自分に対してネガティブであるということ


おはようございます。
今日、明日と東京へ二日間出張。
新幹線の中で更新です。

今朝6時台の新幹線に乗らなければならず、まだ外が真っ暗な5時半に起床しました。そして迎えた5時46分。阪神大震災から丸18年。長いようで短い、振り返ればあっという間の18年です。目の前の景色が一瞬にして破壊され、いつも遊んでいた近所の体育館が遺体安置所になり、日常の当たり前の生活が送れなくなったあの日。人は急に亡くなり、人工物はいとも儚く壊れてしまうものである、と悟ったあの日から、僕は毎日を一生懸命生きてこれただろうか。


ブログを日記代わりに書いていると、今までの歩みをアーカイブで簡単に振り返ることができます。ブログでは震災以降18年の内、せいぜい直近8年くらいしか遡れませんが、たまに自分の過去のエントリーを読み返してみると、ああ、この時はこんなことで悩んでいたんだ、この時はこれだけ頑張っていたんだ、と、過去の自分に感心することがあります。なかなか良い事書いているな、とか。

もちろん青いことも多くて恥ずかしくなることもありますが、僕は常に「今」の自分から「過去」の自分を見た時、「過去」の自分の方が立派に思えるようでありたいと思っています。逆じゃないの?と思われるかもしれませんが、過去の自分から今の自分を見ることはできませんよね。たまに過去を振り返り、常に良い意味で「焦っていたい」のです。人にはポジティブに自分に対してはネガティブに。「現状維持は退化である」という言葉にあるように、この世に維持できるものなど一つもない。人はやはり退化して行く生き物ですよね。歳をとり、体力は衰えて行く。だからと言って「若い頃はこんなに◯◯だったんだぞ〜」なんて過去を自慢するような大人にだけはなりたくない。だから常に過去の自分と比べて成長できているか、確認作業を行っていたいと思っています。その上で、次の一手、次の選択を「点と点が線として繋がっていくように」信じる。1/17の震災の日は、それを思い起こさせてくれる日。正月で新たにした決意を改めて再確認し、気を引き締め直す日でもあります。


車窓から見る限り、良い天気になりそうです。
今日も一日がんばりましょう。

BYOD (Bring your own device)


本日到着した東京IT新聞を読んでいると、2013年も引き続きスマートデバイス普及に拍車がかかるとの予想が出ていました。二人に一人がスマートフォンを持ち、タブレットの出荷数がPCを上回る時代がそこまで来ているとのこと。企業でのスマートデバイス(スマフォやタブレット)導入が増えるにつれ、個人所有のスマートデバイスを会社業務でも使用するケースが増えているようです。まあ、中小では良くある話ですよね。会社からしたら機器代が浮く訳ですし、従業員からすれば二台持ちを避けられる。便利だし、効率的。良いか悪いかは別にして、家でもどこでも仕事可能。ちなみに僕はMBAもiPhoneもWiFiも社有機ですので、いつでもどこでも全てオフィシャル(?)の端末を使用して仕事をしています。

しかし一方で、「情報漏洩」に繋がるリスクも増大します。Dropboxにいれた仕事のデータを個人端末と会社端末で同期することや、会社アカウント宛のメールを個人所有のスマフォのGmailに転送するということは便利な反面、端末を紛失した際やウイルスに感染していることに気づかず社内のサーバに接続していまい、大きな漏洩事故にも繋がる・・という可能性もありますね。

うちもそういうことを想定してISMS(ISO27001)を取得して、記録、管理のPDCAフローを回しています。個人端末の使用は原則禁止、持ち出し端末は全てロックを掛けています。しかし、社有であろうが個人所有であろうが、外に持ち出すことに代わりはない訳だし、ウイルス対策も同じようにすべきだし、結局のところ同じように「注意をしなければならない」という点に代わりはないと思うんですよね。まあこの場合、銀行やカード会社など個人情報の中でもセンシティブな情報を扱う場合はそもそもN/Aであることは前提です。端末を外に持ち出すということはあり得ませんし、そこにはISMS等のガイドラインが絶対に不可欠であるという前提から、もし外に持ち出すことがあれば「故意に漏洩した」と判断できます。

