春の訪れ

朝晩はまだ寒いのだけれど、

日中の空気に春の気配を感じられるようになってきた。

3/3はひな祭り。

娘二人のために、

陶芸が趣味の叔父が作ってくれた手作りのひな人形を、

そっと飾っておく。

僕が子供の頃は、

家の一番奥の和室に、

七段飾りのひな人形がドカンと飾ってあった。

うちは男兄弟二人なのに、

なぜあんな大きなひな人形があったのだろう。

ひょっとすると母親や叔母のためだったのだろうか。

んな訳ないか。

未だに謎である。

聞けば、家のゴッドファーザー的存在であった

曾祖父が、孫娘二人の為に用意したものであったらしいのだが、

もったいないから飾っていたのかもしれない。

昔の家は、

伝統行事の為に、時間と手間を惜しみなくかけていたのですね。

素敵なことです。