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仕事を終えて帰宅し、そのまま駅で家族と合流して盆踊りの会場へ。
夏の海風に吹かれながら、階段に座って飲む缶ビールの美味さと言ったら!
そうこうしている内に花火が始まりました。
地元芦屋の花火大会。
規模は小さいけれど、毎年欠かさず開催してくれる夏の風物詩です。
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夏本番。最高気温37度。今日も暑い一日でした。
こういう時期になってくると、冷たいものをスルスルっといただきたくなります。今日は昼も夜も蕎麦。しかも、昼、夜共に、大阪で最も好きな蕎麦屋のうちの二つに行くという贅沢さよ。
さて、昼は中津にある「ころころ蕎麦」で有名な、大淀信州そば で。
この冷たい、ころころ蕎麦がめちゃくちゃ旨いんです。
夏場はかなりの頻度でこれを食します。
そして夜は、北新地の、そばよし大幸庵「玄」にて。
瑞々しい蕎麦を、まずは何も付けずに口に運ぶ。
蕎麦の風味が口いっぱいに広がる。至福の時。
そして次に「雪塩」を出してもらい、蕎麦にふりかけていただく。この食べ方は、まさに、ここのT社長直々に教えていただいたもの。塩が好きなので(サラダもオリーブオイルとハーブソルト、焼肉はもちろん、とんかつも塩で食べる)、「好きなものを同時にいただく」という贅沢さ。
そして最後はつゆにつけて、そば湯と共に。
お店の板さんと話をしていると、本当の蕎麦好きは「水」につけて食べるそう。聞いたことありますね、水蕎麦。新そばの季節などは風味を楽しむためにするそうです。いやあ、奥が深いというか、粋というか。
大阪も、今日紹介したニ店舗以外にもミシュラン星付きで有名になった「たかま」や、今日亭など、美味しい蕎麦屋がありますね。
今日も美味しいものをご馳走様でした。
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ある事業がサステイナブルであるかどうかを判断する一つの基準は、やはり「理念」にあると思います。なぜ、この事業をしなければならないのか。どういう意義があるのか。
マネジメント層だけでなく、働く人すべてが自問自答すべき課題です。だって、それぞれの人生があり、時間は限られているのですから。そこまで死ぬ気で考えてやっているかどうかです。そこまで、自社の製品やサービスについて理解しているかどうか、です。
でも現実はどうでしょうか。「食うために働いている」という人のなんと多いことか。これってとても寂しい現実であると同時に、経営者からすれば「都合の良い真実」と言うことも出来ます。少し過激な意見ですけれど、そういう人々がいなければ、会社組織は成り立ちませんよね。給料を与える人と、給料をいただく人。自分の時間を切り売りして給料をいただく人がいなければ、会社組織は成り立たないしリスクを負っている経営者の給料も出ないし、自由もない。少なくとも、皆が「有限の人生の中で、明日死ぬとわかっていて何を行うか」と考え始めると、資本主義経済は成り立たなくなるのです。
人生は有限ですから、自分の限られた時間(=命)を賭してまでそれをやる意義があるのかどうかということを日々自問自答しなければなりません。その理念が大義名分であって大いに結構なのです。更にディティールに落として考えると、迷った時、困った時に帰ることが出来る絶対的な真理=コンセプトが必要で、そこに共感できる人間集団が一番強いということになります。
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ですから危険なのは、「稼げる」「儲かる」という事だけにコミットしないことですね、稼げる、マネーをゲット出来るということに重点を置くと、稼ぐことが出来なくなった時(あるいは稼げないと分かった時)に、人は離れてしまいます。稼ぐ、儲かるということはとても大切ですが、そこにコミットすることの基盤のいかに脆弱なことか、ということです。
もちろん、人それぞれ価値観はあると思います。リスクヘッジを掛けながら安定を望む人もいるでしょう。飛び出さなくったって、給料いただきながら、責任を回避できるポジションを希望する人もいるでしょう。そこはインディヴィヂュアルな観点であるため、良し悪しの判断はできません。
