海の青と帆の白さに、涼を感じる季節

街なかに駐車場があるように、海にはヨットハーバーがあります。

自分が住む街の海沿いにもヨットハーバーがあり、山の上に住んでいた僕は、幼い頃に海に連れて行ってもらっては、ヨットを眺めていました。残念ながら今に至るまでヨットには一度も乗ったことがないですが、平坦なロードをランニングする時はフラットな海沿いコースを走ることが多く、横目で海の上をゆうゆうと進む白い帆を眺めるのが楽しみです。

ヨットの本場のアメリカには、それこそ、駐車場と同じくらい普通にヨットハーバーがあります。もちろん、海の側の街に限りますけれど。

例えば、サンフランシスコの北側に位置するサウサリート。

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ハワイのアラモアナヨットハーバー。

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クルーザーばかり写ってますが、サンディエゴのヨットハーバーにもちゃんとヨットはあります。

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どれも出張先や旅先で撮った写真ばかりですが、同じようにな景色に見えても、撮る時間やその時の天候によって表情が代わるし、街の雰囲気を表しているのも面白いです。

ヨットやクルーザーを見ると、どうもお金持ちの道楽のように感じてしまうのですが、実は車を所有するのと費用的にあまり変わらないか、むしろ安いらしいですね。サイズや年式にもよるのでしょうけれど。

夏になると、海の青と帆の白さに、涼しさを感じます。

 
 

世の中には柔軟性という名の元に無駄なものが多いのかもしれない

カリフォルニアのバークレーから来日したカッティングエッジな投資家さんとの会食に参加させていただきました。

彼女たちと話していると、世の中にはいかに無駄なことが多いかを気付かされます。

可用性も大切、柔軟性も大事。少なくともマーケットにアジャストするためには両方とも重要です。しかし、テックの最先端を行っている人たちの視点では、全て、It’s not smart. なんです。

テックビジネスに携わる人間にとっては、上記の全てが大切なんですが、それは時代を創るか、既存をマッシュアップしてトレースするか、どこにベットするかの違いなんだと思います。

後者は今を生きるために必要、前者は将来、マーケットでのシェアを圧倒的に獲得するかにフォーカスしています。どちらが良いかは分かりません。後者はローリスクローリターン、前者はハイリスクハイリターン。

いくらエッジの立つテクノロジーを生み出したからと行って、必ずしも成功するとは限らないとはいえ、少なくともハイリスクハイリターンでマーケットを創出しているのがアメリカなのであれば、日本からグローバルにスケールするのは非常に難しいと言えるのかもしれませんね。

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思い掛けないブレイクスルー

大阪で話題になった「神」歩道橋、そう、大阪駅とヨドバシ梅田を繋ぐペデストリアンデッキを遅ればせながら初めて渡りました。茶屋町方面で働く僕にとって、普段の通勤はJR大阪駅の御堂筋口を出て、そのまま阪急三番街を抜けるルート。あまり関係ないと言えば関係がなかったからです。

今日は帰りにヨドバシに寄る用事があったので、チャンスと思い渡ってみましたが・・・これは便利!

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いつもなら一階まで降りて横断歩道を渡り、更に大阪駅の二階まで階段を登るか、地下一階まで降りて通路を抜けてエスカレーターで上がるかしかないからです。

考えてみると、なぜここが繋がらないのか不思議に思ったことはありましたが、事前に計画を知らなかった一般人にとっては、「どうしようもないこと」なんだろうと思って気にもしませんでした。しかし、これが一夜にして橋桁が出来、あれよあれよという間にペデストリアンデッキが出来てしまったのは、まさに青天の霹靂。ああ、そうか、この方法があったか!という、例えるなら100均で超便利なアイデアグッズを見つけたような気分です。

「これが当たり前」「仕方がないことだから」と思うのは普通のことです。しかし、諦めずに求めていると、いつかどこかでブレイクスルーしたり、ご褒美に巡り合ったりするものですね。多少大袈裟かもしれませんが、仕事や人生も同じことが言えるかもしれません。

