素敵な名言


二週連続で金曜ロードショーは宮崎アニメ。先週は「カリオストロの城」、今週は「紅の豚」。宮崎アニメには「名言」がいっぱいです。仕事が遅くて両方共リアルタイムでは見れませんでしたが、もちろん録画しています。
カリオストロの城の名言といえば、銭形警部がクラリスに言う「ルパンはとんでもないものを盗んで行きました。あなたの心です。」が一番有名ですが、僕が一番に選ぶとすれば、不二子がカリオストロ城の地下でルパンに再会した時に言うこのセリフです。

「教えてあげてもいいけど、あたしの仕事の邪魔しない?」

お互い別々の目的のためにカリオストロ城に潜入している二人。同じチームではないけれど昔の馴染みで助け合うというところ、二人の関係の長い歴史と信頼関係を垣間見ることができます。そしてとにかく「あげてもいいけど」という言葉が非常に艶やか。一度は女性に言われたいセリフです。言われるシチュエーションが全くイメージできませんが。理解してもらえるかどうかは別にしてカリオストロで僕が一番に選ぶ名言はこれですね。

そして紅の豚。
知られていないかもしれませんが、紅の豚には名言がたくさん。ポルコのかっこいいセリフはもちろんですが、やはりここではジーナのセリフを取り上げないわけには行きません。全部良すぎてピックアップすることはできませんが、ここはあえて二つフィーチャーしましょう。

「いけない?ここではあなたのお国より人生がもうちょっとだけ複雑なの。」

「いくら心配したってあんたたち飛行艇乗りは女を桟橋の金具ぐらいにしか考えてないんでしょう。」

セリフの前後のシチュエーションはもちろんですが、言葉の言い回しがお洒落。加藤登紀子さんがジーナの声を担当されていますが、あの声でこのセリフですから、全てが名言になってしまいますね。とにかく年をいい感じに重ねた大人の女性が言う言葉です、奥深いですね。

真似をしようと思ってできることではありませんが、こういうことを言って(あるいは言われて)様になるような大人になりたいものです。あ、もう36歳、立派なオッサンでした。