雨の朝は読書に限る 〜 Google, In the Plex


雨模様。

こんな朝はコーヒーを淹れて読書に限ります。
先週末から新卒説明会、出張、そして昨夜のゴルフコンペと、なんだか”せわしない”一週間でしたが、2時間でも3時間でも、こういうな~んもしない時間を作ることができるというのは嬉しいもの。本当はジョギングに出掛けようと思っていたのですが、この雨のお陰で救われました。

で、今読んでいるのがこれ。
グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

「結局のところグーグルは、成功へのいちばんの近道は世間一般の常識では不可能とされていることを実現してしまうことだという前提で創立された会社なのだ」

インターネットの入り口を抑えることにより、世界のすべての情報を飲み込み、支配しようとしている巨大企業(世界一の広告会社であり、世界最大のコンピューターメーカーである)には、常識というものが全く通用しない。630ページもある本ですが、めちゃくちゃ面白いのであっという間に読み進めることができます。あまりのレベルの違い、スケールの違いに唖然とさせられると同時に、「一般的には、こうですよ」という言葉のバカバカしさ、愚かさ、レベルの低さを実感させられます。まあ、圧倒的大多数の「一般的で普通な世界」があるから、GoogleはGoogleで居続けることができるんでしょうけれど。

この本は前に買って一回読み、今回二周目なのですが、毎回、気付きがあって面白いです。


雨の日はJAZZです。
今日も良い日曜日になりますように。

JAZZ  雨降りの午後

(噴いた)オージーのように振る舞う11の方法について


やっぱり朝一番は面白い記事に限りますよ。
元気が出る!

という訳で、僕はTwitterで情報収集をしているのですが(ニュースアカウントやインフルエンサーをフォロー)、見た瞬間、噴き出してしまったのがこのネタ。今、新幹線の中であるにも関わらず盛大に(笑

http://mashable.com/2014/07/10/act-like-australian/(mashableより)

直訳すると「オーストラリアのローカルのように振る舞う11の行動について」。でタイムラインに表示されるサムネイルがクロコダイルダンディ先生だったのに、まず噴飯。この時点で真似できんだろw


IMAGE: PARAMOUNT/GETTY IMAGES

と思っていると、「No. No. No. You’re doing it wrong.」とちゃんとフォローしてあった。ああ、ジョークだったのね。そりゃそうか。笑

で、この記事読んでいるとオージー大好きになりますよ。なんだかとっても陽気でかわいいオージー。コーヒーを愛し、ちょっとした悪天候で文句を言い、自分をネタに笑いと取る、変なファッションのオージー。

・・・んな、アホな。笑


(mashableから転載)

オーストラリアに行った時もそうだったし、バリでもそうでしたが、広大な大陸で生まれ育っているからなのか、彼らはとにかく自由です。デンパサール空港では、飛行機待ちの間(真夜中)、コンコースを50m走のレーストラックにして女の子達がダッシュを繰り返していましたしね。ちゃんとスターター役の子もいて、どれだけ元気なんだ。

まあ、本記事はちょっとしたネタ記事なので、全部が全部そうとは言いませんが、なかなかツボをついていると思います。ああ、オーストラリア行きたい!

という訳で、今日は台風を追いかけるように東へ移動。
週の最後の金曜日ですね。

皆様の良い一日を。

未来を語る


Googleの、ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンが、今と未来を語るインタビュー動画。二人が揃ってインタビューに答えるというのは、なかなか珍しいのでシェアしておきますね。

Fireside chat with Google co-founders, Larry Page and Sergey Brin with Vinod Khosla

全文ではないけれど、一部翻訳あります。

ラリー・ペイジ、サーゲイ・ブリンがGoogleを語る―ヘルス分野は規制が重荷、手を広げすぎた方が実は効率的(techcrunch)

特に、「コンピュータ化が人間の職を奪っているという問題について」、ペイジが、「昔は雇用の9割の農業だった。だから大規模な職のシフトは以前にも起きており、驚くべきことではない。」と答えるくだり、至極納得です。

これが本当の「ローカライズ」だと感じた


毎日新聞の記事から。

カシオ:中東で人気 聖地メッカの方角指し示す腕時計
(祈りの時間の通知機能も)

