旅先で偶然入った素敵なお店ってないですか?
今日はそんなお話。
サイト制作の商談で、
とある大阪市内にあるメーカーへ。
行った先は、普通電車しか止まらないローカルタウン。
午前の商談が終わり、ちょうどお昼時だったので、
次の客先行くまでにお昼を済まそうかと、
ローカル駅を出て辺りを見回しました。
そこはさすがに、ローカルタウン。
これといって何もありません。
本当に、何もないんです。
駅とお寺が隣接してるようなところです。
それでも少し歩くと、
ランチの看板が出た喫茶店がありました。
店先に植木鉢を並べている、場末感満載のお店。
最高の雰囲気です。
店内に入ると、以外に客が多い。
驚くことに、お客も店員も全員おばさんです。
「えっ!?もしかして男人禁制?」
「レディースランチ限定!?」
「大奥!?」
などなど、瞬時に色んな可能性が頭を駆け巡りました。
そう、嫌な汗とともに。
スーツ来たお兄さんが、こんなところに来た・・・
っていうような視線を浴びながらドアの前で立ち尽くしていると、
以外に明るい声で、
「いらっしゃいませー」
というママ(推定年齢50)の声が。
あ、良かった。
男でも入れたんだ。
最低でも「客」として歓迎してもらえてるんだ。
1%くらいホッとして、出来るだけ目立たないように
スポーツ新聞を熟読しているふりをしました。
何気なく、そしてあくまで目立たないようにしながら、
店内の様子を伺っていますと、
意外に一人で来ているお客さん(おばさん)もいれば、
一見さん(おばさん)もいるようで、
あ、常連さんばかりでもないんだなーっと、
またまた+5%くらいはホッとしました。
決して居心地の良いとは言えない喫茶店でしたが、
出てきた豚しょうが焼きと、お味噌汁の味は、絶品でした。
なんだか、嬉しくなりました。
店を出て見上げた空は、
ちょっと霞んでいたけれど、とても青く見えました。
本文とは関係のない、写真。
帰りにもつ鍋でちょっと一杯。