MAKERS BAZAAR OSAKA

土曜日、大阪ATCで行われていたメーカーズ・バザールに行ってきました。

取引先から友人、知人までたくさんの方が出展、来場しており、とても楽しく見ることができました。電子工作からクラフトもの、3Dプリンターまで幅広いラインアップ。

家族連れの方も多く、プロから子供まで幅広く楽しめる場となっていました。僕も普段、電子工作に興味のない娘たちのために、共立電子さんで子供向けのワイヤーLEDキットを購入。家に持って帰ると、楽しそうに組み立てていました。

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会の終了後は、懇親会に出席させていただき様々なクリエイターの方と交流を楽しみ、その後、普段から仕事でも仲良くさせていただいているCADメーカーの皆さんと会食。

ものづくりには、エレキ(電子・電気)とメカの連携が必須ですが、飲みでもエレ・メカ協調設計は重要ですね。笑

さて、Quadceptは、8/5(土)、8/6(日)に東京ビッグサイト開かれる「Maker Faire Tokyo 2017」にスポンサー出展します。こちらも是非、来場くださいね!

笑うことで大抵のものは軽くなる

こういうタイトルで始めると、「君は何か重たいものでも背負っているのか」と思われそうですが、全くそんなことはありません。ここ数日、心の底から笑うような出来事が、とても幸せなことに何度も重なり、よく笑った後は本当に気持ちが良く、改めて、笑いは色んなことを軽減する作用があるなと思ったのです。

例えば、先日のランニングチーム3周年懇親会の時の集合写真。

前列端っこの方で、愛すべき仲間二人が強烈に面白いポーズをしていて(ここでは絶対に掲載できませんが笑)、何度見てもゲラゲラ笑ってしまうのです。その写真を見せると、多分僕は笑い袋のように、いつでもどこでも忠実かつ正確にゲラゲラ笑うと思います。何か気持ちが落ちるようなことがあれば、その写真を見て、荷を軽くするようにしたいと思います。

そして、今日の取引先との飲み。

相手の方は昨年の神戸マラソンでデビューしたランナーなのですが、初マラソンの時のエピソードがとても面白く(本人さんは生きるか死ぬかの状況だったと思いますが)、クラフトビールを飲みながら、ずっと笑ってしまいました。今思い出しても、笑ってしまいますが、それは僕もランナーだからこそ、辛さの先にある非常事態とそこから逃げたい気持ちが痛いほど分かるからです。そういう意味では笑いは共感から生まれるんでしょうね。

笑いって、本当に素晴らしいですね。
あー、面白かった。笑

そういえば昨夜のセミナー後の飲み会でも腹筋崩壊したなあ・・・毎日笑える幸せ!

(写真はたまに無性に食べたくなる、古潭の味噌ラーメンです。記事とは関係ありません。笑)
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【Airport Gallery】空港で飲むキンキンに冷えた白ワインの美味しさったら

羽田から神戸へのANA最終便は20時10分発。

すべての予定を終えて帰途につくにはちょうど良い時間です。という訳で、Upper Desk Tokyoで、キンキンに冷えた白の辛口を飲みながら、ゆっくりクールダウン。19時だと言うのに、まだまだ明るい空。金曜日の夜だということを忘れてしまいそうです。ちなみにこのお店、ピーロート・ジャパンの直営店で気に入ったワインがあれば、木箱で直送してくれるという素晴らしいお店。2014年ロートシルトのシャルドネが最高に美味しくて、おかわりしてしまいました。

それにしても仕事終わりの空港での一人飲み、ほんと好きです。

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ブログの更新が少し途絶えてしまいましたが、なかなか忙しくも刺激的な一週間でした(強烈な蒸し暑さはおいといて)。この二日間は東京に滞在しており、HR業界の重鎮たちから学生までが集まるイベントにも少し顔を出すことができましたし、今日は今日で、エレクトロニクス業界で唯一無二の技術を誇るスタートアップスや企業から刺激を受けることができました。

特にアメリカの大学に通う学生たちと少し飲む機会がありましたが、日本、まだまだ捨てたものじゃないです。若くて優秀な力。そして気立ての良さ。残念なのは、グローバルな彼女たちは日本の企業ではなく、外資のグローバルカンパニーを志向する傾向にあるので(ある意味、当然の流れかもしれませんが)、これからどんどん世界で活躍していって欲しいと思います。

