【検証】僕達はかつて海だったところを走っている

友人NさんがシェアしていたデイリーポータルZの記事がとても良く、今日はその真実を探るべくジョギングをしてきました。というのも、その記事はかつて防波堤だったところがそのまま道路になっていることを、千葉の浦安と兵庫の芦屋で検証している記事で、芦屋の防波堤跡は僕は日々走っているとても身近な場所だったからです。

浦安と芦屋の海を失った防波堤(デイリーポータルZ)

芦屋で臨港線と呼ばれている道路沿いのコンクリートのこの壁が約50年前まで海と陸を隔てていた防波堤です。

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赤が自転車優先、緑が歩行者優先で色分けされていますが、下の写真の向かって左側はかつて海だったところ(埋立地)になります。写真に写っているのは兵庫県立国際高校という授業を英語で行う帰国子女が半数を占める高校です。そのさらに海側にはシーサイドタウンがあり、今では運河を挟んでさらに南側にも広大な埋立地が広がっています。この防波堤も随分内陸に位置するようになってきました。

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右側はかつて防波堤に守られていた宅地です。明らかに埋立地側よりも海抜が低いですよね。いつも走っているところなのにあまり意識したことはありませんでした。改めて見ると、この作りは明らかに防波堤ですよね。芦屋浜は1969年から埋め立て事業が始まりましたので、今から46年前、ここから先は海だったということが分かります。

かつての防波堤に向かう傾斜です。

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記事によると、防波堤は相当に頑丈な作りになっていて、破壊するのが大変だそう。それに別に破壊しなくても埋め立ててしまえば、土台としてはしっかりするので良いような気がします。

ここはかつて水門だったんですよね・・・感慨深いです。

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芦屋浜はかつて、松林が美しい砂浜でした。
今でも芦屋川沿いの公園にその名残を見ることができます。今日は1月17日。震災で亡くなった方の慰霊祭が行われていました。走ったのは夕方なのにまだ記帳に訪れている人がいました。こういう光景を見る時に命について考えさせられます。

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人間のすごさは、一人一人は小さいにも関わらず海を埋め立て、建造物を作ることです。それはまるで大きな蟻塚を作る蟻のようでもあります。僕が巨大建造物に惹かれるのは、そういった点からかもしれません。

人生の半分を超えた


震災から21年。
自分の人生の半分を越えました。都市型災害への備えと命と成長。来るべき南海・東南海地震にも備えなければなりませんよね。元日は一年単位ですが、毎年1月17日は、震災から経過した年数分だけの「振り返りと、これから」を考えさせられる日です。


昨夜は家族のリクエストで焼肉へ。
ファミリー焼肉というのはよく出来ていて、子供達を連れて行っても楽しめるメニューがたくさん揃っています。確かに肉の質は落ちますけれど、良い焼肉屋へは大人同士で行けば良いのであって、やっぱり、ポテトフライやお子様セットなどがあった方が子供たちは喜びます。来週も週末を含めて出張になりますので、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

明日夜からの渡米に備え、今日はしっかり休養したいと思います。年齢なのか、ほんと体力の回復に時間が掛かるようになってきました・・・トホホ

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人、感謝、落ち着き


一週間の東京出張を終え、新幹線で帰阪中です。
ようやくゆっくりと座った気がします。

今週は本当に毎日、ありがたいことに朝から深夜までビッシリ予定が詰まっていて、一人でご飯を食べることが全くありませんでした。色々と体力的に挑戦となる一週間でしたが、様々な人とお会いでき、それら全ての出会いは財産となりました。

今週お会いした皆様方、一人一人に御礼を個別に言うことはできませんが、本当にお会いできて嬉しかったです。ありがとうございました。

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会食で散々飲んだ後でも、やっぱりシメはハイボールです。旨い!

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共通言語

怒涛の打ち合わせと分刻みの移動ラッシュ、移動中の地下鉄ですらメール対応に追われながら、最終の2時間半に渡る会議を終えた後、「マラソン」という共通言語で話す取引先の社長と酒を飲みながらのアフターミーティング。

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今日学んだことを備忘録として。

・100kmマラソンは絶対に経験すべし。
・丹後半島ウルトラマラソンをまず経験すべし。
・村岡ダブルウルトラランニングという兵庫県の大会は、標高差が尋常でない上にマイナー大会ゆえに人もまばらでかなり精神的に追い込まれる。精神力を鍛えるにはベストかも。
・飛騨高山ウルトラマラソンはかなりきつい。でも、宿場町を走るからメジャーな大会である。
・UTMF(ウルトラトレイルマウントフジ)に出る人は変態中の変態である(完走した友達を、僕は知ってます・・・しかも女子・・・)
・素人はまず、六甲縦走で足腰を鍛えるべし
・ウルトラマラソンの各サイトにアクセスすれば分かるが、大会の題字は大抵、筆文字フォント(個人的に爆笑)

なるほど!
・・・てか、僕のようなファンランナーは出れないし、絶対に出ないし!!笑

新幹線で考える地方と自分の関係

東京に向かう早朝の新幹線から更新です。

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昨日、広島の地方都市から帰って来ました。
向こうでは隣組で協力しながら田んぼで行う「とんど焼」を見、もうすっかり年老いてしまった親戚筋や、小さい頃、遊びにいく度に世話してくれた父の同級生や近所の方などと一緒に日本酒を酌み交わしました。若い人(アラフォーなんて全然若い)がいないので、物珍しいのか皆さん寄って来てくださいました。とても楽しい一時でした。