まあなぜこんなエントリーをしたかと言うとですね、近くのクリエイティブエージェンシーで働く友人から先ほど電話があってアドバイスを求められたんですね。僕は社内のISMS担当責任者なので、そういう分野には精通している(していなければ逆に問題)ことを知ってのことでしょうが、個人の場合でも携帯やPCの紛失は大きなダメージとなりますよねえ。皆さん気をつけましょう。

しかし今日の今日まで「BYOD」(Bring your own device)という言葉があることを知りませんでした。まるで持ち寄りパーティーの「BYO」みたいやん、と思っていると、予想通りそこからの派生らしいです。笑

月曜所感


週明け月曜日はジェットコースター(毎週同じことを言っている気がする)。早朝の会議に始まり夜遅くの会議で〆るという一日でした。皆さんお疲れ様でした。別部署のO君に「そういえば腰の調子はいかがですか?」と聞かれて、「ああ、だいぶ良くなってきたよー」と答えた後、「日本人のサラリーマンは月曜日に体調崩す人が多いようですよ、一番多いのが腰痛なんですって」と教えてくれました。月曜日に体調崩すって。まるで学校嫌いの子供のようじゃないですか。日曜日の夜が一番憂鬱とか。

さすがに僕もこの歳になると「ああ、明日会社行くの嫌だな」なんて思うことはありません。皆無。朝起きるのが辛いと思うことはあったとしても、むしろ「楽しい!ワクワクする!」という方がはるかに大きいのです。20代の頃は仕事の楽しさも何も分かっていなかったのでそういう時もありましたが、今はプライベートと仕事の境目があまりない生活をしていることもあるし、とにかく仕事が好きなので、そんなことは思いもしないですね。でも、一週間の疲れをちゃんと週末に取り、また月曜日から金曜日までしっかりがんばる、という健全なサイクルを回した方が、より仕事の効率も上がり物事も深く考えることができるのだろうと思います。


最近、海外からの問い合わせが本当に多く、今年はそういう年になるような予感がしています。特に多いのはインド、インドネシアを始めとする東南アジア。東ヨーロッパからもあったな。日系企業やメジャー企業の現地工場からではなく、現地企業の場合が多いようです。ものづくりをする「メーカー」がそれだけ新興工業国で育って来ているということでしょうか。いずれにしてもインド、東南アジアは熱いですね。日系の現地企業じゃないというところにも可能性を感じます。しっかりビジネスに繋げていけるように丁寧にオペレーションして行きたいと思う今日このごろです。

それでは今日はこの辺で。
明日も良い一日を。

場違いな居心地の悪さを感じた時、人はどう行動するか


娘たちのリクエストに応えて向かった神戸の王子動物園。
冬場だからきっと空いているだろうな、と思いきや大混雑。駐車場の車列は神戸文学館まで伸びています。先に家族に降りてもらい、僕だけ後で追いかけることにしました。

休日の動物園はファミリーでいっぱい。三世代で来ておられるファミリーも多い。割合で言うとファミリー(ファミリー同士も含む)9割、ノンファミリー、アベック等が1割くらい。

家族との合流を目指し彷徨い歩きますが、なかなか見つけることができません。ここまで来たら手っ取り早く携帯で連絡っていうのも面白くないので、運に身を任せることにしました。ゲームとしてはなかなか面白いのですが、先に述べたように動物園はファミリー(6回目)のパラダイス。大男が一人でウロウロしていたら逆に目立つ訳です。周囲の白い目に晒されながら、逞しく堂々と動物好きのおっさんを演じる僕。なんなら動物研究家ですけど何か?というくらいのトランスぶり。皆が集まるパンダ館とかではなく、あえて地味な「ニホンジカ」の檻の前で何かを確認するように仁王立ちしたりして「違い」を見せつける訳です。しかし、意外と大人達って動物に興味を持っていないものですね。動物たち見てるよりも子供たちの世話に必死か、人間ウォッチングを行なっているかのどちらか。だって、すれ違う人、すれ違う人、めちゃくちゃ目が合うんですもん(お前も動物見ろよ)。

