お願いです、できれば中身だけください

ゴルフってまだまだ昭和レトロな文化が色濃く残っているスポーツだと思います。どんなスポーツでも気軽にできるようになったのに、ゴルフ場によってはハンディキャップの申請や会員権、クラブ競技などこれから始めようという人から見たらハードルが高いことが多い。もちろんネットで簡単に予約は取れるようになり、プレーするだけなら気軽にできるのですが、正式なハンディキャップをもらおうと思うと、どこかのクラブに所属しなけれがなりません。

元々は社交クラブのようなところからスタートしているからだと思いますが、未だにメンバーは男性限定のところもありますもんね。

先日、ゴルフ仲間からの紹介で、あるゴルフクラブの会員になりました。それ以外に、元々メンバーになっているクラブは別にあり、そこをホームコースとしてハンディの申請をしているのですが、まあホームコース以外にもうひとつくらいメンバーになっているクラブがあっても良いかな、くらいの気持ちです。仲間の方もたくさんいらっしゃいますし。

通常、あるクラブのメンバーになったら、キャディバッグに付けるためのネームプレートが送られてくるのですが、これがまた立派な化粧箱に入ってくるのです。もちろん、由緒あるクラブの場合はそれなりのステイタスというか、そこまでひっくるめての体験の提供なのだと思います。高級なクレジットカードが宝石箱のような箱にワインと一緒に入って送られてくるのと同じようなイメージでしょうか(今はそんなんないんでしょうかね)。

僕がメンバーになったクラブは比較的カジュアル志向だとは思うのですが、それでもこんな感じ。

でも、僕のような「ミニマリスト」からすると、できれば中身だけ欲しいのです。だってこの化粧箱、取っておいても使わないでしょ。もうね、僕の場合は中身だけ出してすぐに廃棄してしまうのでエコじゃないというか、もったいないのです。

今後は、こういうところも含めて、「箱付きで欲しい人」と「中身だけ欲しい人」で選択ができるようにすれば良いですね。ショップなんかでも簡易包装を選択できる場合もあるし、賛否両論ありますがエコバックなどは大賛成です。なぜなら、自宅に山のように紙袋とかビニール袋が溜まっちゃうから。結局、大掃除の時に全部処分しちゃいますからねえ。

何がエコでそうじゃないか、効果はあるかないかの議論はさておき、自分の場合はできるだけ物を持ちたくなくて常に身軽でいたいので、今後は自分から「もし可能であれば中身だけください」と働きかけて見ようと思います。そういう場面がどれほどあるか分かりませんが・・・

ただ、問題はAmazonなどの通販なんですよね。どんな小さなものでも絶対ダンボールに入って届きますもんね。

夜間飛行からの日常ルーティーン

久しぶりに夜間飛行。

夜のフライトは美しい夜景を楽しめる反面、一度海に出てしまうとほとんど何も見えないというデメリットもあります。まあ、国内の移動ですから、寝ていればすぐに目的地に到着するんですけどね。

往復とも、減便の影響で満席のフライトとなりました。通常ダイヤから間引いて運行しているので満席は当然。利用させてもらう者としては各航空会社にはがんばっていただきたいので、フライト変更や満席なんてなんのその。がんばれ航空会社さん。

家事全般が好きなもので。

お金を稼ぐ仕事よりも家事の方が本来は向いているなあと若い頃からずっと思い続けているし実際そうなのですけどね。そんなことを考えながらのアイロンがけ。

何も考えずに無心で取り組める瞬間が良いですね。

そういう意味では洗濯も、料理を作るのも同じ。物干し竿に洗濯物を干したり、野菜の皮をむくのも、煮たり焼いたりするのも無心になれる時間。食器洗いも食洗機を使うのはあまり好きではなく、ついつい手洗いしてしまうのも同じ理由です。

今、自分の中でいくつか課題があって、その課題に向かうためには何にも邪魔されない静かな時間が必要になってきます。基本的には、自分の限られたリソースをどこに集中させるかを考えています。そしてこれからの自分の歩み方も、今回の旅でなんとなくおぼろげに見えてきました。今まで考えもしなかったことが現実になるかもしれない。意外と身近なところにヒントはあったのです。

