ベイエリアで最も好きな場所のひとつ、Hacker Dojoでエンジニアのマインドセットについて再考する

このブログでも何度も紹介している、Hacker Dojo.
ここの雰囲気とコンセプトが大好きで、今回の出張の第一訪問先となりました。

仕事のメインは、この夏のテックキャンプに参加している学生さんたちを見ること、そして、今現在、提携している大阪の某工業大学の先生方と検討しているプロジェクトについての相談、そして何よりも大ファンである、重鎮・水野さんに会いに行くことです。笑

がんばる学生さんたち

エンジニアのための場という意味では、シリコンバレーの中でも地味でありながら長くその存在を保っている Hacker Dojo。この空気感、泥臭さ、手作り感のすべてがいい。好きなことをやる人が、好きなことができる場。

基本的なルールしかないこの場所は、やはり、特定の大学や企業の色がつく場所であってはならないのですよね、だって、日本で同じことをやろうったって、うまくいかないのですから。そこは、箱(施設)が先行してあるのではなく、エンジニアやギークのマインドセット(好きなものを好きなように人の目を気にせず作るんだよ)が基本にあるからこそ、自然発生的にできる場所であるのです。

だって、新しいアイデアの源泉って、技術と技術の交差点で発生する事故のようなものなのですから(と、僕は信じています)。

やっぱり場を作るのは人。
人が場を作る。

しかし、マネタイズに関しては難しいのは事実でしょうね。Hacker Dojoを運営するNPO法人も、利益追求団体ではないからこそ、潤沢な資金がある訳でもなく、Googleによって家賃が高騰してしまったMountain View から、仕方なしにSanta Claraに移転してきた経緯を持つのです。(自分としては、いつもいる場所から道路一本で行ける Mission Colliedge Blvdに移転してきたので嬉しいのですが)

それでも、10周年を迎えるのは、やはり熱心なギークたちがいるからこそで、そこがまた素晴らしい!

ベイエリア初日から、エンジニアのマインドセットについて考えることができ、たっぷり元気をもらえました!

明日からは本格的に業務がスタートします!