しかし、企業がサステイナブルであるためには、コンセプトとマインドセットがとても大切であるということを、ほろ酔いの頭で考えていました。
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ある記事を見て少し考えさせられたので、ご紹介。
Why Customer Retention Is More Important Than Acquisition (mashable)
顧客の引き留めが新規顧客の獲得よりも重要なのはなぜ?という内容。予算配分はどうすればいいの?という疑問や、”Acquisition” か”Engagement”か、パワーシフトするタイミングは?など、様々な場面で直面する課題ですね。
上の記事では、顧客獲得コストと既存顧客に対するエンゲージコスト(こんな言葉ないよね)を数値にして出して比較し、最終的には「顧客をリテンションしましょう!」という結論です。しかし、これはマーケット、企業のシチュエーションによって全然違いますよね。
そもそもスタートアップスのアーリーステージでは顧客そのものが少ないので、少数顧客とエンゲージメントしてエバンジェリスト(あるいはインフルエンサー)としてどんどん広めてもらうための施策を考えても投資回収速度が遅い。それでも我慢して続けるか、または顧客獲得単価(CPA)や広告費用対効果(ROAS)を見ながら広告予算の配分を決めて投下していく方に注力するか等、そのサービスの市場規模、また、会社の体力を睨みながら、いつまでにいくらプロフィットを生まなければ持たないのか、など逆算しながら考えなければなりません。
一般的には、世の中、レッドオーシャン市場が圧倒的に多いと思うのですが、同じレッドオーシャンでも、その製品がコンシューマー向けなのか、企業向けなのかによっても全然違います。前者の場合は拡散力の速さを期待できますが、後者の場合はせいぜい口コミで広がるのは非商用利用者の間(もし居た場合に限る)だけで、企業間での情報交換や拡散は生まれません。横の繋がりで広がるということは少なく、業務向けは縦割りで閉じられていますよね。「どこどこの企業が導入しました」というのは一対一の営業トークで安心感を持たせるために使える武器ではありますが。
まあ、どちらの場合も、エンゲージメントも獲得も必要であるというのが僕の結論ですが、制約が色々とあってどっかしか注力できない、というのであれば、全体市場規模とターゲットとなる”Currently Addressable”な市場規模を睨みながら、会社体力とシフトチェンジの「ポイント」がどこにあるのかを見極めなければなりませんね。手法よりも、「見極めのタイミング」がすべてだと思います。スタートアップスの場合は、フットワークの軽さしか武器がない訳ですから、いつでも方針転換してもOKという柔軟なマインドセットも必要。早期高収益を求めるか、長期ロングテールを求めるか。後者の場合はそれなりのポテンシャル市場規模が必要であることも忘れてはならないですね。
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のどかな◯◯・・・と言えば、「田園風景」と繋がるくらい、「のどかな田園風景」という言葉は日本人にとって馴染み深いものです。
本日、日本海からの帰りはまさに田園風景の中をドライブしながらなのですが、田畑で働く農家の方々を見て、自分達がイメージする「のどかな・・・」とはまた違う印象を受けました。この炎天下の中、一生懸命働いていておられるからです。どこか「のどかなんだ」と思いながら辞書を引いてみると、幾つかの意味があることが分かりました。
1 静かでのんびりとして落ち着いているさま。
2 空が晴れて、天候が穏やかなさま。うららかなさま。
3 ゆったりとくつろぐさま。急がないで気長に構えるさま。
(デジタル大辞泉:出典)
なるほど、僕が思っていた「のどかな」という言葉の意味は、上記の「3」だったのですね。当たり前のことですが、農業は自然を相手にしているので年中無休365日営業(農閑期はあるものの)であること、祖母の家も兼業農家だし、友人も無農薬野菜の農家であったりするので事情は良く知っている。だから「田園であるからこそ、みんなあくせく働いてお米作ってるんだぞ!」と思っていたのが、1や2のように、様子や天候を表す言葉でもあったのです。