この二年くらいもがき苦しんでいますが、すっと抜けるまでもう少しかな。

あっちへふらふらこっちへふらふら

あっちへふらふら、こっちへふらふらと動いていたら、いつの間にか木曜になっていました。この季節、ゴルフ場でも旅先でも、どこも紅葉が美しくて嬉しくなってしまいます。

先日のラウンド、朝もやに浮かび上がるゴルフ場です

祝日を絡めてふらりと旅に出てきました。

あてもなく、良さそうだなと思って入ったお店。味は最高、店員さんも良い方で、本当に良いおもてなしをしていただきました。

旬の白子ポン酢です。

ホタテをあてに日本酒で。

こういう素敵な出会いと美味しい酒が人生を彩ってくれます。


厳しい時期ですが、漁師さんも農家さんも、酒蔵さんもお店も、がんばって欲しいです。

一つ一つの味と、一瞬一瞬の景色を目にしっかり焼き付けて帰ってきました。

もうすぐ12月です。

旅先での馴染みの店、人のぬくもり

仕事柄、関東に行く時の出張先はだいたい決まって来ますし、宿泊するホテルも定宿になってきます。たとえば、半蔵門、武蔵小杉、新横浜などは最も出没する街です。

それぞれの場所に馴染みの店も出来始め、お店の人にも覚えてもらうようになりました。出張中は大体忙しいので、一山越えた時、ちょっとホッコリしたい時に、見ず知らずの店よりも馴染みの方がリラックスできるというものです。

例えば上の写真はその一つ。
座るカウンターも決まっていて、店員さんと言葉を交わしながらお酒と料理を楽しむ。人との交流からぬくもりを感じることができるお店って本当に貴重です。

そういえば、ちょうど「ほぼ皆既月食」な部分月食も見ることができました。iPhoneを最新モデルに変えたのですが、カメラの性能は向上していますね。

今日は一日ゆっくりできました。

洗濯してアイロンして、靴のメンテをして。明日はゴルフ。しっかり気分転換してきたいと思います。

自律走行ロボットがしのぎを削る「つくばチャレンジ」

出張最終日は、新横浜からつくばへ移動。

自律走行ロボットの祭典、つくばチャレンジ2021が今日から日曜日まで開催されています。つくば市では、2007年からつくば市内の遊歩道等の市街地で移動ロボットが自律走行する技術チャレンジを開催し、先端技術の実証実験の場となっています。

弊社の方でクラウド側の開発のお手伝いをさせていただいているPiezoSonic社の搬送用ロボット「Mighty)が大会にエントリーしています。定められたコースを走る本番は日曜日ですが、今日はコース検証と本番に向けての準備をされていましたので、検証を兼ねて陣中訪問させていただきました。

この度、Mightyは、CES2022の「Drones &Unmanned Systems」部⾨でCES2022 Innovation Awardsをめでたく受賞され、益々勢いづいています。

つくば市役所前をスタートし、歩道を走り、信号を認識して横断歩道を渡り、研究学園駅を抜けて、公園のルートを走る。全長3km弱のコースを自律走行させるのですから、各チームの技術が試されます。

チームの内訳は大学が7割、民間企業が3割、くらいでしょうか。ぱっと見た感じですから大学チームの方がもっと多いかもしれません。

ちなみにMightyですが、実用販売に向けて現在、急ピッチで開発が進められています。

法整備との兼ね合いがありますが、近い将来、日本でもサンフランシスコのように自律走行ロボットが街なかを走り回る日が訪れそうです。

戻ってほしいことと戻ってほしくないこと

週の半ば。おかげ様で朝から晩まで終わらぬ仕事に追われて忙しくさせてもらっています。どうしてもコロナ前後で考えてしまうのですが、コロナ前の方が良かったことっていうと、やはり渡航の自由と顧客訪問の自由さ。