というわけで、皆様一週間、おつかれさまでした。
僕は機内で爆睡することにします。
 
 
 
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アレルギーなど(などって)

どうやら先週から、というよりも今月ずっと・・・の不調は、アレルギー性のものであることが濃厚になってきました。

しっかり病院で検査した訳でもないのですが、数年前まではこの梅雨時期になると「コンコン病」(自称)、つまり、喉の痛みから始まり、咳が止まらなくなる症状が出ていたのでした。もう4,5年くらい「コンコン病」が息を潜めてくれていたので、そういや、すっかり忘れていました。

その昔、あまりにも咳が止まらず夜も眠れないため、血液検査でアレルギーチェックをしてもらったことがあります。恐らく、その時よりも今の方が、スギ・ヒノキも反応するようになっているので◯の箇所は多くはなっていると思うのですが、当時は、イネやヨモギに反応していました。恐らく、今の症状もイネ科のせいでしょうね。

あまりに咳が止まらず、取引先との電話はおろか、話すことすらできないので、たまらず会社近くの耳鼻科に駆け込みました。案の定、風邪ではなく何かのアレルギーであると。抗アレルギー剤と咳止めを処方してもらったのですが、この咳止め、一発で効きますね。咳がやみ、仕事が捗ること捗ること。もちろん強い薬であることは重々承知しているので、むやみやたらには飲みませんよ。ここ一番という時に飲みたいと思います。

とはいえ、油断は禁物です。
アレルギーと言っていても違うものかもしれませんし、全く違うものかもしれません。こういうのって、気持ちが緩んだらまたブリ返して長引くものです。

ここはじっくり気持ちを切らさずにがんばりたいと思います。

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王将は最高のエネルギーの源

あまりコンディションの良くない時に走っていると、身体が本当に錆びたロボットのように動かなくて、一体何をエネルギーに変えて走れば良いのかと思ってしまうほど重たく、辛いものです。

どんなことでもそうだと思いますが、何かしらすべきことがある時には、達成後のご褒美をイメージすることが一番てっとり早く頑張れる方法ではないでしょうか。土曜日のランはまさにそんな感じ。体調が悪かった一週間をそのまま表すかのような身体の重たさでした。

関西のランナーにとって、鳥貴族と王将は最高のエネルギー補給の場だと思いますが、ちょうどゴール近くに王将があり、そこを目指すことにしました。最後の方は、「ビール、ビール」「餃子、餃子」と心の中で唱えながら一歩一歩足を踏み出して達成したご褒美が、こちら。

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喉の痛みや咳などで、これは風邪なのか?アレルギーなのか?と思いつつ、食事の後、まあ寝たら治るかと思って横になったら、そのまま明け方。身体が睡眠を欲している時は、そのようにさせて上げましょう。

というわけで色々とすべきことが溜まっていますが、ご褒美を目の前においてがんばることにします。

近い未来を語ることは、オーディエンスに当事者意識を芽生えさせる

東京出張から帰阪中です。

今日は打ち合わせを兼ねて、設計製造ソリューション展へ。業界がら、生産管理システム、BOM管理システム、CAD、CAM、CAEの分野ばかりが目につきますが、旧態依然とした縦割り業務の水平統合、エレキとメカの協調設計、一定周期のOS、ブラウザのバージョンアップに伴う基盤システムリプレース時のインターフェース互換性などによる「業務効率化!」と昔から同じことを言っているブースが多かったように思います。しかし一方で、そうでない会社もあります。

今年の展示会のキーワードは上記に加えてやはり「IoT」と「マルチデバイス対応」に尽きるのでないでしょうか。しかし、垂直のものを水平にして「便利に!」と言っているだけで、やっていることは同じだったりするので、なかなか難しいものです。

その点、Autodeskさんは上手ですね、サンフランシスコのギャラリーに行っても、今日のようなプレゼンを聞いていても、未来はこうなる、だから、こうするという明確なメッセージが感じられて、まさに昨日投稿した記事(アメックスとレクサスの違いは何か)ではないですが、ブランディングがしっかりと出来ているなと感心してしまいました。

3Dスキャナと3DCADと3Dプリンターが一つに統合された未来はどうなるのか。鋼橋を作りながら進んでいくロボットアーム型の3Dプリンターロボット(オランダで実際に進行しているプロジェクト)や、鎌倉の路地を走る3Dプリンターで出力されたパーツを組み合わせた鳩サブレの配送カーなど、近い未来どころか、現実に起こり始めているプロジェクトを見せるのは聞き手のイメージを膨らませ、当事者(参加者)意識を持たせる効果抜群です。

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3Dプリンターで鋼橋を架ける現場のイメージ(資料:MX3D B.V.)

