リレーマラソンは、タスキと思いやりと笑いを繋ぐスポーツ

長いランナー生活ですが、今までリレーマラソンに出場したことはありませんでした。しかし出てみると、こんなに面白いなんて!

今回、縁あって所属しているランニングチームの皆さんと大阪リレーマラソン(大泉緑地)に出場しました。8人編成で一人2周か3周。僕は一走目を仰せつかり、最前列からスタート。タスキを持って最前列からスタートするなんて、まさか自分の人生で経験するなんて思ってませんでしたが、気持ちの良いものですね。ガチランナーの皆さんのスタート後の猛ダッシュについていけたのは、最初の500mだけ。笑

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タスキを巻いて走ると、自分だけのレースではなくなります。チームみんなのためにがんばってタスキを繋ぐ。誰かが帰って来たらみんなで並走して盛り立て、声をかける。まさにチームプレーです。いいなあ。

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今日の目標は「みんな怪我なく、楽しむ!」。目標はクリア出来ただけでなく、なんと、3時間1分、74チーム中7位の記録付き。みなさん、大激走で年下の僕はその頑張りにただただ脱帽です。H田さんのありがたい差し入れの鱧と日本酒をいただきつつ、プチ慰労会。ごちそうさまでした。

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今日は各地でチームの皆さんが様々なレースに出ておられました。全国的に天気も良かったようで、素晴らしい一日になりましたね。

心に響く瞬間

土曜日は次女の運動会でした。

学校行事は、それが運動会であっても音楽会であっても、心にぐっとくる瞬間が何度もあります。歯を食いしばって走る子たち、負けて悔しそうに泣く子たち、近隣の中学校の吹奏楽部の演奏もすべて、普段どれだけ練習してるんだろうと思うと、心に響くものがあります。運動会は通常、赤組対白組で行われますが、4年間負けなしだった次女が今年初めて敗れて悔しそうにしていたのも、親からすると良い経験になってよかったと思います。

演技やリレーを見ながら、普段の仕事では味わえない「グッと来る瞬間」を何度も味わいました。この気持ちは感動と言えば良いのでしょうか、実際なんと表現すれば良いのか分かりませんが、こういう心に響く回数が多ければ多いほど、心が成長するような気がします。学校行事だけでなく、映画を見たり、演劇を観たりすることも同じかもしれません。これぞまさに心の栄養。心は養うことで成長するんだろうと思います。

(写真は本文と関係ありませんが夜のCostcoです)
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豪雨の前にナイトラン

北浜のTHE LINKS で打ち合わせを終える頃、僕の頭には「帰宅したらナイトラン」の言葉が浮かんでいました。そして、北新地を抜けてJR大阪駅に差し掛かる頃には、それが決意に変わっていました。なぜなら昨夜はランニングチームの神戸部会の練習だったのですが、仕事が忙しくて走ることができず、とても残念な思いをしたからです。

空腹とか、JR神戸線の遅れなど、「ランをやめるべき理由」を一つひとつ消しながら、久しぶりに単独のナイトラン7kmを楽しみました。今日は一日、血液が停滞しているかのごとく身体のだるさ、頭の重さとの戦いでしたが、運動と発汗は老廃物を排出してくれるようです。随分とスッキリしました。

帰宅してしばらくすると雷ゴロゴロ、土砂降りの雨。

そうか、今日一日の絶不調はこの雨のせいだったんだな、と、低気圧に敏感な体質だったことを忘れてしまうのでした。雨が降る前は頭に漬物石でも乗ってるんじゃないかというくらい、だるく、重く、しんどいのです。

そうそう、6月1日から弊社は19期目に入りました。ステークホルダーの皆様に感謝しつつ、19期、しっかりと、より良い会社、より良いくらし、より良い社会のために邁進したいと思います。

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アンチITという立場でありたい

アンチIT、アンチSNSと言えばいいのでしょうか。僕の仕事はIT技術を駆使して世界を住みよくすることだと思っていますが、その生業とは裏腹にIT技術に対するアンチテーゼが生きる原動力なのかもしれません。

ITは世界を良くしたのでしょうか。人々を幸せにしたでしょうか。仕事を効率化したでしょうか。人々の生活は、時間から解放され豊かになったでしょうか。

大方の人々が感じ、気付いているように、答えは明白かつ残念ながら、「否」です。

ミシャエル・エンデの「モモ」ではありませんが、世界がITによって便利になり、時間に余裕が出来たとしても、結局「時間泥棒」によって隙間が埋められることにより、マルチタスク化が進み、便利がすべて虚無、妄想であるということが証明されてしまうんです。AI、ロボティクスは、人々から仕事と糧を奪い、一部の資本家を更に富ませるだけの結果となります。そこに幸せな世界はあるのか。答えは資本主義経済の限界、つまり圧倒的な富を得る資本家と、それ以外の人々のディバイドです。その暗くて深い溝と、圧倒的大多数の人が少ない糧を求めてコマネズミのように働き続けなければならないことが全ての答えです。

日本はとても幸せな国です。いまだに。
そう言える要因はいくつかありますが、僕の持論で言うと、そこは日本語の特異性によるものではないかと思います。つまりグローバリゼーションの波が来ても、世界が諦めてしまう程の複雑怪奇な、わびさび的、空気を読む的文化と、大きくも小さくもない規模のマーケットと、日本語の難しさによるものです。だから、日本は鎖国政策をしなくても、守られた国なんだろうと思います。

タイトルに戻りますが、やっぱりネットやSNSから離れて直に人と会い、走り、食べ、飲み、楽しむというのは安心感を生みますね。とても癒やされるし、ホッとするし、生きるためのモチベーションに繋がります。

