今回は知り合いも数社登壇していました。

いつも仲良くさせて頂いている、ビッグデータ、ソーシャル解析のcutting edge、Ontrox社のArita氏。いぶし銀の落ち着いたスピーチ、渋い。

moffさんもがんばっていました!

そんなこんなで大阪にいながら英語一色の一日。なんだか不思議な感覚だ。これ、名付けると「ドメスティック・グローバル」とでも言うのでしょうか。面白い時代です。

マルチタスク万歳(悲観的ではない)

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タスク山積の多忙な日々。
今週予定していた出張も延期させていただき、デスクワークに張り付いております。一週間の内に一日でも二日でも外出しない日を作らなければ(出来れば、電話・メール・WEBカンファレンスなどもナシで)仕事が回りません。スケジュールの調整もギリギリの線でがんばっております。

とは言うものの、隙間が全くないかと言えばそうでもないんですよね。問題は「切り替え」。毛色が全く違うプロジェクトが同時で何本も進行する中、時間単位で全く違う内容の案件に対応しなければならないため、一番しんどいのは脳ミソの切り替えなのです。

「A」が一旦終わる → 「A」を若干ひきずりながら「B」を進める → 「C」の連絡が入る → 「D」の資料納期が迫る → 「A」のフィードバックがある → 新たに「E」の相談が入る → 「B」のカンファレンスがスタート・・・(以下省略)

という形で一つのことが終わらないまま、あるいは引きずったまま、どんどん時間が流れていきます。マルチタスク特有の現象ですよね。しかし、このような現実に対して、僕は悲観的には思っていません。マルチタスクこそ、あるいは、時間に追われて瀬戸際のギリギリでやりくりすることこそが、人を成長させると思っているからです。能力が高い人や、天才は、華麗な身のこなしで捌いていくと思いますよ。しかし、僕を代表にそのカテゴリにいない人間にとっては、泥臭く色んなことをやらなければなりません。言い訳ができないし、むしろそういった環境にいれることに感謝です。成長に繋がる訳ですから。

という訳で、明日は時差の関係で早朝からアメリカと繋いでのWEBカンファレンスです。会食でほろ酔いの中、早寝早起き。


もう最近、「pentatonix」にどっぷり。
このアカペラワークは本物ですわ。
エフェクトかかっていないオーガニックな声だけでここまで表現できるの、的な。

[Official Video] Save the World/Don’t You Worry Child – Pentatonix (Swedish House Mafia Cover)


 
 
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自分とは何ら関わりのない人達が頑張るオリンピックではあるけれど、そこから学ばされることは数多い


スポーツや芸術、ビジネスなどの分野で活躍している(時にカッティングエッジな)人達からインスパイアされることが多いです。自分は普通の一般庶民ですが、大勢の人々同様、少なくとも何かに自分なりに努力して取り組んでいる人間の一人でもある。比べることもないけれど、その「努力」という共通項で感情移入をし、励まされ、学ばされることは多い。

ちょうど今はオリンピック期間中です。

TVを見ていると、色々なドラマがありますよね。葛西選手の41歳銀メダルに至っては、オリンピックメダルに対してのモチベーションをあれだけ長い期間(7大会、20年以上も!)維持し続け、結果を出したという面がすごかった。インタビューでは「また新たに目標が出来た」と言うことで、次は4年後の45歳で金メダルを狙うということでしょうか、このような不屈の精神態度は素晴らしい。また、クロスカントリーのスプリントでは、転倒してスキー板が折れたロシアの選手に、カナダのコーチが駆け寄ってスペアの板と交換して走らせてあげるというシーンもあり、これは努力というよりはスポーツマンシップ的に感動するエピソードでした。