百聞は一見にしかず。seeing is believing.
まずはとにかく記事を読むべし。イスラム圏で大ヒットのカシオの腕時計は、メッカの方角と祈りの時間を通知する機能が搭載されていたのですね。カシオの樫尾一族の役員報酬が軒並み10億円を超えているのはなぜ?とずっと思っていたのですが、売上の半数以上が国外であり、G-Shockのヒットに胡座をかくことなく、真にローカライズされた新製品を生み出して高収益を確保していたからなのか・・・と邪推してしまうようなスマッシュヒット。

多くの日本企業が「日本のサービスをもっていったら上手くいく」「日本の技術力は世界一」「このクオリティはどこでも通用する」「おもてなしの心やで」と思っていると思います。でも、もし実際そうなら、なぜ、ITやソフトウエアの分野で世界のリーディングカンパニーが生まれないのか。なぜ、製造業が沈没したのか。なぜシリコンバレーやアメリカがすべてなのか。

これは簡単に説明がつく話です。日本のサービスがグローバル対応できないのは「ローカライズ」出来ていないからなのですね。細かすぎたり、高機能過ぎたり、行き過ぎていたり。誰もそんなサービスを望んでいないのです。

でも、カシオは真の意味でローカライズした。

日本国内にいて、あーだこーだ、やいやい言ってても仕方がない。
その土地に行き、その企業に入り、宗教とカスタムとカルチャーを知り、本当のニーズとウォンツを探らなければ、何も生まれないのですよ。元Google、現Yahoo!のCEOであるマリッサ・メイヤー女史も、GoogleのAPM(Associate Product Manager)の研修時代、Googleを誰もしらないインドのバンガロールから50km離れた村で研修したというのは有名な話です。その後の研修先はテルアビブだったそうですが。

とにかく、カシオからとても良い学びを得ることができました。

ターミナル駅でモヒート


締まり切ったネジを緩めるべく、あるいは固く締めた蛇口を緩めて水を流すべく、今日はJR大阪駅にてタスク完了後の昼酒。ただでさえ明るい内からの酒は回るのに、寝不足もあって二倍増し。

天気が悪いけれど、大屋根の下は無問題。逆に雨空の湿った冷たい風が気持ち良く、今シーズン初の夏の定番「モヒート」が美味い。

ああ、ネジが緩む〜。
あとでちゃんと締めますからね。

眼下の人たちを眺めながら。
今日も人が多いグランフロントです。

ちょっとだけ緩みたい願望を叶えてみた


詰めこみ、集中して何かを行うと、頭痛がするのは肩コリのせいでしょうか。

という訳で、今日も頭痛がハンパないので、駅から家に帰る前にコンビニに寄って「緩めるためのツール」であるハイボールを購入して、芦屋川へ。

ちょっと、今だけ緩めますわ。
後ですぐに引き締めるから!

久しぶりのように感じる芦屋川、とても良い風が吹いています。

車窓から見える景色は、梅雨模様


東京から帰阪中。
新幹線からの更新です。

今日は大阪も東京も梅雨空でした。基本的に傘を持って歩くのが嫌いです。しかし、朝の天気予報で全国的に雨ということでしたので、仕方なしに折りたたみ傘を持参することにしました。日帰りとは言え、出張の際は出来るだけ身軽にしたいのに。

こちらは雨模様の熱海です。

「雨の熱海」。

なんか演歌にありそうだな・・・と思って検索すると、やっぱりありました。「雨の熱海」。島津悦子さんが歌っていらっしゃるようです。勉強不足で失礼いたしました。

カラッと湿度のない国から帰ってきたばかりなので、日本の梅雨が堪えます。これも誇るべき日本の魅力の一つなんですけれどね。


移動の時間に出来るだけの情報を入れようと思って、「tech watch」を中心に、Tech Crunch、Mashableなどからブックマークしていた記事を回覧していたのですが、一夜漬けと同じように、詰め込んでも頭に入らない。まさに流し読み。

毎日大量の情報に目を通します。その中で、気付きを与える素敵なフレーズを目にすることもありますし、何かの企画で使えそうな記事もたくさんあります。それらをすべて覚えておくことは至難の技。いつでも取り出せるように、メモやインデックスの能力が求められてきますよね。例えばEvernoteやmemo padや、Dropboxなどのツールがそういうシーンで役立つ訳ですが、その人の引き出しというのは、そういった「ツールを使いこなす能力」と比例するような気がします。実は僕はそこが苦手。MindMapで管理していることもあるし、普通のメモパッドにメモして保存しておくこともある。何かに統一したら良いのにと思うのですが、なかなか出来ない。ここ一念発起する必要がありそうです。

