この週末は瀬戸内の島々をボンバルディア機から見下ろしながら空の旅を楽しんだ訳ですが、小さな島に小さな防波堤があったり、数軒の民家があったり、こんな山の中に!というような場所に、農道なのか林道なのか分かりませんが、道があったりして、辺境への興味がどんどん掻き立てられて行きます。
とても便利なことに、今はGoogle MapsとGoogle Earthで世界中をバーチャルトリップすることができます。例えば、ふとした瞬間に「ニューヨークのロングアイランド島の先端はどうなっているんだろう」と疑問に思っても、マップやストリートビューで確認することができるんです。「ジブラルタル海峡ってどんなところなんだろうか」と思っても、経営管理論の文献を側に置き、僕は即座に自分のMac Bookを経由して、辺境を旅することが出来るんです。おかげで勉強が捗りません。
憧憬は抑えることができず、自宅の書庫には数多くの旅に関するエッセイが並び、旅情が掻き立てられるような新幹線や飛行機の機内誌、クレジットカードの会報などのバックナンバーがところ狭しと並んでいます。その中でも、一番のお気に入りがこちら
世界遺産に登録されている道、サンティアゴ・デ・コンポステーラのガイドブックです。僕はいつかフランスからスペインに至るこの道を歩きたいと思っているのですが、これも辺境への憧憬の一種でしょうか。
大きなリュックを担ぎ、一人で見知らぬ土地をひた歩く。古城を眺め、石積みの橋を渡り、宿がある村でワインを飲み、チーズを食べ、自分でバゲットサンドを作ってまた歩く。想像するだけで素晴らしいではありませんか。
今のところ、僕の人生の目標は「辺境人間」になることです。