いずれにしても、ナショナリズム的な観点には僕は全く興味がないので、どの国の選手達も、今この場に立つために陰でどれだけの努力をしてきたのかという点にひたすら注目して見ていると、色々と学ばされることが多いです。結果が出る人もいれば、高梨選手やショーン・ホワイトのように、たまたまコンディションが悪くて結果が出ない人もいる。採点競技ならリザルトに不平不満もあるかもしれない。結果だけに注目して見ることも出来るけれど、僕は彼らと関わりのない一般市民なので、少なくとも、「この場に立つために」皆さんが日頃積み重ねた努力と裏側の苦しみなどを想像しながら、競技に注目して見させていただいています。元々の才能、育成環境、支え、色々な要素があるのも事実ですが、前日の疲れが残っていてしんどいのに、イヤイヤ練習に行かなければなら時もあっただろうし、怪我の痛みを押して泣きそうになりながら根性で試合に出た時もあっただろうし。それらを乗り越えての、今。

オリンピックやプロの試合なんてTVの向こう側の世界なんで関係ないよ、という人もいるかもしれませんが、彼らとは一切関わりがなくても、僕は、今朝、このような人々の存在に押されてランに出掛けました。ゆっくりペースだけど、1:53掛けて20.8kmの「一人ハーフマラソン」。二週間後の大会に向けて、順調に調整出来ています。膝と足首の痛みを抑えるためにキネシオテーピングも。


こちらはスポーツとは関係ありませんが、最近ハマっているアカペラグループ「Pentatonix」です。多少エフェクトは掛かっているかもしれませんが、Daft Punkのカバーがとても美しいので癖になります。

Daft Punk – Pentatonix

昨日の教訓を生かして


大阪市内、雪は解けていたけれど、今日の出社時は山用の厚い靴下をブーツで隠して出社。昨日の教訓を生かし、冷え対策は完璧である(自己満足)。

毎年のことですが、風邪を引いた後、喉痛や咳、鼻水が残ったままで花粉症になって行くという、気管系が不調続きの春先。春は好きな季節ですが、調子が良くないのも春なんですよねえ・・・。

という訳で今日も喉痛に咳なので、マスク姿に喉飴をなめながら、ティッシュを離さず頑張っておりました。

明日は天気も回復するでしょうか。
20Kmランの後に図書館にこもる予定。
気持ち良く走れたら良いなと思っています。

実は冷え性である(深い意味はない)


全国的に雪の一日。
大阪市内でも珍しく雪が積もりました。

梅田LOFT前

毎日放送前

近年稀に見る積雪です。
今日は外での打ち合わせが多かったので、スラックスに革靴。これが良く冷えるんですよ。革靴というのは。ソールも薄いし、先っぽも細いし。実は僕はですね、めちゃくちゃ冷え性なんですよ。家では、スキー用の靴下を履いてスリッパ。寝る時も厚手の靴下を履いています。数年前までは指先がしもやけが出来るというサラブレッドぶり。まあ、この季節は辛いですね。

大阪は午後からは少しづつ雪が解けてきましたが、東京はまだまだのようです。皆様、お気をつけを。


雪とは関係ありませんが、DeNA南場さんのこの講演がとても良かったので、共有しておきます。

DeNA南場さんの講演「ことに向かう力」がいい話だった

人ではなく「コト」に向かうこと。
自分でもなく、周りでもなく、組織でもなく、社会でもない。男でも女でもない。「コト」に向かうと良い仕事が出来るということ。これは、めっちゃ共感するなあ。

あれは何だったんだ


昨夜から腹痛。起床してもかなりの腹痛、そして下し。
マラソンに向けて少し減量をしたく、この二週間、「糖質制限」を行っているため、夜はほとんど食べないし、炭水化物も摂らず。前日の夜はミスドでカフェオレを飲んだくらいだし、ランチも「虎と龍」の、とんこつラーメンとチャーハンのセットを食べただけ。要するに、食あたりを起こすような「生もの」は口にいれていないのですね。ところが、腹痛。お陰で午前中は薬を飲んでウンウンと唸っておりました。祝日明けなので忙しいんだけど、まあ仕方ない。

ちなみに、この腹痛ですが、薬の力でしょうか、今はすっかり影も形もなくなっています。痛みも違和感もゼロ。季節柄、ノロや風邪を疑っていたんですが、まあ、良かった良かった。


