見極めの重要性


SONYが不採算事業となってしまったVAIO事業の売却を検討中というニュースが流れています。

日本人として、あの名機「VAIO」が?という一抹の寂しさを感じてしまいますが、企業判断としては間違っていませんよね。赤字を垂れ流すエレクトロニクス事業の整理については急務でしょうし、PCマーケット自体がスマフォやタブレットにユーザが流れてしまい、どんどんシュリンクしているという状況、また、Macのシェアが拡大している(windows同時起動できますからね)という要因もありますので、将来性はないでしょう。これからPCブームは来ますか?新興国向けの低価格機はまだ可能性があるかもしれませんが、リプレース以外は絶対ないですよね。

今後、PCは業務用途としては残るでしょうが、家庭、個人ユースはスマフォ、タブレット、ウェアラブルデバイスに取って代わるでしょう。このタイミングで事業売却するのは、遅すぎたかもしれません。もちろん、あれほどの所帯ですから「はい、やーめた」とはかないのも事実ではありますが。


家電メーカーのTVやケータイ、スマフォ、PC事業の撤退や売却が相次いでいます。このようなニュースは感傷的な寂しさを生んでしまうものの、「選択と集中」「決断と実行の早さ」などビジネスの基本原則を改めて再認識させられます。将来性があればともかくとして、業績不振になってから慌て始め、不採算になってもまだ頑張り、最終的にバリューが落ちてから仕方なく売却というのは、ビジネス的に見ればクールではないですもん。(そんなに上手くは行かないと思いますが)バリュー最高値の時に売って、その資金を引っさげて次の10年を作るための「量子コンピュータ」などの新技術に歩を進めるというのが「理想」だと思います。企業は何かを始める時、あるいは既存の事業についても、ある意味で常にエグジットを意識すべきなんでしょうね。

いずれにしても、見極めってとても大切ですね。
流されてはいけない。

クリアな空気


とても寒い朝でした。
昨夜から「明日こそは早朝ランする!」と心に決めて就寝したので、自分に打ち勝つべくウエアに着替えて屋外へ。

寒い中、朝早く起きたご褒美がこのクリアな空気でした。六甲山がくっきりです。

芦屋川の「溜まり」の部分はなんと氷結!
そりゃ寒い訳だ。

久しぶりの早朝ラン、6km走っただけだったけれど、やっぱり気持ち良かった!会食や飲み、仕事で夜遅くなることが多いので(今もオフィスで仕事中)、一週間の内に何回も走ることは出来ないけれど、週一回は平日ランしたいですね。

アイ・ロボットのVIKIが誕生する日も近いか


Wiredの記事、”グーグル「世界を覆う人工知能ネットワーク」構想“から。

往年のIBM並に企業買収を重ねているGoogle。最近のターゲットは最先端ロボット企業だけでなくAI(人工知能)らしいです。

記事を見てみると、AIの新分野 “Deep Learning” つまり人間の手を介さずにソフトウエアが独自に学習して進化していくという、より”オーガニック”な人口脳マシンの開発のために、どんどん天才達を取り込んでいる模様。

これって、映画「アイ・ロボット」に出てくる中枢コンピュータ「VIKI」が近い将来に誕生するかもしれないってことですよね。人間の手を介さず、また、人間が関与せずに、ソフトウエアが独自に人間の言葉や環境や物質を理解して学習し、進化していくということですから。

記事の中では「外付けの脳(outboard brain)」という言葉が使われていますが、命令を受けて(検索キーワードを入れてクリック)、ネット上の全ての情報を検索してリザルトを返してくれるだけでなく、人間が物事を記憶しなくても、外付け脳が全てを記憶して理解し判断してくれるということですから、いやはや、今後、人間とAIの関わり方はどうなっていくのだろうと神妙な面持ちで考えざるを得ません。

先日、取引先の社長と飲みながら、ウェアラブルデバイスの次はどうなって行くんでしょうね、ウェアではなくて体内にデバイスが入っていくんでないの?などと話をしていたのですが、そうなると、人間の足りないものは全て物理的に機械が補う、それは、AIだけでなくてロボット技術(モビルスーツのような)などもまさにそうなんですけれど、という世界が眼前に迫っているということです。足りないものを補うだけではなく、その先にはVIKIによってコントロールされる人間と社会が生まれるのかもしれません。SFの世界ですね。