動物園には小さな遊園地が併設されていますが、そこで楽しむことも忘れてはなりません。マジックミラーで足を伸ばして一人で盛り上がってみたり。

明らかに場違いな状況に身を置いてしまった時はどうするか。「ただ楽しむ」。これですね。どれだけ見られていても、自分が楽しむことを忘れてしまっては動物たちにも失礼です。そして「学ぶ」。檻の前に掲げられているプレートを一言一句噛み締め、味わいながら読む。「アフリカタテガミヤマアラシの生態」とか、いつか何かの役に立つかもしれないじゃないですか。

とまあ、そんな事を言いながら、ゴリラ館の前で娘たちと遭遇した時は心底ホッとしたんですけれど。皆様、やはり一人で行って良い場所とそうでない場所ってあるんですね。それでは、王子動物園の素敵な動物達の写真をどうぞ。

番外編

ハンター邸

文学館

観覧車から見下ろす王子スタジアムの
カレッジ・フットボール

「ベストを尽くして失敗したら、それはベストを尽くしたってことなんじゃないのかな」


極私的なことですが、ある分野の提出物が最高の評価を受けて返ってきました。
自分としては余り自信を持てていなかったので、予想外の評価に驚きと喜びを隠せず、心の中で小さくガッツポーズ。掛けることができる時間が限られている時はどこかで線を引かなければなりません。最後は必ず「うーん、こんなもんでいいか」状態。自分の中で自分を無理やり納得させるようなイメージ。第三者が評価する場合、明確な答えがなく参考資料もない場合、時間が限られている場合。このようなケースでは「よし、これで完璧!もうすることはない!」というフェーズまで持っていけることの方が圧倒的に少ないのではないでしょうか。

結果が出る前は、自己納得=これだけやったのだから、それはやったということなんだ。と考える(しかない)。仕事でもスポーツでも学びでも、結果が数値や評価として出てしまうものはそう納得するしかないのだろうと思います。もちろん、納得感にはレベルが存在しますけれど。スティーブ・ジョブズの言葉にあるように「ベストを尽くして失敗したら、それはベストを尽くしたってことなんじゃないのかな」という言葉、至極納得。逆に「ベストを尽くして成功したら、それはベストを尽くしたってことなんじゃないのかな」とも言える訳ですね。


最近は時間がないことを言い訳にするのはやめて、ないならないなりに出来る方法を考えて行動しています。「こうであるべき」という模範的な行動モデルはどの分野にも存在しますが、人それぞれライフスタイルやタイプは全く異なるので、モデルは一つのベンチマークとしつつも、そこに枝葉を張った「自己流」が合うのであればそれで良いのではないのかとも考えます。仕事でも学びでも「結果が全てである」ことを大前提に考えると、モデルに無理に押しこめようとしてアジャストするまでの時間や結果的に合わなくてしんどい思いをしたというリスクを勘案すると、例えメインストリームでなかったとしてもマイナーストリームで良いのではないか、と。しかし、いずれにしても共通するのは「どれだけ頑張るか」ということなんですけれどもね。

さて、今日の夜から明日にかけては雨模様。
雨が振る前に子供たちのリクエストに応えてお出掛けしてきましょう。

Nicola Conte – Rituals

これは何かのヒントになるかもしれない(reminder)