あっという間に2月も半ばに差し掛かって来ましたね。冬らしく寒い日々が続きますが、もう一ヶ月もすれば春の気配が徐々に近づいてくるのでしょう。今年が勝負の年と思っているのですが、仕事の方も着実に前へ前へ進んでいます。今日は海外に長く滞在している姉貴(のような存在の友)が帰国するとの嬉しい連絡もあったし、色々と楽しみなことが多い今日この頃です。

70億通りの、ライフストーリー


仮に地球全体の人口が70億人(世界銀行統計)だとすると、そこにには誰ひとりとして自分と同じ人間はいない訳で、今、この瞬間も「70億通り」のライフストーリーが進行中です。そう考えると自分の存在のちっぽけさ、ヒトってこんなにたくさんいるんだという驚き、長者番付やIQやスポーツの分野で何らかの形で世界のトップにいる方々のすごさ、そのような70億通りの生き方があるのに人の生き方なんて肯定も否定もできないじゃないか、など、色々と考えさせられます。自分も1/70億なんですから、今の自分が正解か不正解なんて分からない。

ちなみに、この「1/70億」という数字ですが、途方もなく大きな数字です。比較対象は全く異なりますが、イメージしやすいので書いてみると、

宝くじの一等当選確率: 10,000,000分の1
交通事故での死亡確率: 10,000分の1

地球人口の中での自分: 7,000,000,000分の1
地球の富の半分を持つ富裕層の割合:70億分の1% = 70,000,000人

ピント来るような来ないような(笑)いずれにしても、だからまあ、失敗しようが成功しようが、自分の好きなことを一生懸命やれるような人生が良いのですよ。長寿国の日本ですが、男性の平均寿命は79.9歳。それまでいかに生きるかという感じでしょうか。

いずれにしても、僕は「ライフストーリー」が好きです。それぞれの生い立ちがあって、経緯があって、生き方がある。そんな話を、場酒場のカウンターで日本酒を呑みながら聞くのなんて最高じゃないですか。


この四日間で40kmを走破しています。今日も夕方10kmを走りました。さすがに足に張りが。でも、この「張り」が心地良いのです。ああ、走ってるなあ、という実感があって。足首や膝にキネシオテープを貼って怪我予防をしたり。

学生の試験勉強よろしくかなりのハイペースで直前練習をしていますが、あとは風邪を引かないように体調管理をしっかりしておけば3月のフルマラソンは大丈夫そうです。やっぱり冬場はマラソンのシーズンですね。暖かくなったらゴルフも復活しますが、今はとにかく走りに集中します。

この街を離れることが出来ない理由があるとすれば ー Photo Blog


寒い週末でしたが、土曜日は10km、今日は20kmを走ることが出来ました。

昨日は雨が上がった後の細切れの時間に「よしっ」と思って急いで走り始めたら、完全に準備運動不足で膝を痛めてしまいました。寒い中、ストレッチもせずにいきなり始めたらあきませんね。知ってはいても、「何時までに帰って来なきゃ」と思えば焦ってしまうのです。
幸い、怪我には至らず、しっかりストレッチをしてウォーキングなどしていると膝が稼働し始めたので、そのまま10kmを走ることができました。ペースは4″21’/km。かなりハイペースでしたね。うん、焦ってたからだろうな。

今日はとても良い天気でしたし、時間的にも十分余裕があったので、20kmをゆっくりペース、5’35″/kmで。風光明媚な芦屋海の手を十分に楽しむことが出来ました。

ランナーにとっても、マリンスポーツをする人にとっても、スポーツのジャンルを問わず、最高の環境がここにあると思っています。僕がこの街を離れることが出来ないとすれば、その理由は、この風景でしょう。