近代史における日本人は農耕民族で、土地に根付いて畑を耕し穀物や野菜を育て、村や集落など近所の人達と協力しながら土地に寄り添って生きて来ました。土地を離れるということは逆に大きな挑戦だったのかもしれません。社会の仕組みがかなり変化した現代でも、そういった土地に根ざす人々がいるからこそ、農業が営まれ、里山が管理され、ある人たちにとっては帰る場所になっているのでしょう。

高度に交通インフラが発達している日本では、都市と地方との距離はさほど遠くはありません。今回の僕のように、週末を地方で過ごし、帰宅した翌朝には新幹線で東京に向かう・・・ということも十分に可能です。高齢化している地方だからこそ、何かの形で関わりを持ち続けていくことが大切だと実感しました。自分も若いと思っていたけれど、親世代が徐々に高齢になって行くのを見ていると、専門的なこと(例えば農業や山仕事など)は何も出来ないけれど、逆に出来ることは学びながら手伝わせてもらいたいなと思っています。

さて、今週は東京で生活です。
皆様も素敵な一週間をお過ごしください。
 

いい旅・夢気分

地方の旅館に泊り、露天風呂に入り、日本酒、または瓶ビール(生ビールでは情緒がない)で会席料理をいただく。これぞ、いい旅夢気分の世界です。

正月に帰省できなかった代わりに、両親共に祖母と親戚が住む広島の山間部に遊びに来ています。昼間はとんど焼きを見ながら竹を割った猪口で酒を飲み、夕方から旅館に場所を移して温泉三昧、夜はカラオケルームで一家熱唱です。ああ、いい連休だ。

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味わい深い水辺の光景

夕方からのジョギングは、暗さとの追っかけっこです。
16時にスタートして1時間半くらい走ろうと思うと、帰りはもう18時近くになります。冬場は17時を超えれば一気に暗くなってしまいますから、そこを考慮しながら、帰りは人や車が往来する幹線道路を走るようにルートを組み立てたりします。

夕方のジョギングの値打ちは、刻一刻と移り変わる空の色。たまには定番の河川敷〜海沿いのジョギングコースではなく、幹線道路を西に向かっても良いかなと思ったりするのですが、広い空を見ようと思うと、海に足が向いてしまいます。

水辺には、人が集まります。散歩にジョギング、買い物帰り。人の営みを走りながら見ていると、それぞれの何気ない日常のドラマに思いを馳せることができます。とても味わい深い時間です。

味わい深い

味を感じるだけでなく、味わうには時間と気持ちの余裕、そして、集中するための環境が必要です。バーで一人で飲む酒と、友人たちとワイワイ飲む酒。どちらも美味いことに変わりはないですが、「味わう」には前者の方が向いています。ジョギングの時間はまさに一人。一人で様々な光景を見つつ2時間弱も走るのですから、味わうには最適な時間です。

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Quadcept 1月展示会

家電業界の1月といえば、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)ですね。ちょうど今、ラスベガスで開催されていて知人もたくさんアテンドしており、FBのタイムラインで最新のアップデートが流れて来ます。楽しそう!

さて、電子業界も1月は展示会が多く、Quadceptも来週から二週連続で展示会に出展しますので少しご案内。まず第一弾は、1月13日〜15日まで東京ビッグサイトで開催される「インターネプコン2016 プリント配線板エキスポ」です。今回はDigi-Key連携に加え、PollExとの連携による各種コンバート機能などをデモします。

大阪府立大の超小型人工衛星「OPUSAT」の3Dモデルも展示予定。人工衛星の開発現場で実際に使用しているリレーショナルグラフ生成ツール「BALUS」のデモも行います。「BALUS」は、ものづくりの現場をスマート化する「Open Model-Based Collaboration」を推進するために開発されました。是非、お楽しみに。

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そして、第二弾は1月19日〜21日まで、シリコンバレーの中心地、サンタクララ・コンベンションセンターで開催される「DesignCon2016」です。こちらも昨年に続き二年連続の出展になります。

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Quadceptもシリコンバレーでの知名度が上がってきており、今年もたくさんの来場が見込まれそうです。この展示会は2月くらいに公式ブログで開催レポの予定です。

これから怒涛の出張ラッシュ。
体調を崩さぬよう、しっかりがんばりたいと思います。

気付きの備忘録

今夜4軒飲み歩いて気付いたこと、学んだことを備忘録として。

・人類は重力というレギュレーションを越えてワープ技術を獲得して初めて宇宙人とダイレクトに接触できる。逆に言えば、ワープ技術を持たない人類は未だ宇宙の中では原始人的な扱いであるからこそ、宇宙人からは無視されている存在である。

・言葉の力というものがある。いかに、分かりやすく噛み砕くか。そこに、コミュニケーションが存在する。

・既存のルールの延長戦上ではイノベーションは生まれない。銀座住まいという住所を得るためには、公共駐車場に車を入庫し、二度と出庫せず、車で寝泊まりし、そこで廃車にするくらいのメソッドジャンプが必要である。

・傍流から新しい物が生まれる。

・「なんとなく上手く行っている」という感覚が実は一番重要である。戦略、手法は結果があって初めて良し悪しが判断されるが、感覚的に正しいと思うもの、脳波が本能的に一直線に向かう方向に、時間の逆行と予知が存在する。

こういう風にリスト化すると・・・今日出会った人々は皆、異次元の世界に存在する人達だなあと冷静に思うものの、実はそこに真理があるのかもしれないと思う今日この頃です。(笑)

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