経済界の要望で海外からの入国隔離期間が14日間から3日間に短縮されたとはいえ、空港へは受け入れ側が迎えに行って期間中ずっと帯同しなければならないし、残りの7日間は事前に提出した行動予定表に基づいて行動、PCR検査も3日に一回受けなければならないって、制限緩和ではない気がします。自分が海外出張できないのはまあ良しとして、技術フォローで海外から人が来ないと仕事にならないような場合、手続きが本当にめんどくさい。制限は良いとして、ちゃんと効果がある制限、意味にある制限にしてほしいものです。

コロナ前後といえば、感染対策によってもたされたリモートワーク。

人事界隈で言われているのは「ほとんどの業務がリモートワークで何の問題もなく進めることができることが実証された」ということ。うちの会社もそうですが、G-SUITEとSlackを導入している時点で、PCがあってネットさえ繋がっていれば、コミュニケーションを取りながら何の問題もなく「仕事」が出来るわけです。

ドキュメントをクラウドで共有し、カレンダーで全員の予定を確認し、backlog等のツールでプロジェクトの進捗を確認。Slackで仕事のやり取りや相談。実はほとんどの企業で、リモートはすでに準備万端だったってわけですよね。今後は、オンラインの良さを残しつつ、必要時は出社、など、選択的になっていくでしょう。そんな中で行動制限同様、しっかりとした意味と効果を提出できずに「出社に戻します」という動きは多くの人の同意を得られないでしょうね。

ただ、やっぱり、仕事はリモートOKだったとしても、社外交流はオンラインよりもリアルだと思います。昨夜はグローバル人事塾の第155回が池袋で開催されたのですが、久しぶりのリアル回、やはりライブはいいですね。

感染防止対策をしての懇親会。
会社や所属の枠を超えた学びの交流。

関東入りと時期が重なったため、久しぶりに仲間たちと顔をあわせて楽しく、爆笑のひとときを過ごすことができました。

こればかりはオンラインでは実現できない、リアルの醍醐味です。

偶然の出会いを呼ぶ、新横浜の中華料理店

今週は金曜日まで新横浜に滞在しています。

毎日、日本を代表するメーカーの方々と測定実験をし、学会活動の一貫として新しい取り組みを企業横断的なチームと一緒に実証する、楽しくもプレッシャーの掛かる一週間となります。

そんな中、たまたま日本に一時帰国中(2週間の隔離期間も乗り越えたそう)のアメリカのパートナーさんからお誘いをいただき、会食をすることになりました。メンバーは日本在住のドイツ人、米国在住の日本人、そして、日本在住の僕です。公用語はもちろん英語。半導体産業やコロナ禍におけるビジネスなどをネタに、なかなかおもしろい会となりました。

会場は、新横浜に滞在中は必ず一度はお世話になる、アスリート中華ダイニング「イーチャン」さん。浅田真央さんが愛する汁なし担々麺で有名なお店で、至るところに有名アスリートのサインやグッズが飾られています。

なんとこのお店で、まったく偶然に、アドベンチャークラブの仲間である、ウルトラランナーYさんと再会しました!このお店は元々Yさんに教えていただいたとはいえ、ピンポイントの出張中にお会いするとは!Yさんは、日本各地の超・長距離レース(300km、400kmなどのウルトラマラソン)を走っている超人。普段はクラブのオンラインミーティングで顔を合わすくらいなので、久しぶりの再会に盛り上がってしまいました。

美味しい中華をいただきながら、様々な業界の人との交流。
人が人を呼ぶお店で、楽しい夜となりました。

人が動けば街が動く

奈良での抱腹絶倒ラウンドの後、お誘いを受けて梅田で酒場放浪記。
久しぶりの梅田飲みです。

こだわりの旬の刺し身盛り合わせが最高でした。

梅田は土曜日の夜ということもあり、すごい人出。特に若い人たちの姿が目立ちます。横断歩道や交差点も混んで歩きにくいくらい。人が動くと街も動く。

行ったお店も満員御礼。客足が普通に戻って来ているようです。このまま冬に突入していくわけですが、第六波も来ず、飲食店の数字が回復することを願います。

飲食に使うお金の一部がゴルフに回っていたのか、どこのゴルフ場も盛況でビジターのラウンドフィーも(感覚的にではありますが)高くなっていたように感じますが、徐々に余暇の楽しみ方も元通りになっていくのでしょうか。それとも、コロナで慣れたスタイルが継続されるのでしょうか。いずれにしても、個人的には毎晩のように飲みに行くというスタイルは過去のものになりそうですが。