気持ちの良い土曜日の朝。カットの予約をしていたので、リハビリがてら店まで歩くことにしました。いつもお世話になっているお店(Stuart)は阪急芦屋川駅を北に上がったところにあり、六甲山を眺めながら川沿いを歩いて行けるという絶好のロケーション。

こんな寒い日でも六甲山を目指す人はたくさんいるようで、川に面したサロンの窓からはリュック担いだ人が楽しそうに歩いて行くのを見ることができます。聞くと、大晦日の日でも登って行かれる人は多かったらしく、みんな好きですね〜と美容師さんと話をしていました。ええ、大晦日でも元日でも、山を目指す気持ちは分かりますよ。


以下、備忘録。
今週見かけた良い話題を幾つか。

たった5ドルで、15億人を救うことができる「重力ランプ」

電力の安定供給を受けることができない世界15億人向けに、砂袋を吊るしたライトを開発。プロダクトとしての完成度もさることながら、クラウドファウンディングによる資金調達、マネタイズ、供給も含めたフローも良く考えられています。30分に一度、砂袋を元の位置に戻さなければならない点も含めてOKなのではないかと。

13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。愛を込めて。母より

アメリカのある母が13歳の息子にiPhoneをプレゼントする際に作成した使用契約書。子供を持つ親であれば子供に携帯を与えるタイミング、使用方法等について必ず悩むもの(僕もそのうちの一人)。この点、このお母さんは良く考えておられます。
一つのヒントになるかも。

さて、今日はここまで。
それでは皆さん、良い昼下がりを。(なんやそれ)

傾聴すること、従順であること


とりあえず、腰・爆発後の初出社。
家のドアを開けて、おそるおそる駅に向かい、おそるおそる電車に乗り、ガタンという揺れにおびえ、ゆっくりエスカレーターで昇降し、人混みに紛れて歩き、エレベーターに乗って会社にたどり着きました。この道のりの長かったこと長かったこと。コルセットを巻いて薬も飲んでいるのに、一歩一歩ビビりながらです。無理もありません。ずっと自宅に閉じこもっていたのですから。
3日間も休むと我がデスクも懐かしい場所のように感じられます。遅れて到着した年賀状や郵便物が積み重なっていたくらいで、いつもの自分の仕事部屋、いつもの自分のデスク。やはり会社はいいものです。みんなの顔も見れて、一緒にランチに行き、客先に行き、打ち合わせをして、一緒に働く。最高ですね。


相変わらず電話やメールで「腰痛見舞い」や「対処アドバイス」をたくさんいただくのですが、本当に本当に、それらの一つ一つが嬉しかったです。先輩諸兄や親しい友人達から気遣ってもらえるというのはありがたいことだし、心強い。自分もそういう大人になりたいと思います。身近なところにたくさんの良い模範がいることを感謝しています。

さて、共に働くマーケッターの同僚、Mさんは椎間板ヘルニアの大先輩。
対処方法を細かくご指南いただいています。また遅くまで残っていると「早く帰ってください」「もう終わりましたか」「22時までには寝なさい」と親身に気遣っていただきました。本当にその通り。経験者が言われることはもっともだし、そのための研究や腰を守るための体操なども日々欠かさずされている訳ですから、従わない理由がありません。傾聴するだけでなく、従順さも求められますね。これは皆様からいただく種々のアドバイス全てに言えると思っています。

しかし、実のところ、会社を出たのは22時前だし、深夜2時になっても起きてしまっている。少し動けるようになったから、散らかっていた部屋の掃除を始め、アイロンと靴磨きもやってしまっている。早く寝なきゃ、ダメだとは分かっているんです。しかし動いてしまう。寝ない。僕の場合は、これらの生活習慣そのものがもはや「病気」なんだろうと思います。いつまで経ってもこんなことしていちゃダメだ、皆に心配かけてはダメだ。「傾聴と従順」。バカに塗る薬はないと開き直るのではなく、せめてリハビリ期間だけでも、半ば強制的に生活習慣改善に入ろうと思います。まず「遅寝早起き」から「早寝早起き」のスタイルへ。早寝。これが実は「断酒一ヶ月」よりも厳しいかもしれない。自分へのチャレンジです。


