自分の中で、週に一度の休肝日は大きな目標です。
お酒を飲まない人からすれば、なにその簡単な目標はと思うかもしれませんが僕の中では大きな大きな挑戦、見上げる程の高い壁です。例えるなら棒高跳び部に入ったばかりの中学生一年生が、いきなりセルゲイ・ブブカと同じ高さのバーを飛べと言われるようなものです。
なぜなら、お酒は習慣であり、マジックであり、鎮痛剤であり、リラクゼーションへのトリガーだからです。仕事を終えた後、困憊して白濁とした思考を覚醒させるためにはキオスクのハイボールが必要です。この一本で帰りの電車がとても楽しくなり、生産的になり、クリエイティブになります。僕の中での休肝日というのは、前日飲み過ぎて翌日二日酔いになった時に、だめだ今日はもうお酒いらない、という日がほとんど。これじゃ健康的な休肝とは言えませんね。
しかし昨夜、東京から帰阪する新幹線、そして在来線に乗り換えた後も、今まで経験したことのないような頭痛に襲われました。新幹線では一仕事終えた後にゆっくりと寝ていたし、隣も空席で足を伸ばしてストレスなく広々と出来ていたのですが、とんでもない頭痛。確かに品川での懇親会でビールを飲み、二次会のアイリッシュバーでもデュワーズのソーダ割を二杯飲んでいたのですが、新幹線ではミネラルウォーターとスタバのコーヒーを持ちこんでいたので、天候と気圧(新幹線の気圧はいつまでたっても苦手)によるものだとは思うのですがやっぱり怖いですよね。不安。
そこで今日こそは休肝してやる!と固く決意し、まず第一関門である大阪駅のキオスクはパス。電車では本を読んで誤魔化し、一つ目の停車駅で友人のUさんに出会い(笑)、仲間の意見も聞いてみようと、健康にとても詳しいながらもハイボールはこよなく愛する親友に「休肝日は作っているのか」と唐突にメールをしながら駅に着いたのですが、最後の関門「セブンイレブン」で買っちゃいました。あかんやん。
ただ、最近はハイボール一缶を炭酸水でかなり薄めて飲むということをしています。これでもだいぶ違うはず。たくさん飲めるし、アルコールも弱いし、なんだか経済的でもあるし。気持ちも楽です。そして頭痛の原因がわかりました。天気予報を見ると水曜日と木曜日は雨じゃないですか。そりゃ頭痛くるはずだ。
しかしやっぱり、休肝はした方が良いですね。