このように、言葉のイメージはとても主観的であることが分かりますよね。
自分の中で決めつけることがないよう、しっかり言葉本来の意味を覚え、語彙を増やす努力をしようと思い新たにしたのでした。
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ここ数週間、色々とバタバタしていてブログの更新も飛び石になりがち。体も夏バテ気味ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。少しでも変換をつけてモチベーションを上げるべく、拙ブログの方もスマフォ対応用のプラグインを変えてみたりして気分転換を図ろうとしていますが、体のだるさにはなかなか勝てませんね。
そんな中ではありますが、夏といえば夏野菜。
西宮北口にも良いお店が色々と出来ているようで、昨夜行ったところも友人オススメのお店だったのですが、創作和食がとても美味しいところでした。
まずはあっさり水なすの漬物から。
まさに夏の風物詩です。
最初からシメのような一品というところが、お互いのコンディションを分かりやすく表していますね。
季節のものを食べると良いと言いますが、こうも蒸し暑い日が続くと冷たいものばかりを摂ってしまいがち。少し気を付けながら、体に優しいものを摂り入れて、暑さを乗り越えたいものです。
お世話になったお店はこちら。
西宮北口 くさび
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一日中オフィスにこもっている時の息抜きと言えば、バーチャルトリップ。
今日は世界で最も危険な空港ランキングの常連、オランド領セント・マーティン島のプリンセス・ジュリアナ空港をご紹介します。
カリブ海に浮かぶ小さな島の空港は、ビーチすれすれに飛行機がランディングするという、エアフェチには最高のロケーション。
出典:wikipedia
KLM / Boeing 747 hard landing at St Maarten Princess Juliana Int’l (HD1080p)
ああ、夢のような場所だ!
ランディングだけではく、テイクオフも見ものです。
ジェット機のJet Blastedを浴びて逃げ惑う人々。見てる方は面白いけれど、かなり危ないですよね。
いつか行ける日が来るのだろうか、と、今夜もオフィスでバーチャルトリップ。
このサイトも面白いので、是非。
ジブラルタル国際空港を突っ切る幹線道路の踏切も独特ですね。
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昨夜は新地で会食させていただき、神戸某所へ移動。
お連れいただいた名店のマスター、僕がウイスキー好きと知るや、にこやかに出して下さった「とっておきの」ボトル達がこちら。The Scotch Malt Whisky Society の会員でもなかなか手に入れることができないというシングルカスク。
まずは No.41.59 です。
スペイサイドの10年。世界で233本だけボトリングされたアルコール度数61.9%のシングルカスクはなんとも言えない芳醇な香り。
ソサイエティアーカイブではこのように解説されています。ウイスキーの香りを表現する言葉の多いこと。これが醍醐味とも言えますね。
そして、No.29.124
アイラの20年。ラフロイグのシングルカスクらしいです。ボトリング本数549本。アイラらしく潤沢に海の香りを含んだピートが鼻を突き抜け、加水してもまた世界が広がり、空になったグラスからも飽きることなく、ねっとりとした香りがいつまでも残ります。
ああ、なんて美味しいんだろう。
解説はこちらから。
これだけで、ご飯3杯はいける。
素敵な常連様方とのウイスキー談義にも花が咲き、やっぱり死ぬまでに一度はアイラ島行きたいよねなどと話ながら、夜が更けていくのでした。
こちらは先週、梅田でのハイランドの12年。
最北端の蒸溜所でのシングルモルトももちろん美味しいけれど、でも、やっぱりソサイエティの限定ボトルよりは一般的で馴染みやすい感じです。目から鱗が落ちました。やっぱりウイスキーは深いわ。
ご一緒させていただきました皆様、ありがとうございました。