こうなると、「より人間らしさ」を求めたルネサンス期が、将来再来するかもですよ。中世ルネサンスは、封建主義と教会の絶対的権威主義からの人間の解放を求めましたが、今度はコンピュータによる支配からの人間性回帰が起こるかも。地球温暖化、環境変動、氷河期到来、人口爆発、食料と水不足、超高齢化社会・・・など、将来を予測するネガティブワードは枚挙に暇がありませんが、その中に、是非「コンピュータの支配からの解放(ネオ・ルネサンス)」というキーワードも入れて欲しいですね。多分、現実になると思う。笑

過ぎ行く景色を眺めながら、また新たな一歩を踏み出す


2月2日ということで、38歳の誕生日を迎えました。各方面から、お祝いメッセージをたくさんありがとうございました。このように気にしていただいているのは本当に嬉しいことですし、改めて、周りの人達や環境にとても恵まれていることに対して感謝の気持ちで一杯です。本当に財産です。

生きているということに感謝しつつ、これからの人生をどのように生きていくか、何を積み上げて成し遂げることができるか、そのようなことを年を一つ取る度に自問自答させられます。ただ年を重ねて行くだけでなく、進化し続けたいし、せっかく頑張っているんだから、刈り取る実も大きくして行きたい。刈り取る果実を大きくしていくためには、常にチャンレンジし続けて行かなければならないんですよね。スティーブ・ジョブズが言うように、探し続けること、立ち止まってはいけない。”Keep Looking, don’t settle”

今日はそんなことを考えながら、16kmを走りました。来月の篠山ABCマラソンは、この真っ赤なLuna Glideで勝負する予定です(昨年の12月に引続き、またシューズを購入)。体力は年々衰えていくのだろうけど、努力をすれば進化も出来ますよね。次はフルのベスト狙いたいなあ・・・。


昨日、神戸線の車窓から撮影したこの写真、いつもの見慣れた明石海峡の景色ではありますが、過ぎ行く車窓の景色をPVに活用した普及の名作「Star Guitar」を思い出します。色合いといい、雰囲気といい、似ていませんか?

流れる日々の景色の中で、宝物を一つづつ見つけて行きたいと思います。

The Chemical Brothers – Star Guitar

海のそばで


朝起きて、海沿いを10kmラン。

帰宅後、JR神戸線に乗って明石へ。
海がキラキラ。淡路島も明石大橋もくっきり。

歯の治療に行き、買い物に出掛け、洗車をし、散髪に出かける。

特に何もしていなけれど、したいことが全部できた土曜日。
日常生活がちゃんと営めるって幸せですね。
健康であるということも。

明日も良い一日となりますように。

ベスト・プラクティスはあるか


万能細胞「STAP(スタップ)細胞」を世界で初めて作った小保方さんのニュースで賑わっていますが、世界から大注目される世紀の発見が日本から発するのは本当に嬉しいことですね。小保方さん、そして理研の研究チームの皆さん、おめでとうございます。神戸人としても嬉しいことです。

あまり詳しくニュースを見ている訳ではないのですが、どんな発見でもそこに至るプロセスというものは楽なものはなく、エジソンの名言(誤訳としても有名だけど)「天才とは1%のひらめきと99%の努力」を、研究者はそのまま地で行っているようなイメージがあります。小保方さんのような早咲きはとても稀なケースで、花が開かないままの研究者の方が圧倒的に多いと聞いたこともあります。

どちらにしても、諦めずに努力すれば花開く(こともある)という意味で、全ての人に勇気を与えますね。かくいう僕も、今、ハードルが高い案件を抱えているので、オフィスで「ああ、どないしてまとめようか」と頭を抱えて思案しているところではありますが、考え続ければ、なんとか答えは出るやろうという気持ちでいます。まだ輪郭も見えてないのだけど、ベスト・プラクティスは必ず見つかるということを信じてがんばろう。


月末の金曜日です。
今年に入ってから、あっという間に一ヶ月経過。年始の休み明けから、展示会、体調不良、そして出張と、あっという間に一ヶ月が終わってしまいました。今月、何をやっていたのか思い出せないくらいのスピード感です。体調も回復しましたので、2月はしっかり足元を固めつつ、着実に歩を進めたいものです。