話は代わり、今日見たサイトの備忘録を。
IT各社のサービスがどのようにマネタイズされているのか。とても分かりやすく整理されたサイトです。ハーバードビジネスレビューではありませんが、事例を見ることがビジネスを学ぶ上での基本。一目ですぐに分かるユーザービリティの良さ、情報の簡潔さ、アイコンの効果的な用い方も含めて、とても秀逸なサイトでした。こんなサイト欲しかったんです。

How do they make money?

さて、明日は金曜日。
あっという間に週の最後ですね。
皆様にとっても良い一日でありますように。

それでは。

Nujabes – Spiritual State

気分を盛り上げたい時には


自宅仕事もそろそろ限界。
腰の可動域も広がってきたので、明日から出社しようかと思っている前夜、とても元気になる映像を見つけて気分が高揚しています。以下、紹介文抜粋。

前陣速攻愛板談義 石井裕 × 古川享
石井裕氏(MITメディアラボ副所長・教授)と古川享氏(慶應義塾大学メディアデザイン研究科(KMD)教授、元マイクロソフト日本法人会長)による談義。パネル討論を知的格闘技/エンターテイメントへと昇華して行く「前陣速攻学術漫才実験対談シリーズ」の記念すべき第一弾!コーディネーターは金正勲氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授)。



Video streaming by Ustream

仕事をしながらラジオ感覚で視聴。
二人の大先生の対談、これが本当に面白くて。単に知的好奇心を刺激されるという時限を超えた、気持ちの高揚、ポジティブな思考、子供のような純粋な心を思い出させてくれます。それはご本人達が仕事を仕事と思わず、楽しんでいるからなんでしょうね。あくまで推測ですが。話題は技術的内容が多いのですが、哲学や生き方、学び方、未来、文化、人類にまで及び、その知見の広さ、スケールの大きさが不思議と心地よかったりします。

目先の仕事や生活にただただ追われていると、本当に大切なことや、自分がしたいこと、ワクワク感を見失い、忘れてしまうものです。ワクワク感が欲しい時、目線が下がってしまう時には、カッティング・エッジな先生方のラフなトークが何よりの刺激になります(あくまで僕にとっては)。ぜひ、おすすめ。


「新・厄年」という言葉、御存知でしょうか。
一般的に言われている「厄年」というのは平均寿命が30代前半だった江戸時代に定着したものであること、今とは生活習慣も全く異なるため、実は僕も以前から「昔の厄年ってアテにならないよね」と違和感を感じていたのです。そんな折、昨日さとなおさんから、「37歳は新・厄年だからお気をつけあれ」と教えていただいたのが、このサイト。

75万人のデータ分析でわかった「厄年」のサイエンス 全日本人必読 男女別あなたが「病気になる年齢」がわかった

現代ビジネスの記事です。そもそも厄年というのは統計学やデータに基づくもので、やはり傾向値としてそれくらいの年齢で病気が出やすいということですので信ぴょう性はありますね(占いや宗教的なものではない)。僕も2月2日に37歳を迎える訳ですが、まさに男の厄年。思い返すとここ2,3年前から出るわ出るわ病気の嵐。やはり年齢的に気をつけなければならないようです。

〈男性〉24歳、37歳、50歳、63歳
〈女性〉25歳、39歳、52歳、63歳

ということらしいので、近い方は気をつけましょう。
いずれにしても健康には気を使っていきたいものです。身体が資本ですからね!