昨夜はランニングチーム・神戸部会のメンバーの方のラストラン、そして送別会でした。ランで結ばれた堅牢な関係から生まれる絆は、ただただ楽しくて素敵です。

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面倒くさいのに書いてしまう

もうブログなんて面倒くさいな、もう書くものかと思ってPCを一切開かなかったとしても、中一日空くと書いてしまうのは、12年続けている生活の一部になっているからでしょうね。

人間というのは面白いもので、起きていようが寝ていようが、その時その場面で考えなけれならないことを文字通り24時間考えてしまうようです。寝る時に考えていた数式が、夜中目覚めた時にその続きをやっていたり、これを言ったらだめだろうなと思っていたことを言ってしまって、夜中に焦って目が覚めたりするものなんです。

よし、いよいよ月末ですね。流れないよう、一つひとつ、やるべきことを愛情をもってこなして行きましょう。
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緑と青と白

プライベートゴルフ。
気の置けない仲間たちと楽しい時間を過ごさせていただきました。

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ゴルフは大人のピクニックと言われます。

皆で一緒にコースを歩き、大笑いし、声を掛け合い、プレーを楽しむ。スコアは二の次、三の次、仲間たちと自然の中で過ごす時間は素晴らしいものです。今日は特別天気も良く、生き生きとした緑の上には青い空が広がり、白い雲がプカプカと浮かび、本当に気持ちの良い一日でした。

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野菜から食べ始める

忙しい日々が続いていますが、日頃の食生活は出来るだけ規則正しくを心掛けています。まず、食事は出来るだけ野菜から食べるようにしています。炭水化物は少なめにし、タンパク質を大目に。朝はスムージーからスタート、昼は野菜大目でたっぷり食べ、夜はタンパク質を。

会社近くのインド料理屋は、インドやシンガポールの来客との会食だけでなく、日本人同士で行っても最高ですが、ここでオーダーするマトンのシークカバブなんて、いかにも肉肉しくてディナーとしては最高です。

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オフラインの時間

仕事の時間はもちろんのこと、街を歩いていても、電車で移動していても、自宅のリビングにいる時も、あまりにも多くの情報にさらされ、時として疲れてしまうことがあります。

情報の洪水に流されてしまい、落ち着いて自分の考えを熟考することができず、ただ流されてしまうのは心身共に良いことではありません。すごく疲弊し、憂鬱になり、世の中が嫌になることすらあります。

そんな時は、オフライン。
思い切って何も見ない。スマフォはもちろん、TVも音楽もオフにして、目を閉じ、深く考えます。ランニングの時間も頭の整理作業に有益な時間ですが、それでも、走っていると当然のことながら目を開けている訳で、否応なしに情報は入ってきてしまいます。

「サピエンス全史」を著したヘブライ大学教授のユヴァル・ノア・ハラリは、一日のうち二時間の瞑想を日課にしているということです。瞑想を行っていた有名な人物としてスティーブ・ジョブズもいますが、彼が生み出したPCやアイフォンやウェアラブルウォッチによって、結果的に人類はかつてよりも多くの情報にさらされ疲弊するようになったわけで、それってどうなのと思ったりしますが、シリコンバレーのテック企業がこぞってマインドフルネスを取り入れているのを見ると、テクノロジーと精神とは表裏一体なのかなと思ったりします。

いずれにしても、現代における知の巨人ハラリのように、一日二時間瞑想を行うことによって、近視眼的かつ局地的な視点で流されつつ、必死に社会の中で生きることから少し離れて、物事を俯瞰し、大局的視野を持つようにすることは、自分の立ち位置を確認し、世の中がどこに向かっているのかを見、善悪の判断をし、情報のフィルターを研ぎ澄ます上でとても役に立つのだろうと思います。

オフラインにする時は、ある意味で人間としての生存本能が働くのかもしれません。
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辺境への憧憬

この週末は瀬戸内の島々をボンバルディア機から見下ろしながら空の旅を楽しんだ訳ですが、小さな島に小さな防波堤があったり、数軒の民家があったり、こんな山の中に!というような場所に、農道なのか林道なのか分かりませんが、道があったりして、辺境への興味がどんどん掻き立てられて行きます。

とても便利なことに、今はGoogle MapsとGoogle Earthで世界中をバーチャルトリップすることができます。例えば、ふとした瞬間に「ニューヨークのロングアイランド島の先端はどうなっているんだろう」と疑問に思っても、マップやストリートビューで確認することができるんです。「ジブラルタル海峡ってどんなところなんだろうか」と思っても、経営管理論の文献を側に置き、僕は即座に自分のMac Bookを経由して、辺境を旅することが出来るんです。おかげで勉強が捗りません。

憧憬は抑えることができず、自宅の書庫には数多くの旅に関するエッセイが並び、旅情が掻き立てられるような新幹線や飛行機の機内誌、クレジットカードの会報などのバックナンバーがところ狭しと並んでいます。その中でも、一番のお気に入りがこちら

世界遺産サンティアゴ巡礼路の歩き方
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世界遺産に登録されている道、サンティアゴ・デ・コンポステーラのガイドブックです。僕はいつかフランスからスペインに至るこの道を歩きたいと思っているのですが、これも辺境への憧憬の一種でしょうか。

大きなリュックを担ぎ、一人で見知らぬ土地をひた歩く。古城を眺め、石積みの橋を渡り、宿がある村でワインを飲み、チーズを食べ、自分でバゲットサンドを作ってまた歩く。想像するだけで素晴らしいではありませんか。

今のところ、僕の人生の目標は「辺境人間」になることです。

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