航空関連、ホテル関連株も徐々に回復していますが、この二年間で失った損失は図りしれず、補填には相当時間が掛かるでしょうね。今後の人の動きと経済活動に注目です。

今週と来週は山から下りて、都会へ繰り出すウィーク

二週間ぶりの出社。

朝スタバによって、ホットコーヒーのトールサイズを持って会社へ。午前中客先を訪問し、午後からはラボに閉じこもってパートナーの皆さんと一緒にデバイスの評価試験でした。

山の上にいつも籠もって仕事しているので、久しぶりに里にやって来ました(猿か)

今週は設備を使う仕事があるので、金曜日まで出社。来週は月曜日から金曜日まで関東出張です。

自然に囲まれて浄化されていたのに、また都会に染まってしまうのでしょうか。笑

心地良いことを追求する自由と、自由を手に入れるための努力

今が一年で一番好きな季節です。ランニングをしていても、ゴルフに行っても、金木犀の香りはするし、紅葉は美しいし。気圧も安定しているので、体調も快調です。

昨日のラウンド

秋って、陽の入り方と空の高さがなんとも心地良くて。

素敵だな、きれいだなと思ったらすぐにポケットのスマートフォンを取り出しては写真に収める。その中から選りすぐりをインスタなどで共有。

カメラ付き携帯の発明は人の暮らしを変えましたよね。

心地の良いものに囲まれていると、そうでないものが、より「心地悪いもの」として際立ちます。自分と自分がいる環境が心地良ければ心地良いほど、そうでないものとのコントラストがはっきりくっきりするのです。

悲しいかな、世の中というものはそんなに甘くなくて、大人の事情というものがあり、付き合いたくない人と付き合わなければならなかったり、好きでもない仕事をしたり、満員の通勤電車に乗らなければならなかったりして、「心地悪い」ものを生活の中に取り入れなければなりません。

これが人生だ
すべて修行だ
人間力が向上する
苦労の先に成功がある
ここを乗り越えた時に、新しい発見がある
嫌なことを糧にして、自己成長につなげよう
苦労すればするほど、成功に近づく
人としての器が広がる
弱い人の気持ちが分かるようになる





本当にそうなのかな?
 
若い頃は、僕も常にそう言い聞かせて前向きに、ポジティブに自己暗示をかけていたのですが、最近の僕は、まったくそうは思わなくなりました。

昔はね、努力と成功が比例したんですよね。高度経済成長期はそうでしたよね。今の時代は全く比例しないでしょう。中途半端な組織の中にいる人は、がんばればがんばるほど、むしろ消耗するご時世です。

泥の中から抜け出した方がよほど幸せだし、一緒にいたくない人とは一緒にいない方がどれだけ幸せか。でもみんな「そうしなければならない」のは、ぶっちゃけ利害関係があるからなんですよね。労使関係もそうです。経済的束縛。例えば、嫌いな会社を辞めれないのは、お金が稼げなくなるから。そのコミュニティにいる理由は、出ると孤独になるかもしれないから。もし逃げたいのであれば、とにかくスキルアップにいそしみ、自分の力で金を稼げるようになればいいし、本当に好きな人とだけ繋がっておけばいい。そして、自由に選択できる力を身に着けたらいい。

目に見えない同調圧力も無用。自分が心地良いと思う道を行けば良いですし、僕もそうしています。今のトレンドがこうだから、働き方はこうあるべき、チームビルディングは、イノベーションは、ネットワーキングは、コミュニケーション、ダイバーシティは・・・って、もう聞き飽きたでしょ?んなもん分かってるって。太古の昔からやってることです。大体、手法は表面的には良いけれど、根本の問題は解決しないものなんです。

合わないなら、自由になりましょうよ。心地良い環境に身を置きましょう。そのための努力は惜しまない。楽をするというわけではないです。自由を手に入れるためにこそ、頑張ること。

そんなことを、最高のシーズンに、自然に囲まれながら考えています。