まあ、多数の来場者の前でプレゼンしているのがFusion360の有名人、F村さんですからね、当然と言えば当然ですが、いつもながらトークが軽快で素晴らしい!!友人だからオダてている訳ではありませんが、さすがの一言です。

展示会後は、品川で論理回路設計、PCBレイアウト、シミュレーションの専門家のHさんと会食でした(ランナーという共通項で結ばれてもいますが)。こちらも話が盛り上がり過ぎ、うっかり新幹線の時間を見逃すところでした。笑

僕の人生が本当に幸せだなと思うのは、様々な業界に、盟友と呼ぶべき仲間がたくさんいることに尽きると思います。素敵な皆さんに囲まれて、本当に仕事冥利に尽きると思っています。

というわけで、週末がおやすみの方、今週一週間お疲れ様でした。明日がお仕事の方、どうぞがんばってください!すべての人に良い週末が訪れますように。

アメックスとレクサスの違いは何か

昨夜はグローバル人事塾の勉強会。

電通、マッキンゼー、ウォルト・ディズニー・ジャパンを経て、現在グロービズ経営大学院准教授の武井涼子さんによる、「人財活用に響くブランド戦略!」というテーマです。ちなみに大阪でのグローバル人事塾の開催は、昨年以来4度目となり、毎回素晴らしい講師の皆様にお越しいただいています。(会場提供の中央会計様、いつもありがとうございます)

さて、「ブランディング」という言葉は良く聞かれますが、いまいち、ピンと来ていない方も多いと思います。昨夜の勉強会では、ブランド戦略とは、ブランドの資産化(ブランド・エクイティ)であり、それを増大させることで、より安定的に幅広いやりかたで高い収益をあげられる状態を作り出し、ブランド資産として企業価値にまで高める絶え間ないプロセスであると学ぶことができました。確かに、ブランド・エクエイティがしっかりしている会社は、収益安定性が高いといえますよね。

ちょうど今、自分も取り組んでいることなのですが、企業戦略(ミッションやビジョン)の下にブランド戦略があり、その下に人事戦略、事業戦略、財務戦略、マーケティング戦略などが広がっていると聞くと、ブランド戦略はポジショニング・ステートメントに集約されるんだと納得しました。要するに、誰に、どんな枠組みの中で、何を提供するのか。なぜ、それがこのブランドだからできると信じられるのか。これらを一文で表現できれば、その企業ブランディングは成功していると言えるのかもしれません。

実践的な内容として、「アメリカン・エキスプレス」と聞くと、どんなイメージを持ちますかとの問いがありました。ラグジュアリー、エグゼクティブ、お金持ち、成功者、海外を飛び回っているビジネスマン、生活が充実・・・などの声が会場から上がりました。

一方、「レクサス」はどうでしょうか。会場からは、お金持ち、ややこしい人、スポーティー、怖い人、高級・・・など様々な声が上がりましたが、アメックスとレクサスの違いは何かというと、前者は「一人の人」をイメージできるのに対し、後者は、イメージがぼやけてしまう、この差だというのです。つまり、どちらがブランドとして成功しているかというと、間違いなく、アメックスという訳です。

「日本のすごい女性100人」にも選ばれている武井さんの講義はとてもテンポ良く、質問を投げかけ、考えさせ、答えを導きさせるというコミュニケーションで、満員御礼の会場を一体化させる力がありました。さすがとしか言えない内容で、ワークショップから懇親会に至るまで大盛況の会となりました。

いやあ、ホントに勉強になりました!!
学んだことはすぐに実践!です。

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