ただのぎっくり腰だと思っていたのが別の病気だと診断された時、人は何を考えるか

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どうも、「腰」や「痛」を連呼するブログにようこそ。
僕は相変わらず四つん這いに近い状態で元気に生きております。

ここ数日、仕事のメールやプライベートの連絡、FBなどで、「ブログを見ましたが・・・」とお気遣いのお言葉をたくさん頂戴しており感激しております。稚拙なブログなのに意外とたくさんの方に見ていただいているんだという嬉しさと恥ずかしさで胸がいっぱいです。心のこもったお気遣い、お見舞いの言葉、本当にありがとうございます。

驚いているのは、「実は私も腰が・・・」とか「頚椎を・・・」とか「膝関節を・・・」という方の多さ!皆様、関節や神経の痛みを良く御存知だからこそ共感していただけるようで、なんだか強い「痛みの連帯感」(結束力?)のようなものが生まれ、自分以外にも仲間がたくさんいるんだと思うと、本当に心強く思います。しかし、これほどまでに皆を苦しめる痛み、いっそ人間は脊椎や関節のない軟体生物だった方が良かったのではないかとすら思いますよね。


さて、ようやく少しばかり動けるようになったので、昨日病院で診察を受けてきました。普段は腰痛で病院なんて・・・と思ってしまうタイプなのですが、ちょうど幼馴染の同級生が近くの病院で整形外科医として勤務しており、一度ちゃんと診てもらおうと思ったことも背中を後押ししたのです。割と規模の大きな病院で、設備も良くスタッフさんも親切な方ばかり。正月明けということもあって患者さんでロビーや待合は混んでいましたが、すぐに診てもらい、まずはレントゲン。骨には異常なし、ということだったのですが、もしかして椎間板かもしれないということでMRIの検査へ。人生初MRIです。噂に聞くほどの不快感はなく、気づくと眠ってしまっていました。検査が終わり、また診察へ。ちなみに短い待ち時間でも、やはり激痛でジョジョの奇妙な座り方になってしまっています。あれだけはどうしようもない。

診察室へ呼ばれると、同級生のかー君先生がいつもの優しい顔でモニターを見つめています。「これ、見てみ。ここが骨ね、で、この骨と骨の間が椎間板。これが脊髄で、この中にほら、神経がたくさん通ってるよね。この2番目と3番目、4番目と5番目の骨の間の椎間板がごっつい出て脊髄を圧迫してるよね。特に2番目と3番目が・・・うわー、大きいね。これ、ヘルニアね。椎間板ヘルニアやね。」

「ヘルニアね。椎間板ヘルニアやね。」

・・・出た、あの噂に聞く「ヘルニア」。
まさか自分が・・・という思いで、目の前に映し出される己の腰の画像、3Dの画像に釘付けになりました。鮮明に映し出される画像、かー君先生の丁寧な説明。誰の目にも明らかなほど大きなヘルニアです。認めざるを得ない訳です(当たり前)。自分の身近な周りにも椎間板ヘルニアや頚椎ヘルニアの人がたくさんいます。そして皆の苦労も良く知っています。ああ、これからずっとこの病と付き合って行かなくてはならないのか・・・と思うと、一瞬目の前が真っ暗になりました。なぜか今まで「自分はただの腰痛持ち。ヘルニアなんて大袈裟なものな訳がない」と高をくくっていたのですが、まあ、なって当然かなという思いもあります。バスケ、スキー、ゴルフ、マラソン。長時間のデスクワーク、身長が高いので姿勢が悪くなってしまい、腰に負担がかかっていたこともあるかもしれません。そして数年悩まされている慢性的な腰の痛み。ただの腰痛持ちでは片付けられない痛みの原因がはっきり分かったので、気持ちがスッキリしました。