皆様、この辺りどうなさっておられます?
何かアドバイスがあれば教えてくださいねー。

さて、どうでもいい話ばかりとなってしましたが、
今日はこの辺りで。

新幹線でハイボールをプシュッとすることにします。

【Airport Gallery】ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ・・・空港の魅力は良い「気」が流れていること


僕は空港フェチ、エアフェチを公言していて、このブログでも良く飛行機や空港ネタを取り上げています。出張に行くといろんな空港を周遊しますよね。それぞれの空港によって、雰囲気やカラーの違いがあり、それぞれに魅力があります。

航空会社や旅行会社、空港関係者でもないのに、空港をスリーレターコードで呼ぶ(僕の場合はドヤ顔で)というのが、エアフェチの特徴でもありますが、そこは自己満足の世界なので特に気にしないでください。(発着回数の表記についてはWikipediaを引用)
それでは、幾つかの空港を紹介して行きたいと思います。

1,LAX(ロサンゼルス国際空港)

発着回数世界3位の巨大空港。
この空港は同時並行で飛行機が離着陸をするが醍醐味。
これは本当に!!鳥肌ものです。

太平洋に向かって離陸する飛行機。
マンハッタンビーチから見るとLAXはロケットの発着台のようにも見えます。

ビジーな空港は滑走路が空くことがありませんが、先の飛行機が離陸しているのが見えるでしょうか(機内モードで撮影)

2,SFO(サンフランシスコ国際空港)

こちらは発着回数で世界23位。
サンフランシスコらしく、霧っぽいですね。
夏は濃い霧が名物です。

海のそばです。
まさにベイサイド。

こちらはトラムの駅ですね。
レンタカーセンターまでこれでヒュイーンと移動します。

3,MSP(ミネアポリス・セントポール空港)

SFOよりも規模が大きいのがMSP。発着回数世界16位。
ここもすごく大きな空港なのですが、モダンな作りとシックな雰囲気が大人っぽくて素敵。

ゲートの待合。
各席に一台づつiPadが設置されていて、電源もあり。
料理や飲み物もiPadで注文することができます。

広い空港は長い渡り廊下で移動。
LAXはコンコースの移動にトンネルを使ったりしますね。

4,GFX(ノースダコタ・グランドフォークス)

パイロットの訓練施設もあるGFX。ノースダコタ大学には全米最大級の航空宇宙学部があって世界中から生徒が集まっています。堀北真希の「ミス・パイロット」の撮影も行われました。

田舎の空港らしく、とても小さくてアットホーム。
スタッフものんびりしていて、とても親切です。

5,SJC(サンノゼ国際空港)

シリコンバレーの玄関口。
テック企業が並ぶ街のど真ん中にあります。

ゲートからはイースト、ウェストのマウンテンが見え、ここが「二つの山に挟まれたバレー」であることを認識させてくれる、いかにもバレーな空港です。

カリフォルニアの青い空に、モダンな作りが映える美しい空港。

色々と紹介して来ましたが、エアポートは「ポート」というように、新しい土地、新しい世界への玄関口。出会いもあれば別れもある。空港って、本当に良い「気」が流れているような気がして、僕は本当に好きです。

マンハッタンビーチの物件は「夢の価格」


昨夜の遅くに帰国。

帰国当日の朝は親友にマンハッタンビーチに連れて行ってもらい、ジョギングと朝食を楽しむことにしました(Tak、アレンジ感謝!)。LA二回目ですが、マンハッタンビーチは初めて。以前からここでのジョギングが憧れでした。

友とchatを楽しみながらのジョギングは「最高」の一言。

LAの朝は薄曇り。

日曜日の朝ということもあり、涼しい空気の中でたくさんの人がジョギングやサイクリング、そしてEl Prtoを中心にサーファーのメッカということもあり、サーフィンを楽しむ人もたくさん。

大都会ロサンゼルスから車ですぐの距離に、このようなビーチリゾートがあるというのは素晴らしいロケーションです。週中は仕事をバリバリし、週末は自宅で海を見ながらゆったりと過ごす。まさに夢のような環境ですが、この地域の家の値段も「夢のような価格」です。