それでは、今日はもう少しだけ頑張ることにします。
皆様も良い週末を。

東京から帰阪


傘を持って歩くのが好きではありません。外を歩いている時は良いのだけど、駅や電車、屋内では「邪魔」でしかないですもんね。かと言って、折りたたみ傘では本降りの時に困る。という訳で、どこかに置き忘れてきても良いように、コンビニで売っているビニール傘を愛用しています。

今朝もしっかりと雨が降っていたので、仕方なしにビニール傘を持って外出。駅まで近いとは言え、さすがに傘がないとびしょ濡れになりそうな雨模様です。しかし今日は、東京日帰り出張の日。駅まで行けば、次に屋外に出るのは横浜です(駅〜新大阪〜新横浜〜横浜までずっと電車と新幹線で移動ですもんね)。使わないビニール傘と一緒に、電車、新幹線に乗るのも何か嫌。そこで、最寄り駅の「善意の傘」という、使用しない傘を皆でシェアしましょうという傘ボックスに寄付しました。

横浜に着いた時は曇空。
関東の天気は、曇り時々雨とのことでしたが、ひょっとしたら傘がなくても大丈夫かも・・・と思ったのも束の間、横浜から四谷に移動した時にはしっかりと雨が降っていました。結局、駅の売店でまたまたビニール傘を購入。結局、それを東京から自宅まで持って帰って来ました。ビニール傘のストックは必要ですからね。しかし、本当に傘って、雨が上がると必要ないものですねえ・・・やっぱりコンパクトにしようと思ったら折りたたみ傘くらいしかないのかな。

JAZZ  雨降りの午後

自分の声にエフェクトをかけたくなる時


プロジェクト会議やシステム要件のヒアリング時などには必ずボイスレコーダー(もちろん、許可を取った上で)を録るようにしています。その時メモしていたとしても、後々、議事録や仕様書、企画書を作成する時に「え〜あれ何やったかな〜」となることがないようにです。

また、ボイレコを録っておくと、当日から時間が経過してもいつでも「その時」に戻ることが出来るので、書類作成が即時に出来ない時などのスケジューリングのやりくりにも最適ですよね。

そういう訳で今日も、以前の会議のボイレコを聴きながら仕様書を作成しているのですが、一つだけ問題点が。
 
 
自分の声としゃべり方が、気持ち悪過ぎる。
 
 
はい、はっきり言って気持ち悪い。良くこんな気持ち悪いしゃべり方で人様の前に出ているなあ、なんて思ってしまいます。いやー、皆さん、なんだかすいません。

やっぱり、接続語や多用する単語などの癖とかもあるし、自分が話している時に自分の口から出て己の耳から入る声とは全然違う。「気持ち悪い」という感覚は、その違和感から来ているのかもしれません。こんなことでいちいちリアクションを取っている訳にはいかないので、仕方なしにボイレコに耳を傾けるのですが、もういっそのこと、自分の声にだけエフェクトをかけたい。いや、そんなことをしたら余計に気持ち悪くなるかも。

エフェクトと言えば、こちら。
ちょっと懐かしいですね。

Daft Punk – Digital Love HQ

これからの時代、こいつの操作を覚えれば仕事になるのではないか


レクサスのCMで一躍お茶の間にも認知が広がったクアッドコプター。
これを自由自在に操ることができれば、ひょっとしたら、誰でも空中カメラマンやセキュリティのプロになれるかもしれないなと思わせる映像があったので、ご紹介します。

まずはこちら。

Parrot MiniDrone & Parrot Jumping Sumo – Connected Toys!

子供たちがクアッドコプターとJumping Sumoを使ってキッチンにあるお菓子をこっそりと取りに行くというメーカーのCM。ちなみに、これらのMobileはスマートフォンから操作可能。これの達人になれたら面白いだろうな。

そして、こちらは、僕も大好きなハワイのオアフ島ノース・ショアのパイプ・ラインでのサーフィン風景をやはりクアッドコプターとGoProで空撮した映像。これも素晴らしい。パイプ・ラインはあのチューブを作るとされる海底のリーフが有名ですが、本当にこんなリーフの上でサーフィンしているなんて(ワイプアウトしたらと思うとゾッとする)、という貴重な映像でもありますね。

(元ネタはこちらから)
もちろん、マルチコプター(もっと羽が多いの)や人が飛ぶモーターパラグライダーでの空撮など色々ありますが、サイズも小さなクアッドコプターでもここまでの映像が撮れるのであれば、空撮がグッと身近なものになりそうです。