「えっと、とりあえず、スポーツは3ヶ月厳禁ね。
ゴルフ、マラソンだめよ。」

はい、了解です。長い人生、多少ブランクがあっても無問題。
かー君先生いわく、ヘルニアは一生ものでもなく、画像では残っていても鎮痛剤なしで痛みが消えることも良くあり、スポーツも復帰できることも良くあるので、あまり心配しないことだ、と言われたので、まずは無理せず安静にしておきます。4月の芦屋ハーフマラソンは父や娘達も楽しみにしているので、食材持って応援団として参加しようかな、なんて考えています。多分、今年一年はマラソン休業。一緒に走ろう〜って言ってた皆様、ボランティアや応援団で参加しますのでね!暖かくなれば、マラソンの代わりにトレッキングポールを使ってハイキングも楽しめますしね。ゴルフの方はインターバル後、ボチボチ出来そうです。関係各位、ゴルフコンペはGW前にしてください。(自分勝手w)

という訳で、ヘルニアクラスタの皆様、新米ですがどうぞよろしくお願いします。しかしあれですね。人間って歳を取る生き物なんですね。今まで健康そのものだったのが、ここ2〜3年の間に出るわ出るわ、病気のオンパレード。37歳目前にしてまた一つ追加されました。今まで肉体と精神を酷使してきたツケと言えばそれまでなんでしょうが、みんな同じと言えば同じです。仕事で知り合う方々も、大きな声で言わないけれど大体何か持ってらっしゃる方がほとんど。うちの会社にもゴロゴロいます。病気や障害が起きるのはしょうがない。要は、どう前向きに上手に付き合っていくかですよね。その辺りのバランスを、これから学んで行きたいなと思っています。

とりあえず随分良くなっては来たものの、まだ外を歩ける状態ではなく、ずっと座っているのも無理な状態なので、今日一日もう少し安静にしておくことにします。幸い月曜日、火曜日と、会社や客先と連絡を取り合いながら自宅で仕事を続けることができています。皆のサポートあっての事、ありがたいです。うまく行けば今週末には十分復帰できそうなので、急がず焦らず治して行こうと思っています。というわけで、またもや長い記事にお付き合いいただきありがとうございました。

それでは、今日も皆様良い一日を。



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それでも世界は回り続ける


世間一般、今日が仕事初め、学校初めだったのではないでしょうか。
世の中が新年のスタートで盛り上がる中、僕は自宅で仕事を行なっていました。留守番のパートナーは水疱瘡で学校をお休みしている長女です。何この病人家族。当たり前と言えば当たり前ですが、ぎっくり腰を発症してから一度も外出していません。もとい、できません。相変わらず何をするにも時間はかかりますし、常に痛みに耐えている状態です。それでも、なんとなく可動領域も広がって来たように感じますし、「この体勢ならまだ楽」というような体位の勘所(なんかやらしいな)なども掴めるようになってきました。

しかし、いくらマシになったと言っても、動けないものは動けないですし激痛も走ります。身体の不自由は精神的なダメージを生みますね。ついでにメンタルの話をすれば、なんと言っても「仕事ができない」という焦り、そして「乗り遅れ感」。これがものすごい罪悪感と焦燥感を生みます。「止まると死ぬ」というマグロ体質(性格?)も影響しているのかもしれません。幸い、PCと携帯、ネットさえあれば何とかなる仕事。今日も朝からSkype、電話、メールで関係各署と連絡を取りながら出来ることを進めることができました。こういう時、時間や場所を選ばないツールを使って仕事ができるというのは便利です。それでも、イスに連続して座ってられる時間にも限界があり・・・やはり休み休みにはなってしまいますね。これもまた歯痒さを生むのです。

そんな中、心から実感したのは周りの仲間達のサポートのありがたさ。一人では何も出来ないんだなと心から実感しました。自分がいなくても仕事や会社は回り続ける。これ本当です。一重に皆の協力のお陰です。感謝感謝です。


恐らく明日もこの調子が続きそうですが、少し歩けるようになって来たので病院に行こうと思っています。幸い旧友が整形外科医として近くの病院に勤めているのでタイミングが合えば診てもらおうかと。やはり一日でも一時間でも早くこの苦しみから解放されるのであれば、その方法を取りたいですから。明日も少しでも良くなっていますように。

日にち薬、日にち薬。