富豪が多く住むということもあり、ビーチ沿いの豪邸は、数十億円。不動産屋に貼りだされていたこの家はビーチよりも中にあるのかもしれませんが、10億です。ちなみにマンハッタンビーチの学区のレベルは全米トップクラスとのこと。昨日のベルエアもそうですし、ロスにはビバリーヒルズやマリブなどを中心に日本とは桁違いの「高級住宅街」がたくさん存在します。

富裕層が住む地域の特長として、

1,安全
2,ロケーション抜群
3,学区のレベルトップクラス
4,白人多し

これはどこも共通のように思います。

家のレンタルもありますが、この古いお家でも一ヶ月145万円。これでもお値打ち価格という感じでしょうか。

経済学専攻なので、どうしても経済の仕組みに関心が行ってしまうのですが、アメリカの豊かさは「スケールメリット」と「適正価格」にあるような気がします。800円のアペタイザーを1200円で売るために、ちょっとした工夫を凝らす。オプションを大切にして少しでも値段を上げる。それでも「人、モノ、金」が世界中から集まっているから、需給のバランスが成り立ち、売れるところは売れる。

アメリカはアメリカで問題はあるのでしょけれど(例えば中間所得層はめちゃくちゃ生活がしんどらしい。だってまともな地域は家賃が最低30万〜なんですもん)、なんでも安くするという日本のデフレではこのような豊かさは実現できそうにありません。日本では、みんな仲良く地盤沈下して行きそうな社会のように感じます。豊かではなくてもそれなりに食って行ける社会ですもんね。どっちが良いか悪いかは別問題として。

憧れの外ソファ。

ジョギングの後は、ブレックファストが大人気の、Uncle Billsへ。

それにしても、マンハッタンビーチは良いところでした。

ロサンゼルスの光と陰を感じる


シリコンバレーの出張を終えて、週末を過ごすためにロサンゼルスに来ています。現在6/29(日)の午前6時半。今日のお昼過ぎにはLAXを発って日本を目指します。

週末はプライベートに行動しているので、こちらで事業を営む親友と会い、色々とビジネス事情、生活事情を教えてもらって事業展開の参考にしながら、とても楽しく過ごしています。前から行きたかったGetty Centerへも連れて行ってもらいました。

ここは石油王ゲッティの私有コレクションを、駐車場代15ドル(17時以降は10ドル)のみで観覧できるという、いかにもアメリカらしい美術館。しかもロスの超高級住宅街ベルエアの高台にあるので、眺望も抜群。サンタモニカ、マリブ、ビバリーヒルズ、遠くダウンタウンまで見渡せます。

ここのコレクションはすべて本物。

前知識がなくて散歩がてら行ったのですが、まさかゴッホの「アイリス」やルノワールの「プロムナード」が見れるとは思っていませんでした。教科書に出てくる絵画がケースにも入らずにそのまま陳列されている。写真撮影もOK、なんてオープンな場所なんだろう。

ゴッホ「アイリス」 ゲッティ・センター所蔵

ルノワール「散歩道」ゲッティ・センター所蔵

セザンヌ「Anthony Valabregue 2」ゲッティ・センター所蔵

他にも、ドガ、モネ、ターナーなどのコレクション、彫刻、織物など。屋外のガーデンや芝生も開放されているので、ランチパックを持って家族で一日過ごせそうです。建築物としてもとても魅力的。


こちらの大富豪のレベルは僕達のイメージをはるかに超えていますね。ゲッティのような人は少ないとしても、普通に富める人達の多いこと。

夜に行ったバー「KATANA」も大盛況、ホテルのバレーにはロールスロイス、ベントレー、アストンマーチンなどが続々と入ってきて、お洒落な人達や若くてきれいな人達がドレスアップして楽しんでいる。一体ここはどういう場所なんだろうと不思議に思います。まあ、そういう場所なんでしょうけれど。ビバリーヒルズ、ハリウッドに近い場所です。

一方、シュリンプタコスがLA一番に美味しいと言われて連れていってもらった場所はヒスパニック系が多い地域。治安が良いとは言えないような場所ですが、本当に!本当に!エビタコが美味しかった!でも、この辺りはいわゆる貧しい人達が暮らす街です。途中でもトレーラーハウスに住む人達を見かけましたが、そんな人達も山のようにいる街。日本でも同じかもしれません。

数億、数十億の大豪邸が立ち並ぶ地域、一方で、トレーラーハウスや小屋のようなところに住む人達。短時間で見たこのコントラストは、まさにアメリカ社会そのものですし、色々と考えさせられます。