それでは、ラン中の風景を写真でお楽しみください。

また良い番組に出会ってしまった 〜桂枝雀ドキュメンタリー


20kmランから帰って来ました。

今日はとても良い天気。
ゆっくりLSD(Long Slow Distance)するつもりが、ペース5.35/kmで20km。これでもスローペースを心掛けたのですが、性格がせっかちなんでしょうかね、なかなかゆっくり長く、というのは苦手です。まあ、この土日のランレポートは明日のエントリーで詳しく書きます。


さて、普段あまりTVを視ないので、番組表をチェックするということもありません。

ですから、自分にとっての良い番組との出会いは「たまたまつけたテレビで放送されていた」という偶然の出会いでしかない。これは本当に運命的なもので、パッとみた瞬間に、その番組から流れる空気やナレーターの声に一瞬で引きこまれてしまう。本当に、たまにそういう番組と巡りあうことがある。例えばその内の一つが、昨年11月の記事「武井壮に学ぶストイックな生き方」紹介した、マスターズ陸上に挑戦する武井壮のドキュメンタリー番組。あれも、たまたまTVに目をやった瞬間、録画ボタンを押してしまっていました。

さて、昨日の朝、コーヒーを淹れながらたまたまTVに目をやると、桂枝雀のドキュメンタリー「君は桂枝雀を知っているか〜伝説の天才落語家の真実」が放送されていました。桂枝雀というと、上方落語の爆笑王。うちは父がファンで、車に乗る時によくカセットテープで枝雀の落語を流していたので、有名な演目は大体知っていますし、14年前に自殺で亡くなられた時も大きなショックを受けました。この番組は、昨年11月に放送されたBS朝日の番組再放送らしい。

僕が説明するよりも、まずは視聴してみるべし(出来るなら)。とにかく真摯に落語に向かっていく姿勢と、心の闇の部分が、家族や弟子や米朝一門の兄弟弟子達、落語作家らによって明らかにされていく。そして、そんなインタビューの中に挿入される枝雀落語の貴重な映像を見ると、やっぱり「めちゃくちゃ面白い」。いやすごい。並じゃない。天才薄命。

ちなみに昨日に録画した番組を、今朝も視聴してしまいました。どうも、こういう「何かに突き抜けている人のヒューマンドラマ」が大好きなようです。インスパイアされますよね。

技術立国イスラエル


昨夜からの雪の影響で今日も寒い一日です。
地域によっては雪の影響をもろに受けているところもあるのではないでしょうか。

さて、先週は毎日イスラエルの某企業とやり取りをしていました。イスラエルは元々技術立国であり研究開発が盛んで、最近では「第二のシリコンバレー」を目指すべく、ITベンチャー大国とも言われています。実際、米ナスダックにはイスラエルのIT企業が100社以上も上場しており、Apple、MS、Googleなども次々に買収しています。また、wikipediaによると、「暗号理論の水準が高いとされて、ファイアーウォールや公開鍵の開発に重要な役割を果たしてきた」とのこと。現在やり取りしているイスラエルの企業もSSL認証やコードサイニングの分野で注目されている企業の一つ。優秀な人間が集まっているんでしょうね。

海外とのやり取りはどこもそうですが、「時差」があるので、急いでいても思うように行かないのも事実です。ちなみに日本との時差は7時間。彼らからメールが届き始める時間は日本時間の16時くらいからです。そう思うと、ああ、彼らもちゃんと9時から仕事始めているんだな(当たり前)、と変な感想を持ってしまったり。まあ、時差7時間というのは全然ワーキングタイムと重なるので大丈夫ですが、一番やっかいなのはアメリカ中央時間や西海岸の時間ですね。アメリカはeasternとpacificでも3時間の時差がありますから、大変です。


いずれにしても人口が少なく、内需も小さい国は、スタートアップの時点で最初から海外をターゲットに仕事をしなければならない訳ですから、英語は当たり前、マーケティングは全て海外(IT系は、まあ、ほとんどアメリカターゲット)という点で、まだまだ内需が強い日本の企業とは文化もマインドも全然違いますよね。まあ、こういった企業とのやり取りはめんどくさい事も多いですけど、視点を変えれば楽しいです。