良記事を見つけたのでご紹介。
「キーワードは「希少性」?年収1億円と
年収300万円の格差の原因はグローバル化」。
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人と同じが良い、横並びの価値観はグローバル化の
中での生き方としては、
間違えた戦略と言えます。人と一緒ではなく、
人と違うことに価値が生まれるのです。
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なるほど、腹落ち、もとい、御意。
この記事は全業種に当てはまると思うが、
自分的には下記のようなケースに適用してみた。
受託仕事を行う中小Sierに多いビジネススタンス、
「何でもやります」。
このスタンスは、営業的に
「一番やりやすい」スタイルだ。
とりあえず客ウケも良いし、
いろんな仕事が取れるし、舞い込む。
一見とてもよい営業スタイルのように見える。
しかし、このやり方では会社は長続きしない。
例えば、仕事の量は一時的に増えるかもしれないが、
目先の仕事にリソースが取られてしまい、
本当に「やらなければならないこと」、
つまり中長期事業計画、ビジョンの実現に
リソースを注入できず、事業計画の修正を
しなければならなくなる可能性が格段に高くなってしまう。
せっかく良いアイデアがあるのに目先の仕事に
追いやられてしまい、リリースの時期が遅れてしまう。
もう一つの点は、自社の強みがぼやけてしまうこと。
社員も自社の強みが見えなくなり、
結果的にESの低下につながるし、
実は対外的にも大きな営業を及ぼす。
あの会社はなんでもフットワーク軽く
やってくれるけれども、
一体何屋さんなんだろう。
このイメージは、
例えばその分野で更に安い会社が表れてきた際の
有効な対抗策にはつながらない。
ただ「フットワークが軽い」だけの会社になる。
品質を上げる、価格を下げるというのは確かに差別化にはつながるが、
例えば賃金、価格が安い新興国が台頭してきたら?
今は安かろう、悪かろうの時代ではない。
安かろう、良かろう、にシフトしつつある。
競合が多いところで商売すると、
余程の「とがった何か」がなければ
持続性を保つのが困難になる。
「何でもできる」というスタンスは、
この記事でいうところの、「希少性」が薄れ、
競合が多いところに突っ込んでいくようなもの。
つまり何でもできる、というのは、=
誰でも気合いと根性さえあればできる、という
ことにつながる。
これからは人と違うこと=価値 という時代になっていく。
今一度、事業モデルを見直し、
希少性のあるところに経営資源を
集中させていくこと、そしてそのドラスティックな変化を
どれだけ早く行うことができるか、が
利益率向上への分岐点になっていくことは間違いない。
速度の速い時代、一年のロス=致命傷 に直結する。
「競争の激しいところ」に自らを追いやり、
独自性、希少性が失われていくことだけは避けるべき。
最後は、決断だ。
希少性について
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